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レブ・ビーチ 「G3ツアーに参加するのが俺の夢」

2011年始めにイタリアのラジオ局でのインタビューに答えるレブ・ビーチの動画がありました。ちょうどWHITESNAKEの"Foevermore"が完成し、リリース直前の頃で、以下は一部の和訳です。

ギタークリニックで来たんだよね。君のはどんなクリニックなんだい?

ギタークリニックは皆それぞれのやり方があると思うけど、俺の場合は音楽学校で学んだタイプのギタリストじゃなくて、他のプレイヤーを見て学んできたから、できるだけ参加者に興味を持ってもらえるようにやってるんだ。技術面の解説、他のプレイヤーとの違いとか、俺のスタイルについてとか。多くのバンドで演奏してきたから、そのあたりの面白い話をしてる。あとインスト曲についてとか。

ギアについてはどう?レコーディングとステージ用の機材は違うのかい?

それはバンドによるな。ギター1本でも輸送費が高いからね。WINGERなら機材はほとんど現地でレンタルだ。俺は沢山のペダルを使うタイプじゃないし、基本的にはギターとマーシャルアンプがあればそれでOKなのさ。
WHITESNAKEでは、ほぼレコーディングで使用した機材をツアーに持っていくけどね。

作曲はギターでするの?

ロックの場合はギターを使うね。もう少し複雑な曲を作る場合はキーボードを使う。いいヴァースができると、いいコーラスが必要になるだろ、(そういうのはキップ・ウィンガーがすごく上手いんだけど)今のキーからどのキーに行ったらクールかを考えるのには便利なんだ。

WHITESNAKEの新作"Foevermore"について

個人的には前作よりも気に入ってる。
俺は元々ポップな曲が好きで、WINGERでもクールなロックリフに載せてキャッチーな曲をやってる。
WHITESNAKEの素晴らしいところはラジオ向けですごくキャッチーな曲を作るところ。誰もが1度聞いたら一緒に歌える曲なんだ。

レコーディングではデヴィッドのタホにある素晴らしいスタジオに行った。ダグ・アルドリッチがエンジニアをしていたんだけど、俺のギタープレイに対して、「それはいい、それは良くない」と助言してくれたからとても助かったよ。多分、前作のアルバムよりも俺の参加したソロは多くなったと思う。

今回のアルバムでは沢山コーラスをやった。デヴィッドが俺の声を気に入ってね。特に "Foevermore" では俺の歌声がたっぷり聞けるよ。あのデヴィッドのヴォーカルのバックで俺の歌声が響いているんだから、興奮するね。

WINGERのニューアルバムについて

前作のKARMAについてはとても満足している。これから久しぶりのオフがあるから、まずはソロのインストアルバムに取り掛かろうと思ってる。今回のクリニック・ツアーでギタープレイ自体に改めて触発されたのもあるし、ジョー・サトリアーニのやってるG3ツアーに参加するのが俺の夢だからね。
その後、キップの家に行ってWINGERの曲作りを始めるつもりだ。

2つのバンドを両立するのは大変じゃない?

キップが親友で本当に良かったよ。彼には様々なプロジェクトがあるし、彼の収入に占めるWINGERの割合は大きくないからね。キップは多彩な音楽の才能があって、バレーの舞台用にクラッシックの作曲までしてるんだ!

キップは俺のWHITESNAKEでの活動を大切にするべきだと言ってくれている。WHITESNAKEが活動する時はWINGERは休んで、WHITESNAKEが休む時はWINGERが活動するんだ。キップがそうやってスケジュールを合わせてくれるのは本当に有難い。

いろいろなボーカリストと仕事をしてきたけど、アリス・クーパー、キップ・ウィンガー、デヴィッド・カバーデールをそれぞれ一語で例えると?

アリスはANGEL(天使)、キップはComplicated(複雑)、デヴィッドはLEGEND(伝説)

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最後の質問にはぜひドッケンも加えて欲しかった。
ところで、ソロのインストアルバムの製作はどうなっているのでしょうか?WINGERのアルバムとツアーもあるので、暫くはお預けってことかしら。

今日はオマケにこんな動画を貼っておきます。1991年のNAMMショウでのギグです。参加ギタリストは Shawn Lane, Paul Gilbert, Andy Timmons, Reb Beach, Alex Skolnick, Joe Satriani, Steve Vaiということで、このステージには新旧のWHITESNAKEギタリストが並んでいたんです!ヴァイ先生は画面右端にいて、ほとんど映らないけど、最後にはサトリアーニと並んで挨拶してます。このステージ自体(選曲も)がほぼG3(3じゃないけど)のような気がしますが、レブには夢の実現へ向けて頑張って欲しいものです。