久しぶりにポールの話題です。ポールは今年7月のGreat Guitar Escape Campに向けた準備中かと思われますが、今年の始め頃に収録されたと思われるインタビュー動画を見つけました。長いインタビューですので、一部の概要を和訳してみました。ポールの難聴の話はそんなに進んでいたのね、とビックリしました。
今年は3ヶ月先の予定を決めていないから、どんな可能性もあるよ、とのことですので、夏以降のポールが何をするのか、楽しみです。
ポール・ギルバートと音楽
8歳の頃
ギターは弾けないけど、頭の中に音楽があふれてるぅ♪
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少年時代
Van Halen大好き、速弾リフを練習しまくり!
でも速弾リフの完璧コピーができなくて、リズム・パートを練習
(結果的にはこれが幸運だった)
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メタル速弾へ傾倒したが、やがて自分のプレイに飽きる
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歌えるメロディを弾きたい、ポップスがやりたい!
Green-Tinted Sixties Mindが誕生♪
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ポップ・パンク・ミュージックで複雑なコードを練習
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ブルースにたどり着く(ジャズ・フュージョンも)
ブルースってテンポがスローだし、単純で若い頃はかっこいいと思わなかったけど、演奏技術面で学ぶことが沢山ある。
難聴の今
子供の頃からずっと大きな音でヘヴィな音を聞いていたせいで、耳が悪くなってしまった。今では大音響の中にいても、自分にはごく小さな音に聞こえるんだ。
アコースティック・ギターとシンプルなヴォーカルの曲なら僕の耳にもまだ聞こえるんだけど。オーバーダブのいっぱい入った最近の音楽は聞くのが難しいね。
耳鳴りはあまり気にならないけど、人の話をはっきり聞くのがこの耳のせいで難しいよ。
例えば、MR. BIGのライブでGreen-Tinted Sixties Mindを演奏するとき、イントロのギタープレイにドラムのハイハットが入ってくるんだけど、僕にはあの高い音が全く聞こえないんだ。ドラマーのパットは僕が曲のリズムを外してしまうのではないかと心配してる。実のところ、僕は勘でリズムをとって演奏してるんだよ。
ゲイリー・ムーアのギター・プレイは物凄く情熱的だよね、プレイに怒りをぶつけているというか。
例えば"Still Got The Blues"はカバーするのが難しかったよ。彼のベンドは正確で、ヴィブラートをあまりかけない。つまり、とても正確に音を出さなくてはいけないってこと。ヴィブラートを使ったほうが簡単にプレイできるんだけど。
下の動画は、ポールが話題にしていたゲイリー・ムーアの"Still Got The Blues"をカバーした今年のライブです。話題のメイン・メロディを是非チェックしてください。