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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

The Ultimate Guitar Experience ライブ@ Culture Club in FL 2016.02.26 part2. ウリ・ジョン・ロート

夜10時半をまわった頃、遂に本日のメインアクト、ウリさんがステージに登場しました。歓声が一段と大きくなります。クルーズでもウリさんのライブは見ていたのですが、今夜はステージに立つミュージシャンがやたら少ない。あれ、船では昨年の日本ツアーとほぼ同じメンツを見たのだけど・・・

オープニングはジョン・ウェストをボーカルに迎えての "All Night Long"。ウリさんのライブはギター3本にキーボードにという厚みのあるサラウンド・ハーモニーでしか聞いたことがなかったのだけど、なんと今夜はバンドが3ピース+ボーカルというシンプル・バンドサウンド

あの厚みのあるハーモニーからウリさんのギターだけを取り出すとこういう音なんだ!珍しい体験かも。

「いつもならステージにはもっと沢山のミュージシャンがいるハズなんだけどね。予想外の緊急事態があって、4人(ニクラス(g)、カルビン(key)、ウレ(b)、デヴィッド(g)のことと思われます)はVISAの問題に対処するため、昨日の朝早くからモントリオールに行かなくちゃならなかったんだ」

ええええぇぇぇ~~~~~、マジですかぁ?バンドメンバーがほぼいない状況ってこと??

「でも幸運なことに、ここには優れたギタープレイヤーがいるんだよ。アンディ・ティモンズ!」

それでアンディが助っ人ってこと?!ちょ、アンディだって、そんな急にしかもウリさんのセットを弾けと言われても大変じゃない?ステージ上手に登場したアンディを見ると、でもやはり嬉しい。アンディが沢山見れてラッキーかも♪ウリさんとのツインギター・ハーモニーを聞かせてくれちゃって、とっても得した気分。

次はジェニファーがステージへ。太くドラマティックに響くイントロは "The Sails Of Charon"。これ好きだわ~。ウリさんのギターがどんどん高みへ昇華する楽曲。大柄でネイティブ・アメリカンのアイコニックな装いのボーカル、ジョンさんはステージ栄えするし、メロディックでパワフルな声。

ダブルネックのスカイギターに持ち替えたウリさん、ハンドピッキングで始まったのは "Fly To The Rainbow"。スピリチュアルな音楽体験というのはこういうものだね、きっと。

再びステージに登場したアンディとウリさんのギタースクラッチの掛け合いから始まったのは"Dark Lady"。ジョンさんとウリさんのダブル・ボーカル。アンディとウリさんのギターハーモニーから、ソロの掛け合いまである。このライブが見れたのって凄くラッキーかも!

この後は3人のプレーヤーによるジャムセッション。ウリさんのソロを中心とした流れに変わりはないのですが、それぞれのプレイヤーの味が加わります。さらにボーカルのジョンさんを迎えての3曲で The Ultimate Guitar Experience はその名のとおり究極のギター体験のうちに終演を迎えました。

本日のセットリスト 

01. All Night Long (Scorpions cover)
02. Sun In My Hand (Scorpions cover)
02. The Sails Of Charon (Scorpions cover)
03. We'll Burn The Sky (Scorpions cover)
04. In Trance (Scorpions cover)
05. Fly To The Rainbow (Scorpions cover)
06. Polar Nights (Scorpions cover)
07. Dark Lady (Scorpions cover)
encore
08. All Along The Watchtower (Bob Dylan cover)
09. The House Of The Rising Sun (traditional)
10. Purple Haze (Jimi Hendrix cover)
11. Little Wing (Jimi Hendrix cover)

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終演後のVIP ミート&グリート

Uli_uge終演後の時刻は既に12時を過ぎています。ミーグリに集まったファンは20名プラスくらいだったでしょうか。日本と違ってミーグリと言ってもオーガナイズされていませんので、適当にできた列に並んで順番を待つのですが、皆さんの話が長くて1時間以上待ちました。オープンエアの会場は寒いのなんのって。2月のフロリダは昼と夜の気温差が激しい(涙)

しかもお目当てのアンディは列の先頭あたりで話してさくっと退出していっちゃうし(大泣)、しつこい酔っ払いにずっとからまれるし。(ミーグリに来ておいて酔っ払いってどういうこと?ウリさんにも失礼だよ)会場で私を気遣って見守ってくださった現地在住者様に心の底から感謝しています。

やっとお話できたウリさん、すごくやさしい方。MORCのスティーブ・ヴァイのライブではずっとステージ後ろにいらしたので、共演が実現するかもと期待したのですが、と水を向けると、あの日は疲れていて、翌朝もの凄く早かったし(どうやら、バンドにVISA問題が発覚して大変だった頃の模様)共演はできなかったんだよ、でもヴァイとは長年親しくしているよ、とのこと。

昨年の名古屋のライブを見ました。素晴らしかったと言うと、MORCの2週間前には日本へ行ってあの日本ツアーのライブ音源の編集をされていたそうで、あのツアーのこと日本のこと楽しくお話くださいました。

孤高のギターヒーローという勝手なイメージだったのですが、人懐こくてお話好きでとてもやさしい方という印象を受けました。全てのミーグリが終わると時刻は深夜2時近かったでしょうか。お疲れでしょうに、頭が下がります。

昨年の日本ツアーのライブDVD発売が楽しみです。

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4/22/2016 追記

ウリさんと話した時ですが、実はこんな話もしてくれました。

「日本には今年のラウドパークで行くよ。今年はSCORPIONSも出るんだよ。彼らと会うのは何年ぶりかなぁ、もう随分会っていないからとても楽しみなんだ」

わぉ、また凄い話をしてくれちゃって!でも別れ際に今の話は秘密だよ、と念押しされたので、約束は守りました。4/18にラウパ公式の第一弾ラインナップ公表があったので、この話も解禁ですね。