Danger Danger ライブ＠Club Quattro Umeda 2014.09.05 「僕らには君たちの笑顔と歌声がある」

1992年以来のDanger Dangerオリジナル・メンバーによるデビュー25周年記念ライブは全世界でたったの5回。1回目は8/30のNY、2～3回目は9/3～4の東京、4回目は9/5大阪、最後は10/26のUK、Firefestということで、いかにこのバンドを日本のファンが愛していることか！

この貴重な機会を逃してはならぬと、Danger Dangerでプレイするアンディが見たくて行ってきました。
MCのセリフなど記憶の限り文字にしてみましたが、記憶薄れて想像で書いてる部分もありますのであしからず。

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オープニングの"Rock America" から大合唱でスタート！アンディがDanger Danger弾いてるよぉ～！アンディの音だ！やっぱり上手いなぁ。ハーモニクスからして一音ずつ美しいわ！メンバー全員がとにかく笑顔。もちろんテッドはフロント・マンとして「オオサカー！」と叫び、観客を煽って動きまくっているんだけど、バンドも観客も余分な力が入っていなくて、スペシャルなショウをただ心から楽しんでいるという感じ。そのまま"Monkey Business" 、"Turn It On" と立て続けにアップテンポでノリのいい曲が続きます。

テッドの挨拶で一息。
「スゴイな、オオサカが一番ラウドなんじゃない？僕たち5人が同じステージで演奏するのは92年以来なんだよ。25周年記念のショウに来てくれてありがとう。今夜が日本で最後のショウで寂しいけど、また戻ってきたいよ。そうだな、50周年記念をやるのもいいかも（笑）」

"Live It Up" ではまとまったバンド演奏が良かった。ケイシーのキーボード、骨太なリフと短いソロギターがかっこい！そして"Beat The Bullet" のキーボードイントロ、そこに加わるギターイントロにしびれまくりです。扇風機の風を受けてアンディが金髪をなびかせながら弾きまくる！この音が聞きたかったのよ～！

アンディのギターはずっと白いシグネチャー。5月に見たサイモン・フィリップスのライブ時に新しいギターだよと言ってて、1曲くらいでしか弾いてなかったモデルですが、これが本日のメイン・ギターのよう。

アンディは私の中で微笑みのギタリストなんだけど、サイモンのバンドでプレイしている時とDanger Dangerでは微笑み度が違う！25年前に戻ったように楽しんでいるDanger Dangerのメンバーと本当に楽しそうに弾いてる！こんなアンディの笑顔が見れて幸せよ！

MCにベースのブルーノが加わって
「僕らのショウを初めて見る人はいる？手を挙げて。恥ずかしがらなくていいよ、じゃぁ、僕らのショウを見たことある人は？」
テッドがすかさず
「ほら、嘘ついてる人がいる！どっちにも手を挙げてないじゃないか」（客席苦笑）

ブルーノは缶ビールを開けて「カンパイ！」と一息つきモードに。メンバーが一息モードなのにアンディはギターを構えていたので、テッドがビール飲まないの？とかまいに行くと、飲んじゃうとプレイがこんなんになっちゃうから今はやめておくよ、とゼスチャーとはにかみ顔で断るアンディがカワイ過ぎる。

"Don't Walk Away" が始まると、歌声は聞こえるのにテッドの姿が見えず。やがてフロアから聞こえてくる声からテッドがフロアを歩きながら歌っているのが分かりました。フロアは大歓喜。私もテッドとハイタッチできました。そんなテッドの姿を追いたい気はするものの、ステージでは今、アンディが私の真正面でギターを弾いている！ゆえにアンディに集中することに。

ケイシーの紹介で始まったキーボード・ソロに続いて、"One Step From Paradise"。"Under The Gun"、"Don't Blame It On Love"ではアンディのかっこよすぎるギターを堪能しました。どの曲もサビは大合唱！

