Stay Together

Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

MR.BIG ライブ@フォレストホール日本特殊陶業市民会館 2023.07.20 The Big Finish

「The Big Finish Farewell Tour」と銘打った MR.BIG6年ぶりの日本ツアー初日は名古屋です。パットを喪って、バンド活動を終えるというのなら、最後にお別れあっても良いよね、と長らく思っていたところの実現で、中国でのフェス出演を1度終えてのショウとなりました。とはいえ、フェスとは異なるであろう単独公演のセットリストや演出など、日本に来てからの準備は大変だったのかも。

2千名ちょっと収容のフォレストホールでしたが、満席だったのか、当日券も販売しておらず、「我が青春の MR.BIG」なオーディエンスが駆けつけたのでしょうね。

入口ロビーにはパットの使用していたドラムキットが展示(チャリティ・オークション用)されており、多くのファンが写真に収めていました。急ごしらえだったのでしょうが、床と壁を設置して、できればドラムスティックを持つパットのパネルを設置してくれていたら、もっと強烈な印象を残したことでしょう。

ライブの個人的感想を箇条書きにすると:

・2時間半近くの熱演に感謝
・意外にエリックの声が出てた(かなり期待値下げてた)
・フォレストホールは音がイマイチ(席によるのか不明)
・フェアウェルで『Lean Into It』全曲演奏は必要だったのか(ベスト選曲でいかんの?)

という感じで、以下はライブレポです。

============

開演時間になると、ステージ・スクリーンに楽屋からステージに向かうメンバーの姿が映し出され、満席の会場は熱い期待で手拍子しながら主役たちの登場を今か今かと待ちました。

メンバーが登場すると歓声は更にヒートアップ。アイコニックなイントロで "Addicted to That Rush" でスタート。文句なしでカッコイイ!ブレイクからドラムが入る、あれ?何か違う。ドラムのことはわからないけど、パットと違う人なんだから、それは当然なんだけど、ふと寂しさが。そのまま "Take Cover" へ。

凄いよ、ビリーはこの暑い名古屋の夏に革のジャケット着てる。(さすがに数曲で脱いでた)今回助っ人としてドラムとコーラスを担当するニック・ディヴァージリオさんはシンプルないでたちで良いとして、ポールも上下黒の簡素ないでたち、しかも半端に伸びた髪と黒縁メガネ姿は町の電気屋さんと見紛う。

エリックは暑い中Tシャツにシャツを羽織ってショールを首に巻くいつもの姿。ロックスターとしての装いを貫いたビリーとエリックに対して完全に脱力しているポールに苦笑い。それ位、今のポールは素の自分自身でいられるのかもね。

続いて "Undertow" ときたか。『What if』からやるなら、私は "Around The World" が聴きたかったなぁ。

フォレストホールでは5月に Dream Theater を観たのですが、そのときも音が悪くて、聴きたかったペトルーシのギターの魅力半減くらいでした。席はそのときが1階席左手後方、今日が1階席右手中ほどですが今日もアカン。ベースの低音がスピーカーでハウって、ギターに干渉しているような感じで、ポールのギターは余り聴こえない。(エレアコとソロ時は聞こえた)あとコーラスもMCトークも聞こえにくい。最後なのに無念。先週のTOTO センチュリーホールはもっと音が良かったなぁ、MR.BIG も2014年にはそこで演っているので同じハコなら良かった。

さて、ここからは『Lean Into It』全曲演奏。ドリル演奏も見納めか。
"Green-Tinted Sixties Mind" のイントロも実にアイコニックでロック史に残ると思うんだ。このときだったと思うけど、スクリーンに彼らを題材にした漫画が映っていて思わず真剣に読みかけました。(笑)

"CDFF-Lucky This Time" レアなもの聴けたけど、エリックが苦しそうだったことを報告しておきます。(他にも苦しそうだったのアリ)

"My Kinda Woman" イントロのギターで問題発生。ギターを持ち替えて、「よし、こっちだ。key=F# はこっち!」と弾き始めたら、あれ違った!となり、ポールはチューニング。ツアー初日なので、こういうことも発生するのでしょう。曲ごとの使用ギターとチューニングはセット済だろうけど、ギターを重複して使っているのかな。ギターテクさんも大変だ。

"To Be With You" ではポールがアコギに換えて…と見ていたら、見慣れないエレアコ。ボディが薄い。そんなの Ibanez にあったっけ?と思っていたらどうやら Godin Guitar のだったみたい。なぜ今回はこれを使ったのか知りたい。日本公演ならいくらでも Ibanez がギター持ってきてくれるだろうに。

アルバム再現が終わったら、どんな曲をやるのかなと楽しみにしていましたが、"Big Love", "The Chain" と渋くてレアな選曲に驚きました。コアなファン向けにサプライズというところでしょうか。

"Promise Her The Moon" 以降からアコースティックのセットになってニックさんもステージ前に。"Wild World" を皆でシンガロングして懐かしく幸せな気持ちに。アコースティックだと音も聴きやすいわぁ。

ビリーのソロに続いての "Shy Boy"!やったぁ、最後にこれが聴けて嬉しいよ。何年ぶりに聴いたかな。ベースとギターのユニゾンを目に焼き付けたい。そっか、2020年の Sons of Apolloサウンドチェックでビリーが弾いたのを聴いたのが最後かも。ポートノイのドラムバージョンも良かった。そういえばこの2人は今年また来日するのでした。

開演からかなり時間が過ぎているけれど、もちろんアンコールはあるよね?と待っていると割と直ぐに戻ってきてくれました。

"30 Days in the Hole" はバンドのコーラスワークの素晴らしさが好きなのですが、会場音響のせいなのか、コーラスの秀逸さに感動することはできず終いだったけど、シンガロングして楽しかった。

長年のファンのサポートにエリックが感謝の言葉をくれたので、もう終わりかな?でもいつもは楽器交換タイムあるよね?という期待に応えてくれて嬉しいぞ。エリックがベースでポールがドラムスで、ニックさんがギター持った。ビリーがボーカルか!

さすがにこれで終了と思っていたので、そういえば久しぶりに彼らの "Baba O'Riley" 聴きたかったなぁ(残念)と思っていたら、なんと始まるではありませんか!嬉しすぎる!

「ここに再び来られてとても光栄だ。君たちは俺たちにとって、かけがえがない友人であり、ファンであり、素晴らしい人たちで、ずっと良くしてくれた。愛しているよ、ドウモアリガトウ」

締めはビリーの感謝の言葉でした。最後に再び行ったメンバー紹介では最後にパットの名も告げられ、感激ひとしおとなりました。

ありがとう。最後の日本ツアーの成功を祈ります。


本日のセットリスト

01. Addicted to That Rush
02. Take Cover
03. Undertow
04. Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
05. Alive and Kickin'
06. Green-Tinted Sixties Mind
07. CDFF-Lucky This Time
08. Voodoo Kiss
09. Never Say Never
10. Just Take My Heart
11. My Kinda Woman
12. A Little Too Loose
13. Road to Ruin
14. To Be With You
15. Big Love
16. The Chain
17. Promise Her The Moon
18. Where Do I Fit In
19. Wild World (Cat Stevens cover)
20. guitar solo
21. Colorado Bulldog
22. bass solo
23. Shy Boy (Talas cover)
encore
23. 30 Days in the Hole (Humble Pie cover)
24. Good Lovin' (The Rascals cover)
25. Baba O'Riley (The Who cover)