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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

Steve Vai 7年ぶりのアルバム "THE STORY OF LIGHT" 完成!

ついに、ついに、スティーブ・ヴァイニュー・アルバム "THE STORY OF LIGHT" のリリースがアナウンスされました!!昨年以降のヴァイ先生のコメントなどから、新作の製作中ではないかと思っていましたが、何しろヴァイ先生は「作曲~演奏~録音~編集」の過程で音符1個でも「音が違う!」となると納得の音になるまで何年でも編集するという方なので、「新作のレコーディングができてもそこから編集で何年もかかるかも知れない・・・」と私は内心で思っていましたので、こんなにスッキリとリリースが発表されて驚いています!うれすぃぃ~!!動画はニュー・アルバムとツアーについて語るヴァイ先生のインタビューです。

今年は8月~10月の北米ツアーが決定!G3じゃないんですよ!ヴァイ・バンド単独公演なんです。ヴァイ先生のHPによると、バンドメンバーはギターに長年の弟子 Dave Weiner、ドラムは "Where The Wildthings Are" に引き続き、Jeremy Colson (彼はツアーごとにタトゥーが増えていくので、今頃は全身のタトゥーがすごいことになっていそう。)、ベースに Philip Bynoe (今年のG3にも参加、ヴァイ・バンドには以前も長らく在籍でした。)、 ハープ、ヴォーカル、キーボードに Deborah Hensen。 (彼女は初でしょうか。前回のツアー以来、女性ミュージシャンが参加するようになりました。)

行きたいなぁ。ヴァイ先生のコメントによると、「5年ぶりのツアーなんだ。ツアーは大好きだけど、家族とすごしたくてこれまでツアーを控えてきた。でも子供達はもう大学生だからね。」家庭人なヴァイ先生の一面でした。

"THE STORY OF LIGHT" は米国で8月14日発売で、3種類のパッケージで発売だそう。

1.プラチナ・パッケージ $49.99
・アルバムCD
・アルバムデジタル版(MP3版ってことかしら?)
スペシャル・エディションDVD(ヴァイ先生のインタビュー)
・アルバムから先行リリースの "Gravity Storm" デジタル版今すぐDW
・アルバムから2曲をアナログ・レコード版にプレス
 "John the Revelator(預言者ヨハネ)"、  "Book of The Seven Seals(7つの封印の書)"
 (タイトルからして宗教色濃いですねぇ。ヴァイ・ワールドへようこそ、って感じかしら。)
・32ページのブックレット(解説書でしょうか?きっと読んでも意味不明に違いない。)
・3セットの種付きポストカード(庭に植えられるらしい・・・例のチャイナ・ドールでしょうか?)
・ヴァイ先生ロゴ入りのギターピック

2.デラックスCDとDVD $24.99
・アルバムCD
スペシャル・エディションDVD
・アルバムから先行リリースの "Gravity Storm" デジタル版今すぐDW
・32ページのブックレット

3.アルバムデジタル版 $9.99
・アルバムデジタル版
・アルバムから先行リリースの "Gravity Storm" デジタル版今すぐDW

日本版も発売されるようです。8月15日発売で2,600円となっていますが、上記パッケージの2ではなさそうで、CD1枚(Blu-Spec CD仕様)の模様。音質がいいから高いんでしょうか?うーん、そんなだったら送料かかっても個人輸入して、ヴァイ先生こだわりの種付きポストカードを庭に植えるほうがいいんじゃないか?(冗談です。国際発送してくれるのか分からないし。)

ところで、本作は前作のスタジオ・アルバム "Real Illusions: Reflections" を含めた壮大な3部作の2作目のようです。
"Real Illusions: Reflections" のコンセプトは
“the first part of a multilayered menagerie of vignettes based on the amplified mental exaggerations of a truth-seeking madman who sees the world.."
(真実を探求する狂人が見た、精神的に誇張された世界に基づく複数の層からなる様々な短編の第1部・・・・あのぉ、意味不明ですけど。。。。
だそうで、1曲ずつに場面と背景設定がありましたので、本作にも摩訶不思議なヴァイ・ワールドが設定されているに違いない。凡人には意味不明の世界。
Real Illusionsの第2部ってあったんだぁ。あまりに間が空いてたから、あるとは思わなかった。言われてみれば、ジャケのアートワークも前作のテイストを引きついでいる感じ。花や蓮の葉のところとか。今回はヴァイ先生の似顔絵がジャケになっています。

アルバムの12曲収録のうち、2曲はヴォーカリストを起用したヴォーカル曲だそうですが、珍しいですね。ヴァイ先生は以前「これから私の人生の時間の1分1秒でもヴォーカリスト探しに費やすつもりはない。ヴォーカルが欲しければ自分で歌う」と仰っていましたので、ヴォーカリストを起用するなんてことは2度とないのかと思っていました。どんな曲になっているのか興味深々です。

そのヴォーカル曲はかつてヴァイ先生とバンド(そこには奥様のピアさんもいたそう。ということは10代のころのバンドかな?)をやっていたエイミー・マンとのデュエット曲 "No More Amsterdam" と、米人気オーディションTV番組"The Voice" のシーズン1ファイナリスト、ビバリー・マクレナンが歌う "John the Revelator" が収録されているとのこと。ヴァイ先生はあの手のオーディション番組がお好きではないので、この話はとても意外だったのですが、今年2月のグラミー賞イベントにヴァイ先生が出席したとき、ビバリーの歌を聴いてその声に惚れ込んだそうです。

アルバム収録曲は上記のアルバム・パックージに名前が登場する3曲と、これまでのヴァイ先生のコメントから、“Weeping China Doll”、“Mullach A’TSi”(7th Song)、“The Middle of Everywhere”(オーケストラ曲。作曲に1年かかりました)が入るのかなぁ、と予想します。他には“The Moon and I”(Vai Tunes で公開済み)、“Velorum”が収録されるそう。8月の発売が楽しみです。