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ジョー・サトリアーニ Part 2 「スティーブとは2曲を制作する予定だ」

先週に引き続き、サッチがオリジナルG3ツアーやヴァイ先生とのツアーについて答えたインタビューを和訳しました。

www.guitarworld.com

仕事の早いサッチは既に先生との共作曲を書いている模様です。

以前のインタビューで読みましたが、少年時代のサッチと先生は、サッチの運転する中古のホルクスワーゲンだったかに乗って、学校近くの空き地に行き、広がる空地を眺めながら、長い間お互いの夢や思いを語り合ったそうです。そんな情景が曲になるのかと思うと胸キュンです。

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オリジナルのG3も復活しますね、最初のラインナップ復活は何がきっかけですか?

(G3は)私にとって真のターニングポイントだった。エリックとスティーブが乗り気なのが嬉しいよ。最初は主流から外れたアイデアだったけど、ツアー計画を話し合ったとき、12人のギタープレイヤーのアイデアから7人まで減らして、「でもこれでは会場の制限時刻までに終われっこない」となって、私たちの3人に落ち着いたんだ。

3がクールな数字というだけでなく、興行管理が可能で、私たちが必要とする各自45分のパフォーマンス時間を確保できる。それが他のプレイヤーを誘うのに重要な要素だった。共演者同士のジャムパートに突入するまえに十分な自分の時間を得たと感じる必要がある。

そして、今回全てを私の息子がドキュメンタリー制作しようとしている。感慨深いよ、私が彼を始めてツアーに連れて行ったのはオリジナルのG3ツアーだったから。それで彼は自分の父親がしていることを初めて知ったんだ。彼の視点からはどんな作品になるのか、楽しみにしている。

そして驚くことに、スティーブ・ヴァイとのツアーもあります。

ティーブとは子供の頃からの付き合いだ。ずっと友人というだけでなく、同じくらいの時間をギタープレイに費やしてきた。(ロングアイランドの故郷)カールプレイスで育った頃に戻って、私たちが一緒にギターをプレイしたいと思うのは自然なことだよ。お互い揃っても羽目を外さないように気を付けるなんてことにはならないだろうね。(笑)

新曲の制作をしているとか?

お互いにどんなことをするのか楽しみだよ。大きなプロジェクトになる可能性もあるけど、私たちが最初に聴いた数秒から考えつくものになるのかも。

ティーブとやるのは最高さ、ちょうど昨日彼と少し話したんだ。2曲を制作する予定だけど、彼にはまだ聴かせていない。彼に私がどんなものを書いたのか説明しようとしたのさ、そのテーマというのは私たちが青春を過ごした故郷で車に乗って出かけていた場所に戻るというものだ。

とにかく、私たちは曲を制作するが、互いにツアーに出ているので、一緒にスタジオに入るという伝統的なセッションはできない。リモートでやって、それはいいんだ。ホテルの部屋でレコーディングしたトラックを後で合わせるのは良くあることだから。この2曲はとてもエキサイティングだよ、テーマが個人的な心に迫るものだから。

多くの企画がありますが、ギアは豊富にありそうですね。新たなギアで使用するものは?

過去数年のアレックスとデイヴの件、そして今度はマイク、サム、ジェイソンとの件は本当にクレイジーだよ。

多くのギアを私のスタジオに入れては速攻で撤収した。幸運なことに、私は自分のシグネチャーの Marshall アンプヘッド(JVM410HJS)に満足している。いつでもそこに立ち返り、自分の持ち曲の全てを良いサウンドでプレイできる。何か新たなことをする招待を受けたときにはいつも、(従来の)自分のサウンドと機材のセットアップがいかにパーソナルなものかに気付くよ。

どうやるのでしょう?

まあ、それが私が Fender のアンプを20ほど持っている理由さ。新しいアンプを全て試すんだ。その中で最も長く私の手元に残っているのは68年製 Fender Custom で、これは成功さ。サウンドが気に入っているし、スタジオで役に立つんだ。Fender Champ/Delux で生み出された偉大な音楽のことを考えると興奮するよ。

その一方で、私は5150シリーズが好きなんだ。オリジナルの5150は大好きさ。 Chickenfoot のアルバムで使用している。新しい 5150 Ⅲ は凄いよ、これが製作された対象の音楽というのは私がプレイしないタイプのものだけどね。でも私があの音楽をプレイできると信じたなら、「これは最高のアンプだ」と言うだろうね。

ギタリストは皆、(アンプは)アナログかデジタルかについて悩んでいると思う。実用レベルではそれが最大の争点だ。世界をツアーで飛び回る中で、重量とサイズをいかにして縮小するかを考えている。だがまだ多くのギグではアンプにプラグインしている。

今はエンドーズ契約をする予定はないけれど、きっとどこかに頭脳とスタミナを持ち合わせ楽器販売業界を納得させられる人がいると信じているよ。私たちのような、朝6時にハワード・スターン・ショウでプレイしろと電話を受けた者が史上最高のギタープレイヤーの印象を損なわないベストなプレイができるように。

(記事終り)

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サッチの息子のZZがG3のドキュメンタリーを制作しているというのも楽しみです。

最近ヌーノが受けたインタビューで、彼はZZによるG3ドキュメンタリーの取材を受けたと話しています。どうやらG3参加ギタリストだけでなく、現代のトップギタリストたちの取材もしているようですね。