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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

ライブとスマホの関係

撮影規制の厳しい日本のライブでも近年はスマホでの写真撮影はOK、どんどんSNSにアップしてね」というライブが増えてきました。集客や話題づくりでアーティスト側にとってもSNSは手軽で重要な宣伝ツールになっているということでしょう。

海外のライブ会場ではこの現象はもっとずっと進んでいるように感じます。アメリカや南米などでのライブはライブの翌日くらいにフルセットの動画がYoutubeに上がっていたりして、私はありがたく見せてもらっています。

動画を見るほうは便利な世の中をエンジョイしている訳ですが、撮影しているライブ会場ではどうなのでしょう。

HR/HMの音楽ジャーナリスト、エディ・トランクは以前twitterでこんな発言をしていました。

ライブの写真を撮るのはいい、でもiPhoneや、中には大きくて邪魔なiPadを一晩中頭の上に構えて撮影している輩は本当に邪魔だ。せっかく来たんだからライブを楽しめ!

確かに、自分の前の人が一晩中スマホを掲げていたら、視界が遮られるし、邪魔に感じる。

最近では Mötley Crüe のニッキー・シックスが9月にこんな発言をして話題になっていました。

Stop taking selfies and be AT the concert idiots. #morons #FrontRow #Miami

自撮りなんかしてないで、ライブに参加しろ!バカどもめ!

ハッシュタグから推察するに、マイアミでのコンサートで最前列の人たちが、ステージと自分を自撮りするのに夢中になってライブに集中していないことに腹が立ったのだと思います)

MISSING LIVING IN THE MOMENT AT A CONCERT IS A CRIME

コンサートに来ておいてその瞬間を楽しまないだなんて犯罪だ!

どうやらこれらの発言が誤解され、話題になっていたのか、再度以下の発言をして主張を明確にしています。

I never said DONT take pictures of a show.I said stop taking pictures of YOURSELF or living IN YOUR PHONE "ALL NIGHT". WATCH the show.

俺はライブの写真を撮るなとは言ってない。自撮りに夢中になったり、一晩中スマホの世界に入ってるなって言ったんだ。ショウを見ろ!

海外ではステージ上のアーティストの写真を撮るどころか、それを入れた自撮り写真をSNS投稿しまくっているのかと驚きましたが、ニッキーが言っていることは至極当然のことのように思います。

スマホ撮影の話とは違いますが、ライブに行って、ギタリストからピックをもらうと嬉しいですよね。アーティストによって沢山投げてくれる人やそうでない人もいます。

以前リッチー・コッツエンがインタビューで、ピックを使わなくなったことでファンにピックをくれと言われなくていい、という発言をしていたような。

そんなライブでのピック投げにまつわる話を Whitesnakeジョエル・ホークストラインタビューで話していたのでその一部を和訳してみました。

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この頃のライブではオーディエンスのピック熱にたじろいじゃうくらいだよ。ブロードェイでミュージカルのRock Of Ages をやっていたときだけど、第一幕の終わりに僕はよくステージからピックを投げていたんだ。

これをやると第一幕のどのシーンよりもオーディエンスの歓声が大きくなる程だった。たかが25セントのプラスチックのピックにだよ!するとこんな輩にでくわすようになるんだ。彼らはピックを投げたり口から吐くような仕草をショウの間中僕らにしてくるんだ。(ピックを投げろというアピール)

これって今起こってるショウでのスマホ騒ぎよりもタチが悪いよ。セバスチャン・バックがライブの間中スマホに熱中してるオーディエンスに怒った話は知ってるけど、その問題はオーディエンス自身のことであって、彼らが他者に対して何かするということじゃないからさ。

ピック騒ぎはとんでもないことになってるよ。こんなことなら僕が出口で皆に1枚ずつ配ることができたらいいのにさ。一晩に投げられる枚数は8~10枚なんだよ。(スポンサーの供給枚数に限りがあるため)

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ジョエルはライブでのスマホ問題には意見を述べてはいないのですが、その行為がどうであれ、他人に迷惑をかけていなければ、それは彼ら自身の問題だと言っています。むしろ、ピック欲しさに人を不快にする行為は止めて欲しいということ。

他者への配慮をもちつつ、ライブは思い切り楽しみたいですね。機会に恵まれたら、私もお行儀良くピックをゲットしたいなぁ・・・