10月始め頃に行われたアンディ・ティモンズのインタビューがありました。
息子のアレックス君を学校へ迎えに行き、ジムに寄ってからのスタバで休憩中のアンディでした。(笑)
興味深いトピックが飛び出していましたので、約1時間ほどのインタビューの一部を和訳してみました。

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テキサスの音楽シーンはオースティンが中心なのかい?
確かにオースティンは80年代、90年代に盛り上がったけれど、僕に言わせればバンドはどこにいてもやれるよ。今はインターネットの時代だからね。僕が80年代、90年代にクリニックをやると、「成功するにはどこへ行けばいい?」なんて質問があったけれど、当時は大都市が有利だった。でも今はどこにいても活動はできるし、ツアーすればいい。
僕は Danger Danger の時代でもロスへ行こうとは思わなかった。セッション・ワークにはナッシュビルが良いとかもあるから僕のキャリア的にはそうした方が有利だったのかも知れないけれど、実際はわからない。僕は今の僕の状態で満足しているよ。
ネットによって仕事の仕方も変わったと思うけれど、昔ながらのやり方と新しい技術を使ったやり方、そこはどう思う?
出来る限り昔ながらの手法にしているよ、特に僕のバンドでは。もうテープは使わないけど、マイクを立ててプリアンプを通してって方法を使う。ProToolでは何でも操作できるけれど、それでは(音楽への)誠実さを欠いてしまうと思うんだ。
とは言いながら一方で、僕は現代のテクノロジーの恩恵を享受しているよ。今はビゾネット兄弟(マット・ビゾネット(Bass)、グレッグ・ビゾネット(Drums))のプロジェクトに参加しているんだ。家でレコーディングしてファイルをDropBox(ファイル共有サービス)に入れればいいんだから。マットは沢山のいい曲を書いているよ。"Be on the Red Court" って言うのさ、それから鍵盤奏者もいる、エルトン・ジョンとプレイした人さ。ファイルで曲をもらって、曲を覚えてギターパートを録音するのだけど、数曲はスタジオで集まって11月にレコーディングするんだ。楽しみにしているよ。
やはり部屋に集まって互いの目を見ながらプレイするものに代わるものはないと思う。共に音楽を感じながら。60年代から70年代の優れたレコードを聴いてみるといいよ、彼らは集まってライブで弾いていたんだ。(ファイル交換では)それを再現することはできないんだよ。最近そうやって古い曲を聴いて感動しているんだ。
もちろん ProTools や DropBox を使って(地理的に離れた)ニュージーランドの人と曲を創れるというのも凄いことだ。けれどプレイヤーが部屋に集まり、ライブレコーディングのエネルギーを捕らえることができるなら、そういうときに魔法が起こるのさ。
だから君の質問への答えとしては、僕は出来る限り昔ながらの手法をとっているけれど、新しいテクノロジーの利便性も活用している。
君の素晴らしい個性的なトーンにはどうやって到達したんだい?
僕のシグネチャーペダルを買えばいいんだよ。(笑)それは冗談で、これだと簡単に答えることはできないんだ。いろいろな機会に言っているけれど、自分が理想とするサウンドを頭で想い描くこと。そして自分の耳で追求するんだ。良い耳を持つことが一番大切だ。
そして、弦のピッキングにも個人差や個性があるし、あらゆる要素の結果のトーンだ。僕のトーンを褒められるととても嬉しいけれど、その一方で僕自身はまだ自分が理想とするトーンには全く到達していないんだ。
長年かけてトーンを育てるプレイヤーがいる一方で、若くしてもう完成させてしまった人もいる。エディ・ヴァン・ヘイレンやイングヴェイがそうで、彼らは今でも同じあのトーンだ。
以前のゲストの話で、ZZ Top のビリー・ギボンスの弦の使用ゲージを聞くと、07と答えたそうだ。その理由は、以前は10を使っていたけれど、B.B. King から07を勧められて替えたそうなんだ。君はどう思う?
ZZ Top のあのサウンドが07ゲージで創られているだなんてショックだよ。(笑)僕もその話はビリー・シーンから聞いたことがある。彼もあんな細い弦からあの音が出ているだなんてショックを受けていた。プレイヤーは皆自分に合った弦を使っているのだと思うよ。スティーヴィー・レイ・ヴォーンはあの音を07では出せないと思うよ。トーンの多くは太い弦からくるからね。
僕は若い頃ずっと Danger Danger でも09を使っていた。でもスティーヴィーの影響でファットなサウンドの為には太い弦にした方がいいということで、アルバム『Cockroach』のときに10を使い始めたんだ。それにしてもビリーの07は驚愕だよ、僕には08でも細すぎると感じる。確かイングヴェイは08を使っているんだよね。
Danger Danger のオリジナルメンバーで新しいアルバムを創る可能性はないかな?
可能性はあると思うよ。数年前にオリジナルメンバーで数回のライブをやったんだ。ニューヨークと日本とバーミンガムで。凄く楽しいライブだった。Danger Danger 自体は続いているんだよ、スティーブとブルーノが核となって。オリジナルのラインナップは93年くらいに終わっているんだ。でも根強いファンがいることは嬉しいし、彼らの人生に僕らの音楽と特別な絆を感じているというのは光栄だね。
そうだ、ブルーノ・ラヴェルとロブ・マルセロとポール・レイン(全員現及び旧の Danger Danger メンバー)が The Defiants ってプロジェクトでアルバムを最近出したんだ。Danger Danger のファンには強力オススメだよ、もし Danger Danger がニューアルバムを出していたらこうだろうと思える作品だ。ロブのことは勝手に「ミニ・ミー(僕の小さな分身)」って呼んでるんだけど、優れたギタープレイヤーだ。機会があれば僕が Danger Danger のオープニングをやってもいいね、そして彼らのショウで数曲プレイしたら楽しいだろうな。スティーブ達とは連絡を取り続けているから、いつかの時点では実現するかも知れないよ。
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アンディとビゾネット兄弟のプロジェクトは大いに気になります!話の内容からするとインストのプロジェクトなのでしょうか。楽しみです。
Danger Danger といえば、来月には来日公演がありますね。詳細はこちら。今回はさすがにアンディのサポートアクトは無いでしょうが、将来的に実現したら楽しそう。