スティーブ・ヴァイは現在"The Story of Light"の欧州ツアー中ですが、忙しかったヴァイ先生がいつ頃撮影したのか、2人組の人気チェリスト、2CELLOSの新曲ビデオになんとご出演していました。アルバム参加なら分かるけど、どう説得してビデオ出演まで決まったんだろう?
曲はAC/DCの"Highway To Hell"で、ビデオは2CELLOSとヴァイ先生がセッションする、ちょっとしたストーリー仕立て。このビデオ珍しいよ!ヴァイ先生が本人役でビデオに出演して小芝居してる!!(芝居じゃくて小芝居)こんなの映画「クロスロード」以来じゃないの??ビデオで芝居するのはキライだって言ってたのにぃ。
ヴァイ・ファンにはおなじみの"Guitar Center"が会場ってところが現実味ありの設定でニンマリ笑ってしまいます。それにしても、ヴァイ先生が店頭でサインはしてくれないと思うよ~。キャー、キャー騒ぐ女の子達はヴァイ先生のファン層とは随分違うしね。ビデオ全体的に低予算ぽくて微笑ましいのですが。
私は"Highway To Hell"のゲスト・アーティストでどうしてヴァイ先生なんだろうと思っていまして、この曲ならもっとストレートにロックなギタリストの方が合うんじゃないかって。でも、聞いてみてなるほど、チェロの音とヴァイ・ギターの音って相性いい、と思いました。終盤ではヴァイ先生がかなり弾きまくって、うれしい限り。ヴァイ先生が弓でギター弾く姿なんて初公開じゃないだろうか?
2CELLOSのニュー・アルバムはタイトルが"Intuition"で、なぜか日本先行発売。(11/7。海外では1/21だとか。)アマゾンでトラック・リストを見ると、親元エルトン・ジョン等多彩なゲストを迎えた様々なカバー曲が並んでいます。
その中で私の目を釘付けにしたのは、"Technical Difficulties"!ポール・ギルバートのファンなら言わずと知れたRACER Xの代表曲ではありませんか!うそ?本当?2CELLOSがカバーする曲って、マイケル・ジャクソンやU2やポリス等の世界的ビック・ミュージシャンのヒット曲ばかりという印象だったので、RACER Xという選曲には心底驚きました。スゴイ!ポールも大物ってことじゃん!
"Technical Dificulties"はそのタイトルどおり、当時のポールが持てる技術を注ぎ込んだ曲なので、これをチェロでどう演奏するのか、興味深々です。彼らの日本公演にポールが飛び入り参加とかないかなぁ。。。