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スティーブ・ヴァイ 52時間のチャリティ・イベント実施!Big Mama Jama Jamathon 9/28-30

先週の金曜から日曜にかけて、ヴァイ先生が音楽監督を務めたチャリティ・イベント、Big Mama Jama Jamathon がロスで行われました。今週はこのイベントの概要を備忘録替わりに書いてみました。

ヴァイ先生は少数のチャリティ活動に深く関わることを心掛けているそうですが、Extraordinary Families という子供の為の里子、養子縁組活動をしている非営利団体の理事をしているそう。この団体の為の資金集めが今回のチャリティの目的です。

コンサートはロスの音楽学校 Musicians Institute が新設したライブハウス Live House Hollywood のこけら落し公演として行われました。コンサート前にはヴァイ先生も参加してテープカット・セレモニーも!

コンサートは金曜の正午から始まり、翌々日の日曜午後4時までの52時間続くジャム・コンサートという驚異的な内容。ヴァイ先生の人脈をフル活用して、様々なゲスト・ミュージシャン、またMIの学生さんも参加、一般からのバンドエントリーあり。その模様は全てライブ・ストリーミングされました。

Dayone

ヴァイ先生は最初と最後に顔を出すだけかと思っていたら、「ほぼ8割くらいの時間は会場にいる」とのお言葉どおり、ずっとステージに立ってプレイしていました。ゲストとヴァイ先生のジャムとゲストのソロショウが交互に続く感じ。

9/28のゲスト(一部)

ニタ・ストラウス、スティーヴ・モーズ、アル・ディメオラ、ドゥイージル・ザッパ、デイヴ・ナヴァロ、ハーマン・リー、オリアンティ、デレク・スモールズ、リー・リトナー

ニタちゃんとの "The Animal" も、モーズさんもディメオラさんも見逃して残念。まだ動画探してます。
ドゥイージル・ザッパとの共演は楽しそう。最後にヴァイ先生がボーカルで歌ってた♪
オリアンティとの共演は良かった。2人の呼吸も合ってて、オリちゃんいいギター弾く。早くソロでのキャリア再構築してねと思いました。
映画スパイナル・タップのデレク・スモールがここに登場!彼は今年ソロアルバムも出していた(ヴァイ先生参加)のでした。2人の共演もまさかの実現w
リトナーとヴァイ先生の共演は凄く意外なイメージ。リトナーにもっとガツンと弾いてもらいたかったな。

9/29のゲスト(一部)

モヒーニ・デイ、ダニエレ・ゴッタルド、ジョン5、トシン・アバシ、ヌーノ・ベッテンコート、スティーヴン・アドラー、カール・ヴァーヘイエン、ニコラス・マイヤー他

モヒーニちゃんはハウス・バンドとしても活躍。ソロスポットもあって会場をうならせていました。
ダニエレ、ジョン5、トシンと腕利きが続く。
ヌーノは "Superstition" と "Purple Rain" という選曲。やはり盛り上がるなぁ。
アドラーさんをドラムに迎えて "Born To Be Wild" この曲は高校生だったヴァイ先生がバンドで演奏しまくったとMCありました。
カール・ヴァーヘイエンの登場も昨日のリトナーと同じくらい意外でしたが、ちょっと弾いただけで激ウマすぎてしびれる。ロック出身の方だからヴァイ先生とのジャムでも光ります。カールのギターに刺激を受けてか、ヴァイ先生も弾きまくってお返し。その後、カール先生のソロではエレキ1本で定番の "Little Wing" を弾いて歌いました。

ヌーノとの共演ビデオ

開始冒頭の1:13辺りでのヌーノとヴァイ先生のやりとりが面白いのでw

ヌーノ「ベースは?トシン・アバシを呼ぼうか。彼ベース弾くし」
ヴァイ「格別なベース・プレイヤーが必要だから、ジェフ・バーリンを呼ぼう。僕と妻はバークリーで会ったんだけど、よく出かけて彼のプレイを見たよ。彼に出てもらえて光栄だ」
ヌーノ「俺の立ち位置ここでいい?その辺で踊ると(扇風機の前に立つことになるから)クビになるって聞いたよ」
ヴァイ「もう子供が持てなくなるって話だよ(笑)」
ヌーノ「だって、あなたの髪じゃなくて俺の髪に風が当たるとすっごく怒るじゃん?」
ヴァイ「(爆笑)私の扇風機の邪魔をするな!そ、私の髪に風が当たるとクールに見えるからね、正しい理解だ(笑)」

Generation Axe の間はこんな感じなんだろうな、めちゃ面白いわ。

9/30のゲスト(一部)

ジョー・ロビンソン、デヴィッド・パック他

最終日はかなり予定が押していて、スケジュール比較で2時間ほど遅れていました。そのためか、ヴァイ先生の "For The Love Of God" を締め曲にして、残り1時間くらいの予定はぶっち切りにしてイベントを終えていました。派手なフィナーレを期待していたから、肩透かしをくったような感じ。(汗)

イベントのメインは各日とも正午から深夜1時くらいで、深夜時間帯から翌日の昼まではMIの講師やその人脈の方のジャムだったよう。深夜にはホールのオーディエンスもまばら、ストリーミングの視聴者も少なくて、深夜番の方たちはお疲れ様でした。

グッズとオークション

なお、イベントの音源は録音されていて、こちらのサイトで音源を購入することができます。ダウンロードで良ければ、Big Mama-Jama Jamathon -Digital Download Vol.II $10 を選べば、アクセスパスの Vol.I も付いてくるので、音源を全て購入できてお得です。

販売されているグッズの中には、ヴァイ先生のギターテク、トーマスから提供のあったスーパー・ストラトがあります。お値段なんと$175,000!

詳細を読むと、このギターはトーマスがかなり改造を施したもののようで、99年のヴァイ先生ワールド・ツアーでは "Little Alligator" を毎晩これで演奏したそう。その後、様々なアーティスト100人からのサインを入れられたこのギターはかなりの値打ち物です!ギターにはヴァイ先生が名前を付けていて、"SAMOHT" トーマスの名前を逆に並べたものだそう。(笑)

その他、ヴァイ先生が描いた絵の数々を版画にした作品も1枚$250で販売されています。

もう一つの目玉はヴァイ先生からのギター個人レッスン1時間。こちらは JEM7V がもらえて、何とヴァイ先生の自宅スタジオ、ハーモニー・ハットでレッスンが受けられます。$10,000の価値は十分あるのでは?ヴァイ・ファンにとって究極の体験ですね。

こちらのオークションサイトでは、ヴァイ先生の友人たちから提供された様々なグッズがオークションに出ています。期限は14日まで。

Daytwo