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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

"The Audience Is Listening" ビデオ編集はWhitesnakeライブツアー中

1990年にリリースされたスティーブ・ヴァイ先生の"The Audience Is Listening"のミュージックビデオは当時MTVのトップ10に6週間ランキングされました。カワイイ顔した小学生のギター少年スティーブ・ヴァイが転入先の学校で自己紹介代わりに教室で"The Audience Is Listening"を演奏して教室をメチャクチャにしてしまうという、ありがちで楽しい ミュージックビデオです。

このビデオの面白いウラ話がヴァイ先生のサイトにあったのでご紹介。本当にこんな話ってあるんでしょうか。

このビデオのプロデューサーであり、編集者でもあったヴァイ先生、当時はVHSビデオを大量のビデオ編集機材を使って編集していたそう。1990年に撮影したビデオの編集中、ヴァイ先生はWhitesnakeに参加し、ライブツアーに出ていたそう。

それゆえ、何十本ものVHSビデオをツアーに持ち込んでいたそうで、公演する街に着くと、電話帳をめくってはVHSビデオの編集スタジオを探したそうです。で、割とそういう機材のある場所は誰か人の家の地下室だったりしたそうなんですね。

ある日、ライブ会場の側にあった個人宅の地下室にビデオ編集機材があったそうで、ヴァイ先生はその男性のお宅に行ったそう。キッチンで奥様がいい香りのディナーを作っている側を通り抜け、地下室に入って何時間も編集作業したそうです。その男性はすごくいい人だったそうで、ヴァイがライブ会場に戻る前に食事をしていかないかと誘ってくれたので、ヴァイ先生はありがたいディナーの話を承諾しました。

ビデオ編集を終えて、ディナーのため、地下室から上がろうとしていたその時、その男性の15歳の息子が地下室前のドアを走り去る影が見えたそうです。父親が「ロニー、どこに行くんだ?」と大声で地下から聞くと、息子はWhitesnakeのコンサートに行くんだよ、スティーブ・ヴァイを見に。絶対に少しも見逃したくないからね!」と答えました。それで父親は地下室のドアまで階段を上がって、「ヴァイを見にコンサートへ行かなくてもいいんだぞ、彼は今ここにいるし、私らとディナーを食べるんだ」と大声で息子に知らせました。「はん!そりゃー僕の夢の中の話だね。もう行くよ!」とロニーは玄関のドアを閉じながら答えたそうです。それで、ヴァイ先生はそのご主人と奥様と静かな夕食をいただいたそうな。

Whitesnakeのライブから帰ったロニー君、お父さんから本当にあの時ヴァイ先生が家にいたって聞いたら、ショックで泣いちゃっただろうなぁ。