2012年も終わりです。今年は何といっても、スティーブ・ヴァイの7年ぶりスタジオアルバム“The Story of Light”のリリースに興奮しました。普段はメディア露出の少ないヴァイ先生がバンバン露出してたし。
そして、ヴァイ先生5年ぶりのソロ・ツアーがアメリカ~欧州と進みました。最終公演は12月17日だったと思いますが、12月は7日間連続公演とかやってましたね。52歳、3時間近くのステージでギター弾き続けたら手が痛くなるでしょ、それを7日間連続公演。本当に働き者だなぁ。
来年後半には日本ツアーが実現することを心から祈りつつ、ヴァイ先生のオフィシャル・サイトに掲載されていた年末メッセージを和訳してみました。
やぁ、みんな
この文章はちょうど96回目で最後の“The Story of Light Tour”ショウを終えて、家に向かう飛行機の中で書いている。「最後」というのは、しばらくの間というだけの話だよ。今回のツアーは私自身にとってもバンドにとっても実験的な意味があったと思う。我々はツアーを通してとても意味深い形で進化した。これはどんなに言葉を上手く使っても表現できないな。
私のソロ・ツアーとしては5年ぶりで、どうショウをやれるのか、自分でも分からなかったのだが、私が関わっている様々なプロジェクトがある一方で、私が最も得意とし、自分でも楽しめるのは舞台で演奏することだと分かったよ。正直なところ、これほどに気分が良いことはないくらいだ。このツアーでは、エネルギーに満ち溢れ、表現力も最高潮だ。このツアーのゴールは私自身とバンドの正確な音の表現と身体的、メンタルかつスピリチュアルな表現力の統合だ。
最高だよ。バンドと私はこのとてつもない機会を得、喝采を受けることができた。私は再び観客の賞賛を得ることがパフォーマーとして最高の誇りであり喜びであることを実感した。 “The Story of Light”からの新曲を演奏することで、この幸せを取り戻したよ。
私はこれから5ヶ月間ほどは2013年5月にオランダで開催される「ストラヴィンスキー フェスティバル」のための作曲に本腰を入れる。6月には“The Evolution Orchestra”で欧州での10公演ほどを予定している。その後は“The Story of Light Tour”を再開し、まだ公演していない国々を巡るつもりだ。詳細は追って公表できると思う。
“The Story of Light Tour”のショウを見に来てくれた人たちの時間とサポート、また EVO experience (プラチナ・チケットで公演前のリハーサル見学やギタープレイについて質問できるツアー)に参加した人たち、ショウの素晴らしいレビューを書いてくれた人たち、心から感謝している。
素晴らしいホリディ、そして2013年を祈ります。
S
12月のポルトガル公演のビデオです。ヴァイ先生のMCがたっぷり入っています。今回のツアーではいている派手な蛇柄パンツなんですが、「これをはくと毎回プリンスの気分になって踊りだしたくなる」と言って踊っていらっしゃいます。バンドの紹介も温かいですねぇ。