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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

Larry & Luke ライブ@ Blue Note Nagoya 2015.01.28 2大ギタリストによるカバー曲セレブレーション!

 LandlLarry & Luke が帰ってきました!2大ギタリストの共演をBlue Note で見れるとあっては力も入ります。シンガポール、韓国をまわってから日本入りした2人は札幌、大阪、名古屋、福岡、東京(なんと東京では5日間10公演)という、10日で脅威のスケジュールをこなします。(ラリー先生大丈夫?)

バンドメンバーは2大ギタリストに加えて、ジェフ・バブコ (Key)、トラビス・カールトン (B)、キース・カーロック (Drs)です。ラリー先生の息子さんてベース・プレイヤーなんですねぇ。見た目のサイズが全然違うから親子って分からなかった。

名古屋のBlue Note は満席。さすがのギターヒーロー効果です。1曲目はグラミー賞を受賞した2人のライブアルバム "No Substitutions: Live in Osaka" にもあった "The Pump"。

ロックのパワー感じるルークのギターに対して、ラリー先生のギターは音数が少なめなんだけど、味わい深いフレーズとトーン。

2曲目に入る前にメンバー紹介。ここでは息子の紹介が出来るラリー先生が嬉しそうで、微笑ましかった。そのうちにルークも息子を連れてツアーってことあるのかも。大好きなドラマーとしてルークに紹介されたキース・カーロック、TOTOのニュー・アルバムには参加したものの、ツアーには参加しないそうで残念。(ルークがツイートで言ってました)

"Tutu" ではジャズの世界へGO。キーボード・ソロ、ベース・ソロもたっぷり。ラリー先生とルークのソロいいね~。

「次は私もスティーブも70年代に一緒にプレイしたバンド、The Crusaders から。私は彼らと13枚のアルバムを作ったんだ。昨年、素晴らしいキーボード奏者のジョー・サンプルが亡くなった。次の曲はジョーと The Crusadersに捧げます。"Lilies Of The Nile"」

そっか、ラリー先生はThe Crusaders で活動してたんだ~。ここではラリー先生のサウンドに酔いしれました。座席がラリー先生側だったせいか、ルークよりもラリー先生のギターの響きが良いと感じました。

次の"Crossroads"、この2人が弾くとこうなるんだ~!このCrossroadsはおしゃれで都会的なセンスを感じる、クラプトンの原曲とは別モノでした。ルークはモニター前にカンペを貼っていたのですが、歌詞の心配も特になくロックなボーカルを聞かせてくれました。

"Only Yesterday"でしっとりと美しい演奏を味わった後は、

「ここに来る前にジェフと一緒に書いた、ちょっとした楽しい曲だ」

と紹介されたオリジナル曲。ホットなジャズ・フージョンでした。終盤の長いドラム・ソロは強烈にパワフル!

本編最後はやはりあの名曲"Room 335"。ラリー先生のイントロ演奏から拍手が止まりません。素晴らしいトーン。ピッキングする位置も様々で、これがあのトーンにつながるんだなぁと感心しきりでした。この2人の演奏で聞くこの曲はスペシャル感、幸福感いっぱいです。

再度のメンバー紹介では、ルークがラリー先生を

「マイ・センセイ、Larry Carlton!」

と紹介してるところが微笑ましかったです。

アンコールは "While My Guitar Gently Weeps"。この曲もカンペがルークのモニターに貼ってあったなぁ。サビを観客にコーラスさせるルーク。カール先生のギターソロはウェット過ぎない泣きのギター。ルークはラスト弾きまくり。大きな拍手の中、90分強のショウが終わりました。いいもの見て聴けたなぁ。来てよかった♪

本日のセットリスト

1. The Pump (Jeff Beck cover)
2. Tutu (Miles Davis cover)
3. Lilies Of The Nile (The Crusaders cover)
4. Crossroads (Cream cover)
5. Only Yesterday (Larry Carlton)
6. Ben E Wah (Steve Lukather)
7. Room 335 (Larry Carlton)
encore
8. While My Guitar Gently Weeps (Beatles cover)