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リッチー・コッツェン 悪夢のギターハプニング

以前にもブログでThat Metal Showの話を書きましたが、2013年には番組も第12シーズンに突入していました。しかも今シーズンからオープニングのアナウンスはデヴィッド・カバーデイルの声だそうです!聞きたいよっ!

さらに今シーズンは外部のゲストと衛星でつないで、「モダン・メタル」という新ジャンルについてエディ・トランクと語り合うコーナーがあり、第6エピソードではスティーブ・ヴァイ、第8エピソードではジョー・サトリアーニがサプライズ・ゲスト出演しているんです!

この番組、本当に見たいのだけど、日本のBSでもCSでも見れないし、動画サイトに流れた動画は直ぐに消されてしまうんですよね~。Wさん、お願いだから放送して!

さて、第2、第6エピソードにゲスト・ギタリスト(番組冒頭やCMの前後などにその場で短いフレーズをプレイするギタリスト)として番組に出演したリッチー・コッツェンがその時の恐ろしいハプニングについてメディアのインタビューに答えましたので、和訳しました。
ギタリストにとっては悪夢のような状況でリッチーがどんな対処をしたのか気になります。

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あなたは最近エディ・トランクのThat Metal Showに出演しましたね。エディはあなたのことを最も過小評価されているギタリストの一人と言っていますが、出演はどうでしたか?

最初に言っておくと、エディとはもう何年もいい友達で、彼はいつも俺の音楽活動を応援してくれているんだ。だからショウでギターを弾くのはクールだと思ったのさ。

君は俺がずっと言いたいと思っていたことを話すきっかけをくれたから話すけど、ショウでの経験はギタープレイヤーだけが理解できるもの凄く恐ろしい状況だった。

俺は南米でのショウを終えてスタジオ入りし、サウンドチェックをして、用意されたアンプからなんとか俺の音を出そうと悪戦苦闘した。俺が何をプレイしようとしても、全然上手くいかなかったんだ。俺が速いプレイをしても、全く音がついてこなかった。何もかも最悪の音で、一体何が起こっているのか分からなかった。もう仕方なく、ごくシンプルなコードを弾くしかなかったんだ。

エディがショウの前に「速弾きしてくれ」って言ったことが俺の頭の中にあったから、もうパニックさ。最初の出番が終わって自分のギターを見たときに初めて訳が分かったんだけど、ピックアップが通常よりもボディに陥没していて、弦からの距離ができてしまっていたんだ。だからブリッジ・ピックアップが全く使えなかったんだ。最悪だよ。

俺のギターの問題で収録を止めたくなかったから、1エピソードをそのまま撮ったのさ。俺はその状態のままで何とかしなくちゃいけない。それで、ちょっとしたコードやら、いかれたフレーズを弾いたんだ。

2つ目のエピソードの撮影では、こっちが先に放送されたから俺にとっては変な感じなんだけど、俺はギターを何とか合間に直すことができたんだ。だから、この2つのエピソードを見たら、俺のプレイは全く別人のギタリストに聞こえるだろうな。あの時の気分は最悪だ、俺はこの放送は見ないで忘れてしまうつもりさ。

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収録時に観客席から撮影したと思われる動画を見つけました。1分経過くらいのところに少しリッチーが映っています。それにしても、大変なハプニングの中、収録を止めない、周りに迷惑かけないため、最悪の状況の中で出来ることをするというリッチーの行動にはプロ根性を感じます。