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アンディ・ティモンズ ライブ@ Cotton Club Tokyo 2025.03.23 エモくて繊細、極上のギターサウンド

前回の来日が2019年でしたから、6年振りとなるアンディのライブが今回も Cotton Club で3夜連続ソールドアウトで行われました。コロナ禍を挟んだからこんなにお久しぶりになったのね。

コロナ禍直後からアンディは配信ライブ(StageIt)を継続してくれていたので、6年という長い歳月は感じなかったのですが、やはり配信ライブと実際の生ライブでは音が違う。アンディの生音に始終圧倒されながら素晴らしい時間を過ごせました。

私が参加したのは最終日のみでしたが、この日のみサプライズ曲があり、このところの来日時の名物となっているあの曲を披露してくれました。

 

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1st set

「日曜を僕らと過ごしてくれてありがとう!」

と登場してのジャムは優しくて感情豊かなアンディ節の演奏。久しぶりに生演奏のアンディはやっぱりいいなぁ。

今日は古いカタログからの曲を中心に弾くらしい。

"A Night to Remember" のエモさといったら!ギターが歌うとは正にこういう演奏。表現力の塊というか、ギターの慟哭に鳥肌が立つよ。

"Helipad" で独特のドラムパートに響くギターサウンドがまたクールだなぁ。

今回のショウでは日本スペシャルな "Hiroshima" はやらなかったけど、"The Prayer/The Answer" を久しぶりに聴けて嬉しい!

イントロのソロギターなんて息をのむ美しさと情感。本編の繊細な音色は優しくて温かく、やがてギターサウンドは力強く響いてドラマチックな展開へ。1曲の中でギターが様々に表情を変化させていくのは圧巻。

「Andy Timmons Band は1988年にテキサスのデートンでプレイし始めたのだけど、当時はオリジナルがなくて沢山のカバー曲をプレイしたよ。ヘンドリックスや Cream や、ジョー・サトリアーニスティーブ・ヴァイエリック・ジョンソンなど。"Turn Away" は『Ear X-tacy』で2曲目くらいに書いた曲」

先生やサッチの名前が出てきたので、この前の G3 Reunion はアンディ楽しかっただろうなと想像。

マイク・デーンの繊細なベーストーンでソロを聴いた後は皆が大好きな "Electric Gypsy"!

締めはやはり、これを聴かずに帰れない名曲 "Cry For You"。

これまでに何度もライブで聴いてきた曲だけど、その時によって異なるアンディの表現を堪能するのが至福です。今回はサウンドが素晴らしく、現在のアンディ極上の演奏をただひたすらに味わいました。

「今日で最後だからスペシャルな曲をやるよ。今日はショウの前に品川駅の近くを曲を聴きながら歩いたんだ。曲の歌詞はとても感情的で、今にも通じると思うんだ」

どんな曲かと思ったら、日本スペシャルで「スキヤキ」でした。アンディは時折カンペを見ながら、でも上手に日本語歌詞を歌ってくれました。

インストパートの演奏はもちろん優しく美しく、そっと包み込んでくれるようなサウンドでした。

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2nd set

最初のジャムからエモい。そのまま続けた2曲目はアップリフティングな曲調でした。ATBで制作している新曲だそうで、次のアルバムでリリースされる模様。

5曲目でやっとニューアルバムからの新曲。今回のライブは新譜リリース直後なので、新曲中心のセトリかと思っていたら、意外と新曲は2曲のみでした。

日本ツアーを行っていない1枚前のアルバム『Electric Truth』からも "Take Me with You" の1曲だけ。でもこの曲をアンディのボーカルで聴けたのは良かったな。

ソロ名義で、Andy Timmons Band と名義が違うからかな?気にしなくていいんやで。

「原曲ではスパニッシュ・ギターが入るけれど、僕らはトリオだからエレクトリック・バージョンで弾くよ」

そう言って始まったのは『The Spoken And The Unspoken』からの "Duende"!

前回の来日でもやってくれたとはいえ、普段のセトリにはなかなか登場しない曲で、再び聴けて嬉しかった。スリリングな展開にワクワクさせてくれる。更にドラムのロブ・アヴシャリアンの見せ場があって、これが良かった。

「知ってたら一緒に歌っていいよ」

と始まった "Bohemian Rhapsody" は本当に圧巻です。オペラ・パートからロック・パートに向かう辺りはオーディエンスの期待も高まって、盛り上がっていくの楽しかった。 

「次の曲はチャーリー・チャップリンが作曲して映画『モダン・タイムス』で使われた曲。1954年に歌詞が付けられナット・キング・コールが歌ってヒットした。僕はチャップリンの映画が大好きだったんだよ。別の曲を引用したパートを挟むから、何の曲かわかった人には後でピックをあげる」

"Smile" は配信ライブでアンディが演奏するのを聴いたことがありましたが、生音で聴くと更に繊細な表現が美しい音色となって心に響くようで、演奏に心を洗われるというのはこういうことなのではないかと思いました。

しっとりと「スキヤキ」を聴いた後、雰囲気を変えるためにアンディが叫びます。

「よー、ロックン・ロールしたいか~!」

どうやらポール・スタンレー風味を出しているつもりのようです。(笑)キャラが違うだけにびっくり面白い。

"Groove Or Die" の速弾きでフィナーレとなりました。

アンディが「来年も来るよ」と言ってくれたので、またの来日を楽しみに待ちたいと思います。

 

本日のセットリスト

1st Set 

01. opening jam
02. Super 70's
03. Pink Champagne Sparkle
04. A Night to Remember
05. Deliver Us
06. Helipad
07. The Prayer/The Answer
08. Strawberry Fields Forever
09. Turn Away
10. I Remember Stevie
11. Bass solo
12. Electric Gypsy
13. Cry For You
14. Sukiyaki (Kyu Sakamoto cover)


2nd Set

01. opening jam
02. new song 
03. Winterland
04. Welcome Home
05. Elegy For Jeff
06. Love > Hate
07. Duende
08. Bohemian Rhapsody (Queen cover)
09. Take Me with You
10. Smile (Charles Chaplin cover)
11. On Your Way Sweet Soul
12. Sukiyaki (Kyu Sakamoto cover)
13. Groove Or Die

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今回のショウでアンディは、1st の半分くらいで新作の ATZ300 を弾いて、後はほぼ AT100 を弾いていたような。

詳しい機材についてはこちらの記事が参考になります。Kazufumiさんのアンディ情報満載のサイトはこちら。