「この3日間は夢のようだよ、子供の頃からずっとこうして歌いたかったんだ。僕の夢を現実にしてくれてありがとう！」とテッド。

「こうして昔の曲をプレイするために、ケイシーとアンディは凄く頑張って練習してくれたんだ！」とねぎらうブルーノ。

「愛してるよ！」アンディはブルーノを見てお礼。ティアドロップ型のピックを目の下に貼り付けて涙顔作っています。カワイイぞ、アンディ。

"Boys Will Be Boys" で盛り上がった後はお待ちかね、アンディのソロタイム。"Electric Gipsy ～ Little Wing" このプレイではアンディの上手さに引き込まれます。"Puppet Show" に入るところではアルバム同様の掛け声をブルーノがやってました。"Goove Or Die" には待ってましたとばかりの歓声。鳥肌～！

「91年にプロモーションで来日して、ソニーテレビでアコースティックのセットをやったんだ。当時はMTVがアンプラグドをやってて流行ってたから。次の曲はアコースティックで、一緒に歌ってくれ」とテッド。

"Feels Like Love" のアコースティック・バージョンは大好き！声の限り歌い倒しました。テッドの声がちっとも色あせてないのが凄い。アンディのコーラスも聞けて最高！アンディのアコギ、Ibanezに見えたけど、そうかな？

エレキに持ち替えたアンディが音だしをしているのを聞いたテッドが話し始めました。
「今のはサイコーにヘヴィだね。こんな感じ（メタル顔ポーズ）。ステージセットで派手にパイロを使ったりするバンドもあるけど、僕らのバンドには必要ない。僕らには君たちの笑顔と歌声があるからね！」

そんなん言われたら泣けてくるから止めて～！曲は合唱バラードが続いて"I Still Think About You"。この曲ではテッドが「25年経った今でも、君たちを想っているよ～！(After 25 years, I Still Think About YOU!)」と前列の皆をハグするような勢いで熱いハートを分かち合ってくれていました。いかん、そんなにファンへの愛語ってくれたら涙出てくるじゃないの。（既に目に涙いっぱい）

この後、Cheap Trickのカバーが飛び出すと、得意げなテッドが「Danger Dangerのショウでは何が飛び出すか分からないだろ～？」とフロアを見渡してました。

「僕らは明日帰るんだけど、今夜はパーティだ！皆もおいで！ナンバだっけ？大きなカニの看板が動いてる店の前でスティーブが待ってるからね～（笑）」
という冗談？も飛び出し、和やかムードいっぱい。

"Crazy Nights" と"Bang Bang" で思い切り盛り上がってセット終了。
「皆！僕たちにはここがブドカンだよ！最高！でも次に来る時は友達も連れてきてね（笑）」とテッド。

アンコールに出てきたメンバーが楽器調整をしていて、曲のリクエストを募ると客席からKISSの声が。すかさずアンディが演奏を始めるとブルーノ、スティーブが加わって少しだけ "Black Diamond"。ボーカルはアンディでした。引き続き "Back In Black" のリフが始まって、さぁ、コーラス・・・で歌い始めるブルーノでしたが、「こんな声出ないよ～」ですぐに中断。

「僕らの曲やるよ！皆も次が何の曲か分かるね？」とテッドが急かして"Naughty Naughty"の大合唱で最高に楽しかったライブは終了しました。本当に心から気持ちいい、楽しい時間を過ごせました。行ってよかった！メンバーはずっとお互いに冗談を言い合いながら笑っているし、オーディエンスも皆が笑顔だったと思う。音楽ってこんなに楽しいものなんだよね、と改めて発見した夜でした。

そうそう、最後の最後でステージに並んだアンディと距離1.5m位で目が合いました！最初は自分の勘違いかと思ったのですが、アンディの瞳がじっと見つめてくれているのを確信！アンディの口の動きで"Thank you." と言っているのが分かって超感激！

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本日のセットリスト

01. Rock America
02. Monkey Business
03. Turn It On
04. Live It Up
05. Beat The Bullet
06. Don't Walk Away
07. KeyBoard Solo
08. One Step From Paradise
09. Under The Gun
10. Don't Blame It On Love
11. Boys Will Be Boys
12. Guitar Solo
(Electric Gipsy intro ～ Little Wing (Jimi Hendrix cover) ～ Puppet Show)
13. Goove Or Die
14. Feels Like Love
15. I Still Think About You
16. I Want You To Want Me (Cheap Trick cover)
17. Crazy Nites
18. Bang Bang
encore
19. Black Diamond (Kiss cover)～ Back In Black (AC/DC cover)
20. Naughty Naughty