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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

Whitesnake 夕食はホテルの廊下で

Whitesnakeオフィシャル・サイトにある、ベーシストのマイケル・デヴィンのツアーブログ、バンドのツアー中の色々なエピソードが読めて結構面白いです。
沢山のエピソードの中で特に笑えたのが、台北のホテルでのエピソード。

台北でのショウの後のディナーはホテルの各自の部屋でとる予定だったそうですが、「そういう訳にはいかない。俺たちはバンドなんだから、控え室やらバスの中やら、一緒に食事をするもんさ。野生の犬みたいに一つのボールからメシを食うみたいにさ。(ドラマーの)ティッチーなんてめったにカトラリーも使わない。やつはスプーンってのは念力で曲げるためのものだと思ってるみたいだ。」(by マイケル)とのことで、皆で食事をするためにバンドがとった行動というのが、ホテルの廊下にイスやテーブルを持ち出して食事することだったそうな。レブは手羽先をメンバーに取られる訳にはいかないってことで、参加しなかったみたいですが。ブログには写真も掲載されていますが、ティッチーはプラスチックの黒いバケツを頭にかぶっています。(何のために?)こんなことするくらいなら、誰かの部屋に集まって食べればいいんじゃないかと首を傾げたくなりますが。。。

廊下で食べ始めること5分で警備員が飛んできたそうな。「一体全体、何を考えてるんですか?」これに正々堂々と答えるのがダグ兄さん、「心配ない、俺たちはバンドだ。」(まるでこの答えがホテルの廊下で食事するまっとうな理由のように)「いいですか、こんなことをしては困ります。ここは非難経路でもあります。あなたがたはこの階のスイート・ルームへの廊下をさえぎってしまってるんですよ。」これにまたしても堂々と答えるダグ兄さん、「いいんだ。スイートにいる人物のことはわかる。バンドのシンガーで、デヴィット・カバーデイルだ。」当惑した警備員は「あなた方はホワイトスネイク?」ここにきてすっかり思考回路がショートしてしまった警備員は「あー・・・・、そ、それでは火事になったらすぐにこのテーブルはどけてください。」と言って立ち去ったそうな。

警備員が立ち去った後、スイートから大笑いで登場したデヴィ・カバ様は「最高だ!素晴らしい!」と一同の写真を撮って部屋に戻っていったそうな。。。

こういうエピソードを読むと、ダグ兄さんって結構面白い人なんだなぁと思います。バンドをまとめる立場の人なんで、クールな大人かと想像していましたが、ダグ兄さんはマイケルやティッチーと相当バカやってて、レブ兄さんの方がクールな感じですね。

この動画は、マイケルがウクライナのホテルで夜中に酔っ払って、エレベーターでリズム・ジャムしてる映像です。(迷惑な!)ここで白いホテルのスリッパを持って一緒にバカやってるのがこれまたダグ兄さん。ノリがいいのか、面倒見がいいのか。。。ちなみに、この現場を見てバカバカしい、とばかりに部屋に戻る後姿が映っているのはレブ兄さんです。
まー、ライブの後で各自の部屋で仕事まで顔を合わせないような仲の悪いバンドでは全くないようで、楽しそうで何より。ぜひ今回のツアー・メンバーで更に活動を続けて欲しいもんです。