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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

Van Halen Live@愛知県体育館 至福の2時間15分

個人的にはこの夏、「夢のギタリストライブ3連発」の第一弾、ヴァン・ヘイレンに行ってきました。会場は大相撲名古屋場所でも有名な愛知県体育館。もうすぐ名古屋場所やるんだよと聞いたら、デイヴあたりはノリノリになってくれるかも知れません。(と思っていたら、デイヴは相撲のポーズを何度もステージで披露していました。マイリマシタ。)

オープニングで、デイヴは大きな赤い旗を持って登場。輝く衣装のデイヴに対し、黒でまとめた血族メンバーはシンプルカジュアルで差が激しいワ。
おお~、生エディだ。歳とったなぁ、でもギター持つと違うなぁ。エディの生ギターを聴いているということに鳥肌を感じるよ。

エディとウルフは共に白黒ストライプのフランクで親子お揃い楽器。エディのギターはフランクがメインで、5,6曲目と16,17曲目のみ赤いWolfgangでした。

デイヴってシンガーというより、エンターテイナーだなぁと実感。
こんなに声出しててショウの間持つかしらと心配になるほど。踊るわ、マイクスタンドは振り回して武術を披露してくれるわ、スカーフを客席に投げ入れたり、投げ入れられたタオルで汗拭いて返したり、最前列はものすごくかまってもらえます。いいなぁ。

ステージに大型スクリーンがあり、エディのギター演奏、特に手元がしっかり映っていて嬉しい限り。演奏の様子は時に画像効果を加えられたり、プロモ動画や静止画スライドなども加わっており、手のかかった映像がライブを盛り上げます。

MCなしでどんどん曲が進む!MCの代わりなのか、間奏パートで意味不明のデイヴ語が連発されるのですが、
「アタラシイ イチニチガマタクル」
「ニホンゴガヘタクソデスミマセン」

英語と交互になっていて、もはやデイヴが何語で話しているのか分からなくなってくる始末。(汗)

「ナニヲカンガエテイタンダ」
「コケツニイラズンバコジヲエズ」

英語のMCの方がまだ分かりやすい気がする。。。。

"You Really Got Me" で盛り上がりは最高潮に。う~、このギター鳥肌だよ。お、出た。デイヴのイエローJK!(かつてのデイヴを思い出す派手さ!昔はこれが衣装全身だったけど、今はJKのみだね。)間奏パートで、即興リズムを歌うデイヴとエディのギター掛け合いは中々の見所です。

その後はデイヴの知ってる日本語がまたしても炸裂。
「オチカラゾエイタダキアリガトウゴザイマス」
「ワタシニデキルコトガアレバ、エンリョナクオモウシツケクダサイ」
「イシノウエニモサンネン」

「キョウ、キノウ、オトトイ、アサッテ」
歌詞を日本語と英語の2ヶ国語にしてるんだろうか?単に知ってる言葉を連発してるところもあるし、もう分からん。。。

"And The Cradle Will Rock..." の間奏パートでは、"Smoke On The Water" のリフが飛び出し、その後は激しいドラムから "Hot For Teacher"へ。 この曲をプレイするエディが見れたってことが至高の幸せ。

その後も怒涛のセットリストが続き、海外公演でも演奏していなかった "Atomic Punk" が飛び出し、会場は興奮の渦へ。 "Beautiful Girls" が終わる頃には既に22曲をプレイしていました。デイヴもエディもアレックスもそのお歳で疲れを知らないかのよう。

メンバーが舞台袖に引き上げ、ステージが暗くなると、見たことのある映像がスクリーンに。うわ!出た!デイヴ映画!少し前からYouTubeで流れていた、デイヴのショートフィルム「銭湯事変」ですよ!これはバンドの活動とは関係ないから、ライブで使うとは夢にも思っていませんでした。やられたー!

上映の後はデイヴのアコギで始まる"Ice Cream Man"へ。後半からバンドが入ってきてビッグなサウンドになるのですが、そのラストでデイヴがもぞもぞとシャツのボタンを外しています。?と思っていたら、シャツを脱いだデイヴの背中がスクリーンに大きく映る!
そこにはさっきのフィルムのラストシーンそっくりそのままのゴージャスなタトゥが!これがやりたかったんだねー!タトゥは本当に彫ってあったんだ!

"Panama" ではデイヴの「ツキニカワッテオシオキヨ」も飛び出し、最高潮に盛り上がった後、お待ちかねエディのギターソロ。これを聞きに来た人も多いと思うんだよね。しんと静まり返る会場は、ソロの合間に怒涛の拍手と感嘆が溢れました。

最後の"Jump"が始まると、観客共々に物凄い達成感、幸福感に包まれていました。だって、この曲を生で聴けるんですもん。ラストではデイヴが大きなチェッカーフラッグを振り回しており、アリーナを銀色の紙吹雪が包みました。ライトを反射しながら舞う紙吹雪がビューティフル。メンバー笑顔のカーテンコールでヴァン・ヘイレンの日本公演初日の幕は下りました。

地方都市の名古屋で2時間超の濃密ライブをやってくれる外タレなんてめったにいないと思うのですが、まさかヴァン・ヘイレンがこんなパワフルなステージを見せてくれるだなんて、本当に行って良かった!!

週末から名古屋入りしていたと思われる御一行様、ヒルトンホテルにご宿泊でしたので、ホワイトスネイク御一行様と同様に鉄板焼を食されたのか、とっても気になります。

本日のセットリスト

01. Unchained
02. Runnin' With The Devil
03. She's The Woman
04. Romeo Delight
05. Tattoo
06. Everybody Wants Some!!
07. Somebody Get Me A Doctor
08. China Town
09. Jamie's Cryin'
10. Hear About It Later
11. (Oh) Pretty Woman
12. Drum Solo
13. You Really Got Me
14. The Trouble With Never
15. Dance the Night Away
16. I'll Wait
17. And The Cradle Will Rock...
18. Hot For Teacher
19. Women In Love
20. Atomic Punk
21. Mean Street
22. Beautiful Girls
Dave’s Short Film “Tokyo Story”
23. Ice Cream Man
24. Panama
25. Guitar Solo
26. Aint' Talkin' 'Bout Love
27. Jump