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Steve Vai 新曲は裏庭のフェンスとバラの花から

ヴァイ先生待望の新作ですが、先生がYouTube上に“Weeping China Doll”という曲の製作風景をアップしています。この曲が完成して、アルバムに収録されてリリースされるのはもう少し先のようですが、以前ヴァイ先生がこの曲のインスピレーションについてインタビューで話していました。アーティストはこうやって曲を作ってしまうんですねぇ~。

あなたの趣味について教えてください。

趣味??? ん~、うちの裏庭を囲むフェンスを作ったよ。その柵は地面に平行した5枚の板で出来ていて、白い支柱でつなげてあるんだ。妻のピアがいろんな色のバラをそこに植えてね、色は白・赤・黄色・ダークパープルなどだよ。バラはフェンスに沿って甘美な花を咲かせ、まるで美しい楽譜のようなんだ。

私は2日おきくらいにフェンスの写真を撮って、バラの花の楽譜を五線譜に書き写したんだ。バラの色彩は音の強弱を表しているんだ。淡い色のバラはソフトで、ダークな色は大きな音。そしてそれをギターで弾いてみた。この音楽製作の過程を“fretstooning”と呼んでいるんだ。

この製作方法で生まれる豊かで温かいメロディーには驚かされるんだ。このバラは「チャイナ・ドール」という種類のバラで、私は“Weeping China Doll”という甘美な曲を作っているよ。

う~ん、エキゾチックで美しい曲ですねぇ。もはやジャンルを超えたヴァイ芸術。
このインタビューでヴァイ先生が「作曲家、ギタリストとしての自分自身を表現している」曲をピックアップしています。(以下、リスト参照) なるほど~と思いつつ、"Liberty", "The Audience is Listening", "Tender Surrender", "Building The Church"が入っていないのが意外でしたが、「他の人が私のベストと思う曲とは違っているだろう」と仰っていますので、そういうことなんですね。

ヴァイ先生は現在開催中のNAMMショウのTECアワードでレス・ポール・アワードを受賞されます。当日はビリー・シーンも加わったバンドで演奏するようなのですが、その映像が出てくるのが楽しみです。

ヴァイ先生の選んだ「作曲家、ギタリストとしての自分自身を表現している」曲

“The Attitude Song”
“Love Secrets”
“Die To Live”
“For the Love of God”
“The Fire Garden Suite”
“All About Eve”
Windows To the Soul”
“The Silent Within”
“Essence”
“Whispering a Prayer”
“Dying For Your Love”
“I'm Your Secrets”
“Under It All”
Helios and Vesta”
“Frangelica”