Stay Together

Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

2013年 オーラを感じたライブ ベスト3

2013年もあと10日あまり。ロック界では大御所のアリーナライブが目白押しにあった気がします。ヴァン・ヘイレンエアロスミス、KISS、ボン・ジョビなど。ポール・マッカートニーの来日もありましたっけ。
HR/HMではオズ・フェスでのブラック・サバスサマソニでのメタリカラウドパークのトリはインギーで観客賞はヨーロッパだったとか。

さて、2013年に自分が参加したライブは少ないのですが、個人的なベスト3を選んで今年を振り返ってみました。

===============

No.3 ホワイトスネイク

ホワイトスネイク合唱隊が凄い!

ライブアルバム"Made in Japan"を発売してのワールド・ツアーは日本からスタートでした。香川、鹿児島公演もあり、東京・大阪だけではない彼らのライブ活動が嬉しかった。
名古屋公演では1981年に同じ会場でライブをした記憶を語るデヴィカバ様にロングキャリアのオーラを感じました。

自分は席が後方だったため、ステージが見づらかった&音響も厳しいという状況、さらにデヴィカバ様のノドが状態悪く、声があまり出ないという不運が重なっていたのですが、だからこそ感じたのがホワイトスネイク合唱隊の底力。

デヴィカバ様が声の状態を謝り、皆に歌うよう語りかけると、会場全体が力の限り歌う!懐かしの名曲になると合唱隊の声が一段と強まる!
こういう一体感というか、高揚感はそうそう味わえる代物ではないと思うので、貴重な体験でした。これぞライブの醍醐味かな。

ライブ中盤のアコースティック・セットでのダグ&レブによるギターが印象に残っているので、2人を従えたアコースティック・アルバムなんかも将来期待したいです。

No.2 ヴァン・ヘイレン

ダイヤモンド・デイヴを見た!

デヴィッド・リー・ロスが復帰しての来日公演は1979年以来初という喜びに打ち震えたファンも多かったに違いない。初期のヴァン・ヘイレンが好きというファンには嬉しすぎるセットリスト、日本で2時間超のライブをやってくれたところも感無量でした。

生エディーを見れたことは勿論うれしかったのですが、デイヴのパフォーマンスとオーラには驚かされました。
バンドメンバーがシンプルな黒いコットンの上下を着るなか、80年代のとまではいかないまでも、これぞデイヴという舞台衣装、動き回り、しゃべりまくる。日本語のMC連発にもたっぷり笑わせてもらいました。「ツキニカワッテオシオキヨ!」とかね。
180度の開脚技はさすがにもう見れないけど、パフォーマーとしてのオーラがとにかく凄い。これぞダイヤモンド・デイヴ!

No.1 スティーブ・ヴァイ

ギター・エンターテイメントとはこのこと!

本人曰く、12年ぶりのソロ・ショウでの来日。プロモーターさんもヴァイ先生の集客力を予測するのが難しかったかも?幸い日本にはヴァイ・ギターを愛する硬いファン層が生息していることが証明されました。

ジョー・サトリアーニも言っているように、本当のヴァイ先生を知るにはソロ・ショウを見なくてはいけないのです。ヴァイ先生のスタジオアルバムよりもライブDVDの方が好きという人が多いのも納得。

ライブは高度な演奏を聴かせるだけではなく、演奏しながらの表情・動き、衣装換え、コスチューム、小道具、観客の参加と全てで最高のギター・エンターテイメントを見せるショウなんですね、ヴァイ先生にとって。
そんなショウを至近距離で見て、ヴァイ先生の表情も動きももちろん音も堪能できたのは今年最高の体験でした。

インタビューによるとステージ上でのパフォーマンスについて全くどうしたら良いか分からなかったという若きヴァイ先生にそれを教えたのがデヴィッド・リー・ロスだそうです。なるほど、今のパフォーマンスへのこだわりはデイヴに通じるものがある。

南米でのファン・ミーティングでは、ショウでのダンスやパフォーマンスが素晴らしいけれど、練習とかしてるんですか?とファンに聞かれたヴァイ先生の答えがこれまた素晴らしかった。

「子供の頃から頭にあったイマジネーションを実演しているんだよ。それからもう一つ言っておこう。自分は、俺は、というエゴに固まった利己主義は互いの相違点を際立たせ、対立軸を生むだけだ。私も若い頃はそんなエゴにとらわれていたし、今も幾分かは残っているだろうが、そこから抜け出し、自分に自信を持ち、人に奉仕するという気持ちを持てるようになった。世の中を楽しいものにするには、皆が心を開いて奉仕の気持ちを持つことだ。君の職業が何であってもいい、ウェイターでもコックでもミュージシャンでも建築家でも洗濯屋であっても、それぞれが自分の仕事に高い品質を加えて人に提供することだよ。」

=============

2014年も大御所の来日が続々予定されています。何しろ年始早々にギターの神様が3人も来ちゃう。エリック・クラプトンジェフ・ベック、マイケル・シェンカー。
ローリング・ストーンズ、ディープ・パープルも来日するそうで、ロング・キャリアの大御所はまだまだライブで楽しませてくれそうです。