イタリアのMusicOffCommunityのインタビューを受けたレブ・ビーチの動画が最近公開されました。インタビューは恐らく今年の3月頃の収録と思われます。レブのインタビューって近年あまりみかけませんので嬉しくなりました。以下はインタビューの一部和訳です。
ギターを始めたきっかけは?
楽器としては、4歳でピアノを始めたのが最初。エルトン・ジョンになりたかったのさ。でも俺の人生を変えたのはKISS。Ace Frehleyが好きだった。エアロ・スミスも好きで影響を受けた。Toys in the Atticにはハマッタね。その他にも多くの70年代のギタープレイヤーにも。
バークリー・カレッジに進んだ頃にはジャズ・フュージョンをやってたよ。
ギターはどうやって学んだのですか?
Molly Hatchetのレコードさ。簡単なリフを何度も繰り返し練習した。
John Suhrとの関係を教えて
俺がNYで歌うウェイターをやっていた頃、よく48丁目の楽器店をうろついてたんだけど、そこにジョンがいたんだ。今も使ってるこのギターに一目惚れしたんだ。WINGER時代にはIBANEZを使ってたけど、その間もずっとSuhrは手元で弾いてたよ。
WINGERについて、新たな動きは?
ニュー・アルバムを作ってる。これからピッツバーグに戻って作業するけど、4月からはホワイトスネイクのツアーに出るから、アルバム製作には時間がかかりそうだ。
キップと部屋に入って作曲を始めると、いつもいいものが生まれる。キップは本物の作曲家でさ、この間もオーケストラとのギグをやった。50人編成なんかのオーケストラ曲をキップは作曲してしまうんだ。彼がアイデアを曲にしてしまうところはすごいね。
前作のKARMAはキップが10日間で10曲書くぞって言って、2人で本当に10日で書き上げたんだ。
ホワイトスネイクについて
最高さ。デヴィッドは寛大で素晴らしいボスだよ。彼の素晴らしいところは、音楽の大ファンだってところだ。60年代~のバンド音楽のコレクションは凄いよ。ステージに立っていると、今でもデヴィッドのシャウトには鳥肌が立つよ。彼はレジェンドだ。
ダグは素晴らしいプレイヤーだ。全ての音をピックで弾くあのプレイ、俺のようなタッピング・プレイヤーには出来ないよ。ダグはジョン・サイクス・タイプのプレイヤーで正にパーフェクトなんだ。
今年のツアーではトミー・アルドリッジとまたプレイできるのも楽しみだ。
ソロプロジェクトについて
俺のソロプロジェクトってのは時間があるときにやっている事だから、最後に出したのは2002年。当時は予算と時間があったからできたんだけど、今はそれだけの時間がとれるか分からないな。曲を書いて、歌詞をつけなくちゃいけないし、自分で歌うのは前回やったけど、すごいプレッシャーだよ。歌ってくれるシンガーを見つけるのはもっと大変だしさ。
2年くらいかけて作ったインストアルバムが大方出来上がっていて、そっちはもうすぐ出せそうだ。
ジャンルの異なる様々なアーティストと共演しています。
誰とやっても俺はロックギターを弾いてただけなんだ。ビージーズやチャカ・カーンのアルバムで演奏した80年代後半ごろは、曲にクールなギターソロが入るのが人気だったんだ。当時の俺はNYのアトランティック・レコードのスタジオミュージシャンをやってて、呼ばれてスタジオに行っては、ロック・ソロを弾いてるガキだったのさ。
今の音楽シーンでもクールなギターソロは聞けますか?
俺も次のエドワード・ヴァン・ヘイレンが登場して、最高にクールなソロを聞かせてくれるのをずっと待ってるんだ!
若いプレーヤーを見てると、バークリーのヤツなんかも、演奏技術は素晴らしいレベルで何でも弾けるヤツはいるんだよ。でも自分で作曲してクールなリフやソロを聞かせてくれるヤツはいないんだ。作曲の勉強をすべきだ。そしてクールなリフがどんなかってのを身につけなくちゃいけない。俺はキップに何でも聞いてもらってやってきた。
一緒にプレイしたい夢のプレイヤーは?
ベースはDoug Pinnickだけど、彼とはもう一緒にやったからな、彼にはもう一度プレイしたいってお願いしてるんだ。
スティーブン・タイラーとも共演したいな。
俺にとって最高のドラマーはDave Throckmortonだけど、彼とももう一緒にやったから、2番目に共演したいのは、WACOだよ。
ベースにビリー・シーンを迎えてプレイしたいね。