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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

PSMS Live at Club Diamond Hall, Nagoya その1 ~20周年記念!

11月16日金曜のライブでPSMS(DS:マイク・ポートノイ、B:ビリー・シーン、G:トニー・マカパイン、KY:デレク・シェリニアン)を見に行ってきました。
メタル系のインストってそうそう日本じゃ聴けないと思うんですよね、しかもテクニカル系の豪華メンバー。

A Change of Seasonsでステージが始まると、一気にぶっ飛ばされました。何と言っても音がいい!テクニカルでプロのミュージシャン・シップあふれる演奏に圧倒される!最高にクール!

ステージ右手にステージ中央を向いたドラムセットが、左手にはキーボード、中央はギター、ベースの配置。ドラム演奏を横から見るのなんて珍しい上に、それがマイク・ポートノイですから、いいもの見れました。スティックを回しながら、バンドを指揮しつつ、始終客席を見渡しながら、手拍子を要求し、様々に大げさな表情をつくっては会場を盛り上げつつ、正確でパワフルなドラミング。こんな風にドラムってプレイできるものなのか?とマイクのプレイを見るだけでもこのライブは観る価値が大いにある!

ビリーは珍しくステージでキャップ姿だったので表情が見えにくく、ちょっと残念でしたが、ベースプレイは勿論の神業!凄すぎる。カッコ良すぎる。一体全体、これがベースのプレイなのだろうか?
MR. BIGのファンとしては、ビリーには早くバンドの活動を再開して欲しい気持ちがあったのだけど、PSMSのステージを見ると、ビリーにはこういう音楽もやって欲しい、MR. BIGには収まりきらないビリーのミュージシャン・シップはこういうバンドでも発揮して欲しいと考え直しました。もちろん、MR. BIGのニュー・アルバムも早く聴きたいのだけど。

オープニング後のバンド紹介でメンバーが客席に手を振ってくれたところで、持参した「Billy」チラシを掲げてみると、ステージのビリーが見つめ返してくれ、身振りで答えてくれました!!「ありがとう、キミのこと見てるよ!」(※身振り→英語→日本語の想像による翻訳です。(*^-^))
ビリーと見つめ合っちゃった!感激!!

マイクのMCは面白かった。デレクとの再共演てことで"We're reunited"と節をつけて歌っていましたし、デレクがソロでオルガンを弾いた後、スイッチの切り忘れがあったのを、「おい!お前!」って感じで指摘したり、曲のラストのタイミングを見逃してリピしてたデレクに「いつ気づくかと思ったよ」とツッコミ入れてたり。あと、デレクの曲"Apocalypse 1470 BC" の紹介で、「BC」と「AD」を間違えて紹介し、「これを間違えると大違いだよな、でもすぐ間違えるんだよ」と訂正していたり。

そのマイクですが、名古屋のライブは特別だったそうです。「今日のライブは俺にとって特別なんだ。ちょうど20年前に俺は日本で初めてライブをやったんだが、そのときに見に来ていたヤツはここにいるか?」と言うと、客席でチラホラ手があがりました。20年前のライブも観てたなんてスゴイ。
「1、2、3・・、5人。じゃぁ俺を入れて20年前を見たのは6人だな。」

トニーのギターはもうとにかく、めちゃくちゃ速かった!そして重厚でカッコイイ。
ジーンズ、Tシャツにキャップ姿のトニーはギタリスト的なエゴが全然無い人ですね。ソロでステージ前に立って演奏する以外は一歩下がっての演奏でした。客席のトニー・コールに照れ笑いする姿がすごくカワイイ。ギターは7弦と8弦でした。8弦ネック太い。

本編のラストは"Lines In The Sand"。重厚でテクニカルなサウンドが凄すぎる。このバンドは続けるべきなんじゃない?東京公演のライブCDとDVDが出るそうなので買いたい!今日は来てよかった!

(アンコールと出待ちでの仰天する展開は "その2"に続く)

本日のセットリスト

01 A Change of Seasons 1
02 Acid Rain
03 The Stranger
04 Stratus
05 Apocalypse 1470 BC
06 Guitar Solo
07 Been Here Before
08 Birds OF Prey
09 Bass Solo
10 The Farandole
11 The Pump
12 quick drum spot
13 Nightmare Cinema
14 Hell's Kitchen
15 Key Solo
16 Lines In The Sand
17 Shy Boy (encore)