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Satch/Vai ツアー始まる!初の共作曲もリリース!

3月22日(現地時間)から遂に初の Satch/Vai ツアーが始まりました!そこでは初の共作曲 "The Sea of Emotion, Pt.1" がライブでお披露目されましたが、29日には曲のMVも公開されました!

"The Sea of Emotion, Pt.1" は2人がティーンの頃に何度も訪れては、広大な土地を見ながら何時間も様々なことを語り合った学校側の空き地のこと。2人でそんな名前を付けていたなんて詩人のようです。サッチが運転する中古のフォルクスワーゲンで過ごした時間もたくさんあったことでしょう。ヴァイ先生によると、この曲は Part 3 まであるそう。 (以下の過去記事参照)

staytogether.hateblo.jp

そして上の過去記事でヴァイ先生が話していた、ティーンの頃に2人がテープ録音した音源は、この曲の Part 3 の冒頭で使われている模様です。(こちらのインタビューでサッチが言及)

2人がメロディラインを交互に弾きながら進むこの曲、中盤のロックパートに入ると一気にロックして、2人が影響を受けてきた70年代ロックのテイストが強く感じられます。

MVは毎度おなじみ、サッチの息子で映像作家のZZが制作しています。ご本人も付け髭姿で登場してますね。(笑)両家が揃って撮影現場は笑いの絶えない楽し気な状況だったと想像。

下のインタビュー記事によると、2人での作曲が楽しくてどんどん曲数が増えたようで、今年末から来年初頭くらいにアルバム・リリースとなる模様です。しかも嬉しいことに、このツアーは夏秋の別ツアーを2人がそれぞれ終えた後に再始動の可能性ありとのこと。北米以外にもツアーが広がると良いですね!

thebradentontimes.com

(以下インタビューより一部抜粋して和訳)

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スティーブ・ヴァイ

まるで水門が開いたようだった。ジョーと(曲創りの為)ファイル交換を始めると、とても楽しかった。今もそれをしていて、楽しんでいるよ。ジョーは偉大な内面の耳を持っており、今でも彼のプレイはぶっ飛んでいる。私は自分のキャリアを通じて初めて、創作のパートナーを得たと感じている。

過去の仕事相手との関係とは違うんだ。突然、家族が増えたような感覚だ。刺激されるよ、何しろジョーが送ってくるものは、いかにもジョーらしくて、彼のやっていることは実に美しい。素晴らしい交流なんだ、特にジョーが持つ繊細なメロディときたら!余りに楽しいから「いっその事、アルバムを創らないか?」となったのさ。

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ライブではG3と同様に、先生とサッチが自分のバンドでそれぞれ1時間程のショウをやり、最後はサッチのバンドがプレイして、お楽しみのジャム大会となったようです。

注目の共作新曲に加えて演奏されたのは "You Really Got Me", "Enter Sandman" 。Metallica を巨匠2人で弾くとは、驚きの選曲!カークといえば、サッチの元生徒なのですが、教え子の曲をプレイするとは意外でした。

 

 

3月23日セットリスト ポンパノビーチ、フロリダ公演

Steve Vai
01. Avalancha
02. Building The Church
03. Little Pretty
04. Tender Surrender
05. Lights Are On
06. Zeus in Chains
07. Teeth of the Hydra
08. For the Love of God

Joe Satriani
09. The Extremist
10. Surfing with the Alien
11. Sahara
12. Satch Boogie
13. Flying in a Blue Dream
14. Always with Me, Always with You
15. If I Could Fly
16. Ice 9

Joe and Steve
17. The Sea of Emotion Pt.1
18. You Really Got Me (Kinks cover)
19. Enter Sandman (Metallica cover) 


来年にでもこのツアーで来日して欲しいものです。サッチ久しぶりの来日が先生と一緒だったら大感激です!

年末ごろからサッチと先生関係のリリースが続々ですね。G3オリメン・ツアーのロスでの最終公演はライブアルバム用に録音されており、ZZが制作したG3のドキュメンタリー映像もリリース待ち。
その上、サッチ/ヴァイ初の共作アルバムも出るとは楽しみ過ぎる。

そういえば Generation Axe のライブアルバム2枚目や先生のアコースティック・アルバムはどうなった?(多分、先生の仕事は後ろ倒し長引くと予想の毎度な展開)