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MORC 2019 ライブレポ Part 1 : Queensrÿche, Neil Zaza, Eclipse

3月初旬にMORCから戻って以来、余りに書くことがありすぎてレポートが遅くなりましたが、今年のMORCも楽しかった!ライブの感想を少々記録しておきます。

Queensrÿche

遂に今年は2回とも彼らのライブを鑑賞!1回目は発売直前のニューアルバムからの3曲を含む、トッドさん加入以降の楽曲を中心としたセトリ。冒頭でニューアルバムのジャケットに描かれた人物が映像でステージに浮かび上がり、3Dのごとく動いて驚きました!リリース前のニューシングルをプレイしてくれたりと、3月1日のリリースを前にバンドは既にアルバムリリース後のツアーモードに入っていました。船上での彼らの人気は高く、大きなシアターもかなりの入り。好不調なく驚異的歌唱力で歌い通せるシンガーというと、船上では Y&T のデイヴ・メニケッティ氏に次いでトッドさんだと思っています。今回も素晴らしかった。

2回目は最終日の大トリともいうべきライブ。やはり、大入りです。昔からのファンを意識した選曲になるかと思っていましたが、新曲もやっていました。昔の人気曲が始まるとやはり盛り上がります。深夜12時を過ぎると、「3月1日になった!ニューアルバムのリリースデイ!」ということで更に盛り上がりました。彼らのフルセットのライブも観てみたいなぁ、来日待っています!

 

2/24 セットリスト at Royal Theater 7:00pm (Setlist.fm より)

01. Blood of the Levant
02. I Am I
03. Man the Machine
04. Toxic Remedy
05. Condition Human
06. Guardian
07. Selfish Lives
08. Open Road
09. Light-years
10. Eyes of a Stranger

2/28 セットリスト at Studio B 11:15pm

01. Blood of the Levant
02. I Am I
03. Man the Machine
04. Queen of the Reich
05. Walk in the Shadows
06. Take Hold of the Flame
07. Silent Lucidity
08. Jet City Woman
09. Empire
10. Eyes of a Stranger

 

ニール・ザザ Neil Zaza

船の上でのアーティストの競争は熾烈です。他のライブやイベントなど、多数の選択肢を持つ観客を何人自分のライブへ呼び込むことができるか、集客は目に見える結果となって表れるのです。
ニールは今年が初乗船な上に、インストギター音楽というのは相当なハンディキャップだと思います。初回のライブが2月24日の午後9時半のRoyal Theater。この枠は Extreme がやるハズだったものが変更され、ニールになりました。彼にこの大きな劇場の割り振りは厳しいな、と心配していたら、案の定ガラガラ。(汗)うわー、頑張れ!

ニールはパワートリオのバンド編成。上手い人たちを連れてきているのはさすが。オーディエンスを盛り上げるためにカバー曲を多くプレイしていました。有名曲だと皆さんノッてくれますもんね。A-Ha の "Take On Me" を強烈ヘヴィなアレンジで聴かせてくれたり、(ビデオはこちら)芸達者な人だ。

2回目のライブは2月28日の午後6時半のStar Loungeで "Purple Rain" をやってくれたのですが、これが鳥肌モノ。今までに聴いた中で最高にエモーショナルで美しい "Purple Rain" で、思わずスタンディング・オベーションしました。隣にいたおじ様も感動して立って拍手していたのですが、他のオーディエンスが立たないので、「おい、これは最高だったじゃないか!」と周りに言っていました。それ位、素晴らしかったと思います。

ぜひ今度は来日して素晴らしいギターインストを聴かせて欲しいなぁ。セトリは不明です。

 

Eclipse

ジェフ・スコット・ソートと仲の良いバンドなので、ライブを1回はチェックしようと思っていたのですが、17年に出ていたアルバムを聴いても、全体的に音が軽く感じて、あまり期待はしていませんでした。

そんな中、寝不足で疲れのたまっていた初日の深夜0時からのライブに行ってみると、演奏もボーカルも音が良いじゃないの。彼ら、米国にファンはいるのだろうか、と思っていたら、深夜の劇場の客入りはなかなか。メインフロアの広い客席はかなり埋まっているし、スウェーデンの国旗があちこちで揺れており、さながらサッカーの試合のよう。ファンがとにかく熱い!シングアロングの大合唱。曲はキャッチーだし、エリックのボーカルは力強い声。アルバムより断然いい。アルバムよりもライブが素晴らしいバンドに出会えるのはかなり嬉しい驚き。

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すっかり彼らを気に入ったので、2回目のライブも観ることに。この日は彼らを観るために Extreme を途中退席したのですよ!船では選択を迫られるのです。

午後2時半のプール・ステージは日差しが殺人的な強さで少しの間、日向に居るだけでも焼けつくような暑さ。今日もスウェーデンの大応援団を引き連れての彼らのライブは熱い!
屋外のステージでも演奏がブレず、アコースティックとエレキギターで綴る楽曲も良い。エリックのフロントマンぶりは素晴らしく、喉の調子にもブレがない。ライブバンドとしての力強さを感じました。ぜひまた来日して欲しい。

なお、バンドのドラマーのフィリップ・クルスナーが腰を痛めているとのことで、以前のドラマーだったロバン・ベックを帯同していました。彼は WET のメンバーでもあり、今回の乗船メンバーには最適だったのかも。なお、Eclipse のメンバーが参加した SOTO のライブでの WET パフォーマンスについてはこちら

 

2/25 セットリスト at Royal Theater 0:00am (Setlist.fm より)

01. Vertigo
02. Caught Up in the Rush
03. The Storm
04. Wake Me Up
05. Killing Me
06. Hurt
07. Battlegrounds
08. The Downfall of Eden
09. Black Rain
10. Blood Enemies
11. Bleed & Scream

2/28 セットリスト at Pool stage 2:30pm (Setlist.fm より)

01. I Don't Wanna Say I'm Sorry
02. Never Look Back
03. The Storm
04. Wake me up
05. Jaded
06. Love Bites
07. Battlegrounds
08. The Downfall of Eden
09. Black Rain
10. Runaways