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カール・ヴァーヘイエン ライブ@ Blue Note Milano 2014.11.02 with special guest ステフ・バーンズ

イタリア旅行で訪れたミラノの夜、ブルー・ノートでカール・ヴァーヘイエン(Carl Verheyen)を見てきました!
ギターが本当に上手いというのはこういうことなんだなぁ、という美しいトーンと熟練なプレイに感激しつつ、スチュ・ハムのベース・ソロに加えて、ゲストのギタリスト、ステフ・バーンズ(Huey Lewis & The News, アリス・クーパー、Y&T 等)まで見れてしまうというお得感いっぱいの大満足なライブでした。

 Bn_milano

名古屋と違って、ミラノのブルー・ノートは広い!ステージが広いし、着席エリアの席もゆったり。2階席はステージをぐるっと囲んでいて、スタンディングで入れたらかなり入りそう。そんなゴージャスな会場でしたが、日曜の夜のためか、入りは少なめ。(カール先生ごめんなさい)ステージ目の前の席が空いていたので座って見回すと、その付近はギター好きそうな1人で来た男性ばかりでした。アジア人女性なんて自分しか居なかった。(汗)

9時にオープニング・アクトがスタート。金髪でハードなロック・ファッションの女性がクラシック・ギター1本抱えて登場し、オリジナル曲を演奏しました。スイスの方で今夜がイタリアでの初仕事だそう。味のある声をした上手いシンガーでした。演奏は15分程度と意外にさっぱりと終わりました。

続いてカール先生の登場。LSLのシグナチャー・モデル(ストラト・タイプ)メタリックなグリーンのギターを抱えてちょいと音だしをして直ぐに演奏が始まりました。視界を遮るものなしのこの距離感と音の良さに感激。スチュ・ハムはサトリアーニのライブビデオで見ていた若い頃に比べるとすっかりお歳を召して、胴回りも立派になっていました。ドラマーのジョン・メイダーは黒い長髪にお髭、細身の身体でしたが、ドラミングはパワーがあって、タイム感がとても良くて、小技もいろいろあって、全然知らない方でしたが、聞き惚れてしまいました。

カール先生の登場で舞い上がってしまい、最初の2曲は記憶なし。ただただカール先生のギターサウンドに聞き惚れておりました。

「次は子供の頃、私に多大な影響を与えた大好きなギタリスト、ジョージ・ハリソンの曲で"Tax Man"」

この曲は演奏を動画で見てました。軽快なイントロとかっこいいドラムプレイに続いてカール先生の歌♪

「実は私の趣味はシングルモルト・ウィスキーを飲むことなんだけど、ずっと以前、80年代にスコットランドをツアーしていた時に、文化的に興味深いものをと思って、ガソリンスタンドでバグパイプのカセットテープを買ったんだ。でもこれは失敗だった。だってそのテープは凄く古いものだったからね(笑)とにかく、それにインスパイアされた曲が "Highland Shuffle"」

これはインスト曲で、カール先生のギタートーンを満喫できる曲。なるほど、このフレーズの音色はバグパイプのイメージだったんだ~と納得。

「実は今夜は特別ゲストがいるんだ。彼は長いキャリアの持ち主で、バンドのメンバーとは知り合いなんだ。私はさっき会ったばかりだけどね。ステフ・バーンズ!

なるほど、ステージ右側端に立てかけてある白いストラトはそういう事だったのね!ジーンズにTシャツ姿で登場した彼のことは何も知らなかったのですが、結構な拍手。帰国後に調べてみれば、Huey Lewis & The News, アリス・クーパー、Y&T 等でプレイしてきたギタリストでした。ちょうど彼も自分のバンドでイタリアをツアー中だったようです。(英語が上手いイタリア人かと思っていました・・・汗)

「曲は古いアルバムから"No Walkin' Blues"。君は準備が出来次第、入ってくればいいからね」

とチューニングしているステフを置いて、さっさと演奏に入るカール先生。ソロタイムにはステフを先にプレイさせ、(イキのいいプレイでした)カール先生は後から入る。2人のジャムまで聞けて何とお得な前売り25ユーロ(約3,600円)!日本ではこのレベルのアーティストをこのお値段で見ることは無理だわ~。

「次は色々なギタリストを迎えて8小節のソロを交換したアルバム "Trading 8's" から "New Year's Day"」

これはアルバムではロベン・フォードと共演した曲。ステフとのソロの応酬は聞き応えありました!ステフはここまでで退出。

「次はスチュ・ハムのベース・ソロ。彼のアルバム "Just outside of Normal" から」

カール先生とジョンがステージを去り、ステージ中央にスチュ・ハム。スローで美しいサウンドは本当にベース1本からこんな音が出るものかと感心。スチュのタッピング他のテクニック見物をしていると、やがてドラムが入り、カール先生がアコギで参加。

次の"Slang Justice" ではたっぷりベース・ソロ タイムがあり、スチュのスラッピング・ベースを聞けたり、ドラム・ソロもありました。ジョンは曲によってタンバリン、マラカス、8個くらいのカスタネットをまとめた楽器などをドラムを叩きながら操る人でした。トミー・アルドリッジのように素手で叩きまくるソロプレイもありました。面白い。

「私はシングルモルト・ウィスキー以外にも、ワインやビールも好きだし、コーヒーも好きなんだ。次の曲はコーヒーを飲む楽しみを歌ったものなんだ "Riding The Bean"」

こうしてアルバムの曲解説を聞きながら演奏を聴くのって贅沢。
ここまでカール先生の生ギターを聞いてきて思ったのは、指だけでここまで多彩なギタートーンが出せるんだなぁということ。アンプは当初の設定のまま、ペダルの切り替えもさほど無いし、ギターをレス・ポールに換えたのは1曲のみ、という状態でしたが、ギター本体のスイッチ類の切り替えやピッキングの位置(曲によってはネックのハイポジションの辺りでのピッキングを良く見かけました)、あとは指使いのみ。それらでこれほど音の質感を変えているということに感心しまくりでした。まさにギター・マスター。

拍手のうちに一旦ステージを去ったメンバーでしたが、アンコールで再登場して2曲演奏。ステフも再登場しました。そこで〆のはずだったのでしょうが、拍手が続くため、カール先生が再登場。

「日曜の夜だってのに、君たちはクレイジーだな!(笑)」

最後は "Bloody Well Right" でお開きとなりました。

終演後にはカール先生が客席にやってきてファンと語らう時間がありましたので、CDにサインをもらい、写真も撮らせていただきました。凄くにこやかで優しいおじ様でした。日本から来ました!ってアピールしておきましたので、日本にもぜひ来て欲しいものです。

Carl


本日のセットリスト

01. Unknown
02. Unknown
03. Tax Man  (The Beatles cover)
04. Highland Shuffle
05. No Walkin' Blues
06. New Year's Day
07. Going To California
    (Stu Hamm bass solo)
08. Slang Justice
09. Riding The Bean
encore
10. Little Wing (Jimi Hendrix cover)
11. Unknown
12. Bloody Well Right

カール・ヴァーヘイエン オフィシャル・サイト 英語 日本語
ステフ・バーンズ オフィシャル・サイト 英語