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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

続 NAMMショウ2012 ヴァイ & ポール

先週に引き続きNAMMショウ2012の話題。1週間が経ち、映像がたくさんネットに流れてきました。

Ernie Ball 50th Anniversary show

アーニー・ボールの50周年イベントでのセッション映像です。なんと、ポール・ギルバートがボーカルをとり、レッド・ツェッペリンを歌っています。スティーブ・ヴァイ、なぜかランディ・ジャクソンも参加しています。とっても気持ちよさそうに歌って、ギターを弾いているポールが微笑ましい。でもちょっと歌はねぇ、ランディに「ピッチー・プロブレム」って指摘されなかったかしら??

TEC Award show

スティーブ・ヴァイレス・ポール・アワードの受賞後にステージで行われたヴァイ先生とゲストによるショウ、盟友のビリー・シーンを迎えた "The Crying Machine" と、ヴァイ先生のお気に入り女性ギタリスト、オリアンティとの "Foxey Lady" もありました。オリアンティなんですが、短パン生足姿は見た目にちょっとツライなぁ。

Steve Vai Acceptance Speech

レス・ポール・アワードの受賞時のヴァイ先生スピーチ映像も出ました!!プレゼンターであるビリー・シーンのヴァイ先生紹介スピーチもあります。ヴァイ先生のスピーチはとても長いのですが、なかなか面白い話をされてます。

1. 31年連れ添った奥様ピアさんへの感謝

ヴァイ先生は51歳ですので、結婚したのは19歳ってことになります!?
あの華々しい80年代ロックバンドのギタリスト時代、誘惑があっても結婚は守り通した人なんですねぇ。
壇上からビリーに、「80年代のこと覚えてる?」と聞くとビリーが、「んー、まぁな。」って答えたんですが、ヴァイ先生は「私はほとんど覚えてないよ(笑)」と言ってまして、あの時代はパーティだったんでしょうねぇ。遊び倒すことにして、最近まで独身貴族を通したビリーと若い頃の結婚を守り通した(もしくは奥さんが相当できた人だった?)ヴァイ先生が対称的ですが、どちらも一貫しててステキ。

2. Carvinのカタログに興奮した少年時代

ヴァイ先生とのコラボ関係の長い音響機材メーカーのCarvinですが、ギター少年時代(14歳)は当然ヴァイ先生にとっても憧れの機材メーカーだったそうで、まるでポルノ雑誌を見るように(笑)、カタログのページをめくったそうです。「ページをめくればもっとスゴイものが載ってることがわかっていたから」だそうな。

3. Ibanezとのコラボ

ヴァイ・ファンでなくても知っている(?)、ヴァイ先生の変態ギターといえば、ハート型トリプルネック。デヴィット・リー・ロス バンド時代、ホワイトスネイク時代にステージで使ってました。ヴァイ先生にカスタムメイドのギターを作るとアプローチした会社はたくさんあったけど、突拍子もないヴァイ先生のアイデアを全て"Yes, Mr. Vai."と言って聞いてくれたのがアイバニーズだったそうで、ハート型トリプルネックも注文どおり製作してくれた上に、赤とパープルの2本を製作してくれたそうです。
あのギターは何度ビデオで見ても変態度高いですね~。ツアーでの持ち運びもかさばってしょうがないに違いない。「これって本当にいるの?」ってツアースタッフだったら口走ってしまいそう。。。

その他、フランク・ザッパのレコーディング・エピソードや生前のレス・ポールと共演したときのエピソードなど沢山の話がありますが、締めの言葉はやはりフランク・ザッパから。"Don't Stop.", "Keep Going." こういう人が言うとカッコイイセリフだわねぇ。