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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

Rhyme 韻を踏む!! Green-tinted sixties mind

MR. BIGのヒット曲 ”Green-tinted sixties mind” は大好きな曲ですが、何が言いたい曲なのか、さっぱりわかんないなぁ~とずっと思っていました。この曲はポール・ギルバート先生が作ったものなので、きっとイントロのリフが最初にあって、曲ができて、後から歌詞を載せていったと思われます。ポール先生は歌詞にこだわるタイプじゃないから、意味深な歌詞は書かないよな~。それにしても、この曲独特のメロディ、幻想感はクセになりそうな魅力があります。

Greentinted60s_2

久しぶりに歌詞を読み上げてみたら、韻を踏んでる箇所がやたら多いのに今頃気が付きました。まー、正確には踏んでいるというか、合わせているところもありますが、この曲の不思議な魅力はここにもある訳ですね。特に”Hangin' out with Janis”で始まる 5フレーズ目はこれでもかと言うくらいに4箇所で韻を踏んでいます。韻を踏むために書いた歌詞ですね、これ。なんか、ポール先生のいたずらっぽい笑い顔が目に浮かんできました。
以下で韻を踏んでる箇所を取り出してみます。

She just woke up, but she's still tired
Is that the telephone ringing?
The curtains can't hold back the light
That's reaching into her dreams
Down in her heart
If it had fingers, it'd be tearing it apart

彼女は目を覚ましたところ、でもまだ疲れている
鳴っているのは電話の音?
カーテンはもう光を押さえきれない
光は彼女の夢に入っていく
彼女の心の中へ
もし指があったなら、彼女の夢を引き裂いている

You be lookin' groovy
In a sixties movie
Maybe tell the press you died
Little legend baby
Try your very best to hide
A green-tinted sixties mind

君は素敵だ(youはareをとるところ、韻のためにここではbe)
60年代の映画で
そうだね、マスコミには君が死んだって伝えよう
(maybeはbeと、またbabyとダブルでRhyme)
ベイビー、君は小さな伝説さ
君は全力で隠してよ
緑に染まった60年代の気分

(中略)

Gotta face the day
There is no other way
To clear the fog inside your mind
Fill it up with dreams
But all that you can seem to find
A green-tinted sixties mind

1日に向き合わなくちゃ
それしかないよ
君の心の中の霧を振り払うには
夢で一杯にして
でも君に見つけられるものは
緑色がかった60年代の気分

Hangin' out with Janis
Movin' to Atlantis
Could've made it if you tried
What's the point of force
It's easy as a horse to ride
A green-tinted sixties mind

ジャニスとつるんで
アトランティスへ引っ越したり
君がやる気になればできるさ
強制したってしょうがない
馬に乗るくらい簡単なことさ
緑色がかった60年代の気分