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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

スティーブ・ヴァイ Inviolate ツアー開始!

遂にヴァイ先生のソロツアーとしては2017年6月で最後を迎えた Passion And Warefare 25周年ツアー以来、実に5年ぶりとなる Inviolate ツアーがイギリスのグラスゴーを皮切りに始まりました!

事前に先生から欧州ツアーには Hydra は持って行かないとアナウンスがあり、ツアーと同時に米国で開催されたNAMMショウの Ibanez ブースに Hydra 実器が展示されましたので、"Teeth Of The Hydra" は演奏しないことはわかっていましたが、世界を強力に周るツアーはこれで最後と先生が言っていたこともあり、セットリスト入りする過去曲がどうなるのかも気になります。

勝手に注目ポイント

1.ライブ使用ギター
2.Knappsack は片腕で弾く?
3.セットリスト
4.特殊な衣装はある?

初日公演以降、写真や動画、フル音源なども投稿されてきて、ライブの全体像が見えてきました。今週はそれをまとめてみます。

 

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勝手に注目ポイントの結果

セットリスト & 使用ギター

01 Intro == BO
02 Avalancha == BO
03 Giant Balls Of Gold == PIA Onyx
04 Little Pretty == Ibanez AF200
05 Band Intros
06 Tender Surrender == EVO 
07 Lights Are On == ?
08 Candle Power == JEM77 "EMY"
09 Dave solo
10 Building The Church == FLOⅢ
11 Greenish Blues == JEM 
12 Bad Horsie == PIA "Envy"
13 I'm Becoming == JEM
14 Sandman Cloud Mist == JEM
15 Dyin' Day == EVO
16 Drum solo
17 Zeus In Chains == Universe "Glissando" / "Bruno"
18 Liberty == PIA Onyx
19 For The Love Of God == PIA Onyx / JEM
20 Fire Garden Suite IV - Taurus Bulba == JEM

(セトリは6/5 マンチェスター公演。JEMはEVO, FLOⅢ, XAVIA他なのか不明のとき。公演地によって使用ギターが違うことも)

ロンドン公演では "Whispering A Prayer" もやった模様。

セットリスト

『inviolate』からの曲が6曲と多め。"Knappsack" が入らなかったのは意外でしたが、オーディエンスが望む片手弾きをライブでするにはミュート問題があったのでしょうか。

意外にもセトリ入りした曲としては、久しぶりの "Giant Balls Of Gold"、『Modern Primitive』からの "Lights Are On"!『Modern Primitive』からがアリなら、"Dark Matter" "And We Are One" が聴きたい!

"I'm Becoming" はサプライズ。スクリーンで胎児が成長する様子、誕生してリトル・スティーブになるという演出が粋でした。

 

"Dyin' Day" は初ライブ演奏曲。実はこの曲がセトリ入りを果たした裏には、ヴァイ先生とギタリスト向けチャンネルを運営するタイラー・ラーソンさんの約束がありました。21年のインタビュー時の約束をこうしてツアーで果たすヴァイ先生、カッコイイわ!

「"Dyin' Day" についてありがとう。あれはライブでやったことのない曲だ。レコーディング時に1度だけ弾いた曲だ。でも次のツアーでは君のためにプレイしよう」

と以前の発言を確認するとグッと来てしまいます。(下の過去記事参照)

staytogether.hateblo.jp

SNSに投稿された多数の動画をチェックしたところ、今回のツアーでは特殊な衣装は見当たりません。"Ultra Zone" 時の衣装など、ヴァイ先生の過去ツアーではエンタメ性のある衣装でも楽しませてくれていましたが、今回はオーケストラ曲のレコーディングがツアー前に行われるなど、時間がなかったのかも知れませんね。

使用ギター

大方の予想通り、オープニング曲は "Avalancha" で指板にLEDが点灯する鏡張りのBOがステージを引き立てていました。"Bad Horsie" はPIAの Envy Green を改造した "Envy" でしたが、指板にLEDが仕込まれていたのには驚きました。

一番のサプライズは Whitesnake Live at Donington ライブ映像でもお馴染みのミラーボール・ボディの Universe "Glissando" が登場していること!これまでのツアーでは7弦が必要な場合大抵は、"Bruno" でしたが、今回はサプライズ登場!(公演地によっては "Bruno" 登板もあり)

 

勝手な想像ですが、これも6月23日に Hellfest で Whitesnake のステージに飛び入り参加する為ではないでしょうか。以前のブログに書いたとおり、カヴァ様がヴァイ先生から譲り受けた当時の Universe を準備していたとしても、先生が当日触って感触がしっくりくるかどうかは不明ですから、先生としてはツアーでも使って慣れておいた "Glissando" を選択するのかも。このギターなら Whitesnake 時代を象徴するものがありますから、カヴァ様とのリユニオンが叶ったときに映えますよね。あー、ワクワクする!

staytogether.hateblo.jp

 

ツアー2日目のマンチェスター公演のフル音源を聴いたところ、ソロでは5年ぶりのツアーですし、バンドのリハーサル後1ヶ月空いていますので、先生の手元が若干狂ってやり直しをする場面もあったようですが、ツアーを重ねていけば解消されるものと思います。

早く日本にも来て欲しいですね。