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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

WINGER ライブ@Namba Hatch 2014.01.13 Rainbowなサプライズ

1月11日の土曜日から始まったWINGERの6年2ヶ月ぶり来日公演は土日を川崎でFireHouse と Y&T とのフェス、月曜祝日を難波でY&Tとのカップリング公演となりました。難波で参戦してきましたので、そのレポです。

オープニングはスピィーディーなイントロで 'Pull Me Under' 
スピードに乗ったリフを気持ちよさそうに弾くレブはやっぱりホワイトスネイクのレブとは違う!今日最初の華麗なるタッピング・ギターソロを鮮やかに決めてくれました。
一人サングラスをかけたキップはミドルエイジの色気が漂うロック・スターのオーラ満々。ベースさばき、動きやターンの仕草が決まる上に、ハイトーンのシャウトまでカッコ良過ぎ!

イントロに合わせた「ヘイ!ヘイ!」の掛け声と共に、2ndアルバムからの 'Can't Get Enuff' では曲中にレブのラップ調(?)合いの手も飛び出してました。レブ、ノリノリだ!

そして「25周年ライブだ!」と1stの再現ライブがスタート。
キップと観客の掛け声で始まった 'Madalaine' からはヒット曲が続き、観客も合唱でバンドの演奏に応えます。
'Seventeen' のラストでは、ポール・テイラー(Key, G)、ジョン・ロス(G)、キップ・ウィンガー(B)、レブ・ビーチ(G)の4人が並んでの弦楽四重奏にロッド・モーゲンスタイン(D)のドラムが加わり、圧巻の演奏

ここで一息、「25周年ライブに来てくれてありがとう。日本のオーディエンスは最高だ!4月にニューアルバム'Better Days Comin'がでるよ!」とキップのMCが入りました。

「皆の近くの町にお気に入りのミュージシャンが来たら、どうかライブに出かけて欲しい。そうすることがライブ・ミュージックを支えるために重要なことなんだ!」

90年代のHR/HMシーンのクラッシュ後、アコギ1本で全米をソロツアーして音楽を続けたキップの口から聞くその言葉は凄く重みがあって、胸が締め付けられる程でした。

86年にキップとレブが初めて一緒に書いたという 'Hangin' On' に続いた 'Headed For a Heartbreake' でレブのギターソロを間近で見れたことは嬉しかった。
レブって指が綺麗で、運指も美しい。薬指長いな~と感心しながら、華麗なるレガートの世界を満喫。ラストのインストパートは生で聞けて感動。

1stの再現ライブは終わり、ポールが書いたバラードの名曲 'Miles Away' では美しくて切ない音楽にノックアウト。

'Down Incognito' はライブでの面白い展開が用意されていました。

「皆、ブルースは好き?このブルースはジョニーが書いたんだ!」の紹介でジョンのブルース・ソロが始まると、レブを引き連れたキップがポールを手招きし、3人で並んでバッキング演奏しながら、軽いラインダンスを始めました。カワイイぞ~。

さらに曲が終わると、
「皆が知らないことがあるんだ。今やらないとジョニーは一生やってくれないかも知れないから、ジョニーはチキン・ピッキン・マザー・○ッカー!」
とキップが叫ぶと、ドラムスに促されるようにマジでやるの?顔のジョンによるチキン・スピード・ピッキングが始まりました。これは今日のリハで受けたネタだったのだろうか?

これピッキング?と思う程のスピードに驚いて少し遠くのジョンの右手をガン見したら、ピックと中指、薬指を使った高速ピッキングこれがチキン・ピッキングだ~!!ってコトでYG誌のDVD付録に収録お願いしたい。(笑)

ここも含めてステージ上が和やかで、ジョンのギターソロも多く、ポールのギターソロも数回あるなど、皆にスポットライトが当たります。バンドの雰囲気が分かるなぁ。

'You Are The Saint, I Am The Sinner' のラストでは3人のギタリストが並んで、ピッキングVSタッピングの速弾き大会を見せてくれたのに続いては、皆のリクエストが凄く多かったということで今日のセトリ入りした'Rainbow in The Rose'!公演最終日のサプライズ・プレゼントだ!
この曲は日本で演奏するのは91年以来だそう。気合の入ったレブのコーラス聞けた!曲のラストに続くインスト・パートはWINGERらしいテクニカルな編曲と演奏。ロッドのドラムソロに聞き惚れつつ曲の余韻に浸りました。

'Easy Come, Easy Go'で一気に雰囲気を変えてノリノリの大合唱のうちに90分あまりのショウは終了しました。

今日は2バンド体制だったので、時間の余裕もあり、ファンのリクエストにも応えてくれたライブには大満足。4月に発売されるニューアルバムをひっさげて、是非とも単独来日を果たして欲しい。

キップがカッコ良かったと書きましたが、一方のレブは黒のノースリーブ・シャツとパンツ姿。腹が見事なビール腹になっており、これでは当分の間、ステージでシャツなんて脱げないことと思われます。(笑)

レブがセンターでギターソロを弾いている時は必然的にキップがステージ右側に来る訳で、間近でじっくりレブのプレイを見たいのだけど、キップがそばまで来ると、彼も見なくちゃ!って本当に難しい決断を迫られました。(結果、キップの勝ち。キップからは抗えないフェロモンが漂ってくる為。。。)

レブのギターはいつものサー木目で、ジョンは黒いストラト、ポールは遠目でよく見えなかったけど、ロゴがアイバニーズに見えたなぁ。YG誌のレポで確認しよっと。

本日のセットリスト

01. Pull Me Under
02. Can't Get Enuff
03. Madalaine
04. Hungry
05. Seventeen
06. Without The Night
07. Purple Haze
08. State of Emergency
09. Time to Surrender
10. Poison Angel
11. Hangin' On
12. Headed For a Heartbreake
13. Miles Away
14. Down Incognito
15. You Are The Saint, I AM The Sinner
16. Rainbow in The Rose
17. Easy Come, Easy Go