1月3日から7日まで、ラスベスガス近郊のリゾートホテルで行われた G4 Experience は近年の中でも特に豪華なラインナップでした。
ピーター・フランプトン、スティーヴ・ルカサー、スティーヴ・モーズ、アレックス・スコルニック、ジョン 5、アンディ・ジェイムズ、コリー・ウォン、エリック・ゲイルズ、マテウス・アサト、ニーリー・ブロッシュ、フィルX、ジョーダン・ルーデス
毎夜行われた豪華ギタリストたちのライブが気になりますが、イベントの主催者のガイダンスにより、G4動画がSNSに投稿されることはほぼ無いため、オフィシャル映像が手がかりです。
サッチとスティーヴ・モーズとエリック・ゲイルズの "Going Down"
素晴らしいジャムになっています。サッチは特にいい音してるなぁ!(感嘆)
会場の写真 (@vaizumi さん投稿より)
スティーヴ・モーズさんのギター、メッチャ弾き込まれてますね😲ここまで弾き倒されたらギターも本望でしょう😌 pic.twitter.com/3qMuYnUA0k
— izumi (@vaizumi) 2023年1月8日
豪華共演も多数あるようです🎸 pic.twitter.com/2nL2wtGIrg
— izumi (@vaizumi) 2023年1月7日
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G4が終わってから、フィルX が熱い感想をギターキッズさながらに動画投稿していました。内容を以下にまとめました。
ピーター・フランプトン、スティーヴ・ルカサー、スティーヴ・モーズ、3人のヘッドライナーたちが、俺たちと同じように地面を歩いているんだ!
ルカサーは世界一多数のレコーディングしたプレイヤーじゃないか?彼は決して音の選択を間違えない。とんでもなく面白くて、話が上手い。「何で俺がここにいるのかわからない、(ギター講師として)俺は最低だろ?だって、ここにいるギタリストは皆俺より上手いんだからな」って講義を始めたんだ。彼はリックの話をして見事に演奏してみせる。魚釣りに行けば必ず釣り上げて帰ってくるのが彼なんだ。こうして自分のギターヒーローに会って話せるなんて最高だ。
スティーヴ・モーズの "On The Pipe" は若い頃コピーしたんだけど、俺と友達では別々の弾き方だったんだ。今回、ステージに出る前の彼にあの曲を弾いてくれないかと頼んだら、快く弾いてくれて、俺は彼の手元をギターに頭をくっつけるように凝視して見たんだ。そしたら、俺の弾き方が正しかったんだ!30年以上経って判明したよ。目の前で彼のプレイを見るなんて、畏怖の心境さ。
そしてピーター・フランプトン。彼は毎回ステージでソロのとき白紙の状態で向かうことについて話していた。彼は脚に封入体筋炎を患っているから杖をついて登場した。その病気は彼の腕や指に及んでいる。彼は言ったんだ「過去にできたことができないことはわかっている。でも工夫して適応し、より強い意味を持つ音をプレイする」俺は鳥肌が立ったよ。彼はその夜プレイしたんだけど、彼のあのプレイは全てそこにあった。『Frampton Comes Alive』を初めて聴いたときに戻ったような気分だ、鳥肌が立ったよ。
そんな人たちと同じ空間にいたんだ。しかもこの話はまだほんの一部さ。エリック・ゲイルズの弾いたソロには驚愕した。直ぐに彼のアルバムを買ってG4からの帰り道に聴いたよ。
ジョー・サトリアーニは凄いよ、彼のバンドも腕利きのミュージシャンばかりだ。あそこで歩いていると、アレックス・スコルニックやニーリー・ブロッシュと会って挨拶を交わす。マテウス・アサトなんていつも俺のビデオ観てるから初めて会った気がしないって言うのさ。(笑)
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コリー・ウォンはG4の会場でマテウス・アサトをゲストに迎えてのPodcastを録音していました。
次世代ギタリストの代表格ともいえるコリーとマテウスのトークはなかなか興味深かったです。マテウスはヴァイ先生やサッチの演奏を聴いてギターを弾いていたようです。そこでもG4の話を少ししていました。
マテウス・アサト
「ジョー・サトリアーニの音楽はそのメロディで一般のリスナーを惹きつけると同時に、ギターオタク達をそのプレイで驚愕させる。その両立はとても難しいのに彼は簡単にやっている。
ジョーのG4での講義を聴いていたけれど、彼は(その曲の表現に)正しいイントネーションとテクニックを得るためにどれほど時間をかけるかを話していた。同じ音符、同じフックだというのに、凄いよ」
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フィルX やマテウスの話を聞いていると、G4は自分のギターヒーロー達に実際に会って話ができた貴重で楽しい場だったようですね。
今年は日本でも沢山のギターヒーローのプレイが観れますように。