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アクシデントに加えて悲劇にも耐えた Def Leppard Cruise

マイアミから出航する客船に乗ってお気に入りのバンドと夢のバケーションという人気のロック・クルーズ企画に今年は Def Leppard も加わり、1月21日~25日の船旅が開催されました。

SNS等でながれてくる写真や情報を見ていただけでも複数のアクシデント、悲しい出来事に見舞われたこのクルーズ、それでも Def Leppard は最善を尽くしてファンに応えたよう。

出航前のプレ・パーティで演奏していた Last In Line のジミー・ベインさんがクルーズ中に亡くなったという悲劇に加えて、ジョー・エリオットが喉頭炎のため歌えず、クルーズのヘッドライナーのショウでは代役のシンガーが歌いました。想定外のあらゆることが起こったクルーズはどんなだったのでしょうか?

このクルーズのホストを務めた人気HR/HMのDJ、エディ・トランクが旅を終えて、まとめのコメントを出していましたので、一部を和訳してみました。

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ジミーが亡くなったことは悲劇だし悲しい。ただ言っておきたいのは、彼は自室のキャビンで1人静かに亡くなったということだ。決して彼がハメを外したりした痕跡はないし、誰もそれを見ていない。検視は今後行われるだろう。

俺は水曜の夜、プレ・パーティでジミーに会った。彼は体調が悪いと言っていたが、きっちりライブで演奏していた。彼は1年以上禁酒していたし、彼が過去に問題を抱えていたとしても、彼の死について語られていることはセンセーショナルに歪められている。乗務員たちはしっかりとこの事態に対処したし、 Last In Line は(バンドメイトを失った中で)最善を尽くした。俺たちは船でジミーの追悼会をやって、バンドはエリック・ブリッティンガム(Cinderella)を代役に短いライブをやった。

さらにジョー・エリオットの声に問題が起こった。そのせいで彼らの現在のツアーが延期される結果にもなっている。俺はジョーとステージに立って、観客たちに事態の説明をした。

Def Leppard はそれでも短いセットを演奏して、フィル・コリンとヴィヴィアン・キャンベル、それからエリック・マーティンとキップ・ウィンガーにアンドリュー・フリーマンが歌った。それらは素晴らしかったと付け加えておこう。

あまり報道されていないが、 Def Leppard は乗船客全員に対して、世界中のどの会場でも使える彼らのライブ無料券を配ったんだ。もちろん、ジョーが歌えなかったのは残念だ。でも彼らは十分対処したし、多くのファンは喜んでいた。それに少なくともとてもユニークな Def Leppard のライブを見たのだしね。

天気は悪かった。ずっと最悪という訳ではなかったけれど。天気のことは仕方ない。(悪天候により、クルーズ途中に予定していた島への下船は行われなかった模様)

俺はここでこのクルーズについて言い訳をするつもりはない。ただ事実を話しているだけだ。俺はたいてい楽しい時間をすごしていたし、乗船していた他のバンドの演奏は素晴らしかった。それに、ジョーが歌えないことのお詫びもあって、彼らはできる限り船内でファンと交流していたと思う。

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楽しい船旅がアクシデントや訃報に見舞われたようですが、バンドはベストを尽くしたのでしょうね。お疲れ様でした。