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ジョエル・ホークストラ "Stormbringer" をプログレッシブにアレンジ!

9月17日(日本時間は18日朝)にライブ配信された Six String Salute という音楽業界のクルー救済のためのチャリティ・イベントには多数の著名ギタリストが参加しました。

スティーブ・ヴァイジョー・サトリアーニ、アレックス・スコルニック、ジェニファー・バッテン、ニタ・ストラウス、TSO他と盛りだくさん。ちなみにヴァイ先生のビデオは今年の前半にスタジオ演奏したアコースティックの "Moon And I" のビデオ再掲で、サッチはJSギターのオークション出品ビデオでした。目玉の2人がそんな風でしたが、このラインナップに興奮してヤル気を奮い立たせていたジョエルが素晴らしいカバーをビデオ公開してくれました。

 

 

参加ミュージシャンは以下のとおり

ジョエル・ホークストラ(ギターとアレンジ)
ヴァージル・ドナティ (ドラムス)
トニー・フランクリン (ベース)
ディノ・イェルシッチ (ボーカル)

特に2:45辺りからのインストパートは楽器担当3人のミュージシャンシップとクールなアレンジが鳥肌出る程カッコイイので、是非チェックして欲しい!しかもミックスを担当しているのが、今やデヴィッド・カヴァデールのスタジオ右腕となっているクリス・コリアー。これはジョエルが本気出してきたという証拠。ちなみにビデオ編集はSOTOのベーシストでジョエルの友人トニー・ディッキンソンです。

ヴァージルはかつてヴァイ先生とツアーにも出ていましたが、最近はスタジオ仕事が多いのかな。久しぶりに見ましたが、やっぱり素晴らしい。ちなみにヴァージルはジョエルの1st2ndソロインストアルバムでも叩いています。

トニー VHF というインスト・プロジェクトでジョエルとプレイしている他、Joel Hoekstra's 13 の1stアルバムでも来年発売予定の2ndアルバムでもプレイしています。この動画でのトニーのプレイはとんでもなくカッコイイ。フレットレス・ベースっていいねぇ。

ディノクロアチア出身のシンガーで、ジョージ・リンチとの Dirty Shirley が好評でした。自身のバンド Animal Drive や TSO でも活躍しています。私は彼の歌声に惚れました、強烈推しです。Whitesnake の "Judgement Day" をカバーしたこれなんて鳥肌モノです!

音源の制作は、ジョエルの作ったガイドトラックでヴァージルが演奏し、それからトニーのベース入れ、ジョエルのギター入れを経て最後にディノがボーカルを入れたそう。もちろん、事前にカヴァ様には今回の楽曲カバーとアレンジの話は事前承諾とっていたようです。

以前のインタビューでジョエルが語っていましたが、Whitesnake の新作アルバム『Flesh & Blood』でオリジナル曲を作曲したときよりも『Purple Album』で既存の有名曲に存在しない2ndギターパートを考える方がクリエイティブで難しかったそうです。今回の "Stormbringer" カバーは自由でクリエイティブで楽しそうですね。

今回の反響が良かったこともあり、ジョエルはディノとのオフィシャルな作品作りにも前向きなようです。これは相当に楽しみです。Joel Hoekstra's 13 ではラッセル・アレンと組んでいるけれど、ラッセルとツアーに出るのは至難の業なので、ディノとプロジェクトやってツアーやってくれたらいいなぁ。

プロジェクトと言えば、Stryperマイケル・スウィートのプロジェクトにジョエルが Inglorious のネイサン・ジェイムズと共に参加するようです。マイケルさんとのプロジェクトは前々から話が出ていましたが、遂に始動しそうですね。

 

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