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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

文化の違いを感じる曲

今回は日本人とは違う文化的背景ゆえに、歌詞にメンタリティの違いを感じる曲をピック・アップしてみました。

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■Greatest Love of All

ホイットニー・ヒューストン黄金期の曲の1つです。タイトルだけを読んで、ベタなラブ・ソングだと思ってはいけません。"Greatest Love of All"は恋人に対するものではなくて、自分に対するものなんです。
こういう曲ってなかなか、日本人のメンタリティーからは生まれないし、感動を呼ぶ類のものでもないんでしょうが、きっと米国人にとっては違うんでしょうね~。

I decided long ago, never to walk in anyone's shadows
If I fail, if I succeed
At least I live as I believe
No matter what they take from me
They can't take away my dignity
Because the greatest love of all
Is happening to me
I found the greatest love of all
Inside of me
The greatest love of all
Is easy to achieve
Learning to love yourself
It is the greatest love of all

私はずっと前に決めたわ、誰かの影を歩いたりしないと
私が失敗しても、成功しても
少なくとも私は、信じる道を生きたの
私からたとえ何を奪ったとしても
私の信念を奪うことはできないわ
なぜなら、私には最大の愛が芽生えているから
私は自分自身の中に、最大の愛を見つけたの
最大の愛
それは簡単なこと
自分を愛することを学ぶことが
最大の愛なのよ

■Jesus, Take The Wheel

アメリカン・アイドル出身の歌姫、キャリー・アンダーウッドの1stアルバムに納められたこの曲、カントリー界に息づくキリスト教信仰が全面に出ていて、文化的な素地の違いを感じます。
「神様、私の人生の舵をおとりください。私にはもう無理です」なんて日本では歌にならないでしょう。
でもこの曲はメロディが美しくて、キャリーのこぶしもまわってて、すごくいい曲です。10代で妊娠した女性が人生に疲れて、神に向き合うような歌詞もメロドラマ的です。

Jesus take the wheel
Take it from my hands
Cause I can't do this all on my own
I'm letting go
So give me one more chance
To save me from this road I'm on
Jesus take the wheel

神様、私の人生の舵をおとりください
私の手からどうぞとってください
もう私一人ではやっていけません
あなたにお任せします
だから、もう一度チャンスをください
この道にある私をお救いください
神様、私の人生の舵をおとりください

■Kyrie

1986年全米No.1ヒットとなった、MR. MISTERの「キリエ」です。当時は日本でもヒットしました。夜の音楽番組に彼らが出演して歌ったのを覚えています。美しいロック・ソングですが、宗教的な曲ですね。サビの"Kyrie eleison"はラテン語で、「主よ 憐れみたまえ」という意味だそう。日本ではその音楽性のみでヒットしたんだろうなぁ。

Kyrie eleison, down the road that I must travel
Kyrie eleison, through the darkness of the night
Kyrie eleison, where I'm going will you follow
Kyrie eleison, on a highway in the light

主よ 憐れみたまえ、私の旅路のゆく先まで
主よ 憐れみたまえ、夜の闇をぬけて
主よ 憐れみたまえ、私の道のりに共にいてくださいますか
主よ 憐れみたまえ、光に照らされた道をゆくまで