何ということでしょう!先週に続いて一番観たいやつが来た!
1年ほど前にアレックス・ヴァン・ヘイレンが主導しての Van Halen トリビュート・コンサートの計画があり、それに参加するギタリストとしてジョー・サトリアーニがリクルートされていたこと、結果的に構想は実現しなかったというニュースがありました。(詳しくは以下の過去記事で)
エディの息子のウルフもトリビュートには関心がない中、この話はもう終わったのだと思っていましたが、まさかサミーがやるとは驚きました。
今年の10月にサミー期の Van Halen スタジオ・アルバムとレア音源を集めたリマスター・ボックスセット『The Collection II』が発売されたことも影響しているのかも。
バンド名も曖昧で、The Best of All Worlds と題されたこのツアーは7月にフロリダを皮切りに始まり、8月末まで続くよう。サミーの名前の下に配置されたロゴは意図的なVHロゴ風ですね。
The Circle のギターにサッチが入ったというか、Chickenfoot のドラムにボーナムが入ったというかのバンドですが、Chickenfoot のライブを一目観たかった私にはたまりません!
このツアーのニュースリリースを兼ねて、バンド全員が14日にハワード・スターンの番組とエディ・トランクの番組に出演しました。以下はハワード・スターンの番組が公開した動画です。
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Howard Stern:The Best of All Worlds tour には誰が参加するの?
Sammy Hagar:このツアーでは Van Halen のカタログを深堀りするつもりだ。いつもの The Circle のライブでは Van Halen 5~6曲と俺の曲、Chickenfoot 曲を少々と Montrose や Led Zeppelin 曲を少しやるが、それを今度は真逆にして、俺の曲を5~6曲と Van Halen をかなり深堀りする。
それをするにはジョー・サトリアーニが必要だ。そうじゃなきゃ、つまりは…。だろ?
(Howard Stern が拍手)
HS:つまり君の大発表というのは、ツアーに出て主に Van Halen のカタログを沢山演奏するということだね。それは君とマイクがツアーに出て普段はやらないことだ。
SH:マイクと俺はもう長い付き合いだ。そしていつも(VH曲を演奏することを)話してきたが、それは脇に置いておいた。でももう時が来たんだ。誰もこれをやらないんだから。もしデイヴがツアーに出るなら、彼は俺の歌った曲は歌えない。俺たちなら初期のVH曲でもできる、そこに問題はない。俺がVHにいたときにそれはやっている。"Aint Talkin' 'Bout Love" をやったし、"Jump" ではオーディエンスを誰かあげてジャンプさせたもんさ。
これはあのバンドを祝うものなんだ。それができるのは俺たちだけなんだよ。行き先の街全てで、そこのミュージシャンを招待するつもりだ。どの街へ行っても、ギタリストはジョーを観るためにやって来る、かつてエディを観に集まったようにな。その街のギタリストを招いて、シンガーだって招く。もしアレックス・ヴァン・ヘイレンが飛び入りしたいと言ったら、もしデイヴ・リー・ロスが参加したいと言ったら、もちろん大歓迎だ。
HS:アレックス・ヴァン・ヘイレンが君のツアーに姿を見せる可能性はあるの?そして自分の弟の人生を祝福するのかい?
SH:そう願うよ。アルにはもう5年くらい月一くらいで声をかけてる。ただ返事はないけどね。
HS:どう連絡しているの?
SH:電話して留守電を残すだろ、テキストでメッセージ送るだろ、eメールを送るだろ、この3つさ。「アル、電話してくれ」って。
アルが返してくるお決まりのフレーズは「サム、俺たちはもう若くないんだ」なんで、こう言おう、「アル、俺たちはもう若くないんだ。電話をくれ。どうしたいか言ってくれ。こっちへ来いよ、集まろうぜ。マイクと俺とどこかで会おう」
HS:このバンドを何て呼ぶの?名前はある?
SH:Best of All Worlds tour。俺のレガシー・ツアーでもある。マイクと俺の言葉で言うと「俺たちの始めたことに終止符を打とう」さ。
HS:サミー・アンド・ザ・ボーイズ、Best of All Worlds サマー・ツアー
こちらの動画では「一番弾くのが難しいEVHのギターリフは?」の問いに対してサッチは "Mean Street" のイントロだと実演しています。
ちなみに、先ほど紹介した過去記事では
「"I'm The One" だ。エディは高速でスウィングしたプレイができるんだ。超正確に右手のプレイができる。あのシャッフルビートだよ、恐ろしい程さ」
と話しています。それでもサッチのことですから、夏のツアーに向けて完璧な準備で弾きこなしてしまうのだろうなと。
どうかこのライブを日本に呼んでください!