Stay Together

Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

デヴィッド・カバーデイルも出演、THAT METAL SHOW

先週から紹介しているTHAT METAL SHOW。今週は"ヘッド・オブ・スネイク、その人" (by エディ)、デヴィッド・カバーデイルが出演したシーズン7の回をご紹介。この回のゲスト・ギタリストは今やデヴィ・カバ様の右腕、ダグ・アルドリッチ。きっとデヴィ・カバ様の指名だったに違いない。「ダグじゃないと、私は出演しない」とかってね。

ホストのエディから、「新作のFOREVERMOREは素晴らしいね、前作も強力なアルバムだったが、こんなに早く新作が出るとは」と水を向けられ、ご機嫌のデヴィ・カバ様は、「ダグとアイデアを出し合っていたら、あっという間に出来てしまったんだ」とおどけて答えてます。「あなたのキャリアを振り返ると、素晴らしいミュージシャンと仕事をしてきていますね、ギタリストを挙げれば・・・」と続々名前が挙げられると、「そうだね、私は実に素晴らしいギタリストと仕事をしてきたが、素晴らしいドラマー、ベーシスト、キーボーディストとも仕事をしてきた。40年この世界で仕事をしてきたからね。」と軽く受け流します。

ホストから、「あなたは本当にロマンティストで、ラブソングの数々は様々なアプローチがあり、実にユニークで本物。どうしたらあなたのようになれるのか教えて欲しい」と数々のラブソングについて聞かれると、「瞑想の成果だよ。」とこれも軽く受け流し。「ラブ・ソングを書こうとして、作ったことはない。ピアノの前に座ると自然とアイデアがわいてきてしまうんだ。」だそうな。

ちょっと変わったネタでは、ホストから、ワインの話に水を向けられると、楽しげに「ホワイトスネイク ジンファンデル」の話に。ワイン好きなデヴィ・カバ様とハードロック/ヘヴィメタル好きのカリフォルニア、ワイナリーのオーナー、デニスさんが知人を介して知り合いになり、ついには「ホワイトスネイク」の名を冠したワインができます。(詳細については、こちらの「ワイン・スペクテーター」というシリアスなワイン雑誌でデヴィ・カバ様のインタビューをどうぞ。このワイン、ビンテージは2008年からあるみたいで、毎年夏に前年のヴィンテージが販売されるようです。ホワイトスネイクですが、こちらは赤ワインなので、そのうち、シャルドネが好きだというデヴィ・カバ様の好みに合わせて、白い「ホワイトスネイク シャルドネ」ができるかも知れません)

カバーデイル、ペイジのアルバムの話が出て、デヴィ・カバ様が今でもジミー・ペイジとは友達でよく連絡を取っているという話では、ダグがジミー・ペイジからレス・ポールにサインをもらった話も出てきます。

最後には、ホワイトスネイクのアルバム「スライド・イット・イン」と「ホワイトスネイク 1987」のどちらが素晴らしいアルバムか?という話題で、スタジオは2派に分かれて激論を始めます。ここで興味深いのはホストのエディが「「スライド・イット・イン」の欧州版はクラシカルなロックだったけれど、ジョン・サイクスが加わり、米国版にアレンジされて生まれ変わった」と言い、「このアルバムが発売された時期にMTVがあれば、状況は違うことになっていただろう」という話にデヴィ・カバ様もうなずいていたところ。

ここで、もう一人のゲストである、リタ・フォードにどちらのアルバムか意見を求めたところ、「「スライド・イット・イン」よ、あの曲は曲自体が自然に語りだすの」とコメントしたので、ホストのエディが、「リタ、正直に言ったほうがいい。君はあのアルバムを・・」とうながすと、「ええ、ごめんなさい。聴いたことないわ。」で会場は笑いの渦。デヴィ・カバ様も苦笑でした。結局、この勝負は会場のお客さんの拍手の数の違いで「スライド・イット・イン」が勝ちました。アメリカのオーディエンスなら、「ホワイトスネイク 1987」の圧勝かと思ったので、ちょっと意外でしたね。