MR. BIGの日本公演通算100回を記念して、MR. BIG RAW LIKE SUSHI 100なるボックス・セットが発売になることは皆様ご存知のことと思います。そして発売日が延々と後ろにズレていることも。当初1/25→2/22→3/7。この豪華ボックス・セットをいち早く予約して発売日を心待ちにしているファンの方々も、そろそろ「おい、おい？」と思っているに違いないこの発売延期迷走劇、どうなるんでしょうか。それにしても、レコード会社の宣伝サイドでは、BURRN! 2月号、Player 3月号と立て続けに雑誌への広告＆メンバーへのインタビュー企画も形にしたのに、発売がこうも延期になるとせっかくの広告宣伝効果も時間の経過によって下がっていく訳で、私が宣伝や販売担当だったら、相当悔しいだろうと思います。
理由についてはレコード会社のサイトによると、ドキュメンタリーDVDの権利等のクリアランスに時間がかかっているそうです。それにしてもねぇ。。。。
まー、発売日の延期がなくとも、私はあまりこのボックス・セットには乗り気ではなくて、いまいち評価できないなぁ、と思っています。その理由は以下のとおり。
1. 値段が高い
12,500円って？DVD2枚+CD2枚+写真集ですか。。。(販売店では定価よりも割引しているようだけど、それでも。。。）
きっと豪勢なセットなんでしょうけど、私は中身全部は欲しくない。。。だから、ボックス・セットは遠慮かなぁ。
2. 2011年日本ツアーのライブ映像はない
てっきり、2011年日本ツアーのライブDVDだと思っていたんですけど、WOWOWで放送済のLive From The Living Roomの音質を上げたDVDだそうな。(全16曲収録ということなので、WOWOW放送版よりも2曲多いというのはあります。)もちろん居間ライブは映像として残して欲しい代物ですが、それがボックス・セットに入るんだ。。。大阪や武道館で録画した2011年日本ツアーの映像はどうなったの？皆がDVDまたはブルーレイで欲しかったのはそっちだと思うけど。
ツアーのドミュメンタリーはボックス・セットのオマケとしてついていてもいいけど、バックステージのドミュメンタリーって最初の1回は楽しんで観るけど、その後繰り返して観るのは結局、ライブ映像だけなんだよね、ショウが観たくて、音楽が聴きたくて買ってるんだからさ。
3. 96ページのフルカラー・ブックレット。。。
ファンなら一度は手にとって中を見たいとは思います。ボックス・セットだからそういう特典がついててももちろんいいでしょう。
でもさ、MR. BIGファンって皆が皆、4人の写真を見たいと思っているかというと、そうでもなくて、基本は音楽が聴きたい＆ライブパフォーマンスが観たいということではないでしょうか。そういう人はこういうのは要らないから値段下げてよって、思うでしょ。
ということで、私はライブCD単品が発売される日を首を長くして待つつもり。このボックス・セットの中で欲しいものはそれだけだし。レコード会社もボックス・セットだけでこの音源を終わりにはしないと思うのよね。ボックス・セットのCDはHQCDという音質の高いフォーマットのようだけど、そこまでのクオリティはなくとも普通のライブCD版はいつか販売されるでしょ。（と予想。)
2012年のMR. BIGですが、しばらくはオフ、各自のソロプロジェクトなどで充電期間になるのでしょうか。長いツアーだったので、もちろん休んで欲しいけど、次のアルバムも待ち遠しいなぁ。インタビューなどから推測すると、ポールがメンバーの中で最も充電期間を必要としているように思えます。自分のバンドでしばらく活動したいのね。でも、MR.BIGは続けていくことのようなので、安心しました。(ホッ)
