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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

The Winery Dogs ライブ@ Bottom Line 2016.04.18 名古屋で初ライブ! ビリーに感激

バンド結成後の初ライブを2013年に大阪で見てから3年。2ndアルバムをリリースしてのワールドツアーで彼らが帰って来てくれました。前回は名古屋飛ばしにあっているので、名古屋では初ライブです。しかも小ぶりなスタンディングのライブハウスで彼らを見れてしまうというのは嬉しい!

リッチー側かビリー側か迷いましたが、両者を見たい!ということで中央前方のポジションを確保!前回はデビューアルバムリリース直後だったから、バンドとしてのカタログが限られており、アルバム1枚ほぼ全曲やっていたけれど、今回は新曲+旧曲のセトリがどうなっているのかも楽しみ。

オープニングはニューアルバムから "Oblivion" 。マイクのドラム、ビリーのベース、リッチーのギターとボーカル…あれ?リッチー歌ってるよね?弾いてるよね?彼らを間近で見れる迫力とは裏腹に、リッチーのギターとボーカルが殆ど聞こえないというショックで倒れそうになりました。

前方では音が悪かったり、ボーカル聞こえにくいのは覚悟しているのですが、ここまで無音ポケットに入ったようにギターとボーカルが聞こえない事態は人生で初めて。他のライブで例え最前列で見てもこうまで聞こえないことは無かったので、自分の耳がどうかしたのかと思いましたよ。(汗)この会場は過去の経験で音が良いイメージだったので、かなりのショック。

そんなガッカリ感を救ってくれたのはビリー!ベースはでっかく聞こえるので、各曲の様々なパートでビリーがどんな演奏をしているかをしっかり目と耳で追うことができました。ソロパートでは中央前に出てきてくれるので、あのプレイをガン見できました!

新譜からカッコイイ曲が続いたところで、マイクがMC。

「俺たちの始まりの地、日本に戻ってこれて嬉しい!ナゴヤは俺のTAMAドラムの地でもある!次の曲では特別なカウベルの音も聴かせてやるよ、手拍子も頼む、"Empire"」

曲が終わるとマイクとビリーが去り、ステージはリッチーのアコースティック・ショウになりました。

「この会場では何度も演奏している、戻ってこれて嬉しいよ。日本には何度もいろいろな形式で来ているし、The Winery Dogs で戻ってこれて嬉しい。皆が俺たちそれぞれを長い間サポートしてくれていることにとても感謝している。

今日本の南部で起こっている地震は辛い悲劇だ。地震で犠牲になった人やその家族、影響を受けた人々に祈りと次の曲を捧げる。また長い間俺をサポートしてくれた皆に感謝の気持ちを込めて」

"Fire" はアコギの弾き語り。やっとギターとボーカルが聞こえた。(感涙)リッチーの歌が哀悼の気持ちを乗せて静かに響きます。やっぱりいい声。不思議な格好してるけど、全身黒だからこの際高望みはしないってば。髭で隠れてるけど、やっぱりイケメン。

"Think It Over" ではリッチーはキーボードへ。マイクとビリーも戻ります。そしてまたリッチーの声が遠くなる。(泣)

マイクのドラムソロは相変わらず短め。テクを持っている人なのに、長々ドラムソロはやらない人だ。そのままなだれ込んだ "The Other Side" 、宴もたけなわ、バンドのノリもグイグイ上がってきているのを感じるのだけど、ギターとボーカルがきちんと聞こえたら・・・ううう(泣)

マイクがドラムセットから出てきてあちこちをドラムスティックで叩いて観客を楽しませた後は即興のジャムで曲のエンディングに戻り、お待ちかねのベース・ソロ。

今夜のビリーはノっている!スタンディングでオーディエンスが近く、身を乗り出せば握手もできる距離ゆえに、オーディエンスの熱気がビリーのプレイにパワーを与えたのだと思います。いつもにも増してこれでもかと弾きまくるビリー。

スティーブ・ヴァイが言っていました。

「ビリーはシュレッドという言葉が生まれる前から、エディ・ヴァン・ヘイレンよりも前からシュレッドしていた。彼は "Zen Master of Shred" だ」

その言葉通りに激しい高速シュレッドの応酬。ありがとう、これで今夜の空腹を満たして帰れそうです。オーディエンスのスマホを取って自撮りしてくれたり、ベースに触らせてあげたりと、こういう会場だからこそのサービスもたっぷり。

ラストに向けては1stからの曲が続きます。やはり "Elevate" はロックしてて、かっこいい!でも盛大にギターのハウリが耳をツンザク。(悲)ビリーとリッチーがステージ中央で応酬してるシーンとか見れて最高よ、あとはギターが聞こえれば。

アンコールは意外にも1stのバラード "Regret" でリッチーはギターを背中に背負ったまま鍵盤の前に。この曲はリッチーの哀愁を帯びた声がぐっとくるんだよね、聞こえれば。

最後を締めたのは "Desire" で、ソロパートに挟んだ長めの展開がいい。リッチーが様々に節を付けて "Desire" を掛け声し、オーディエンスが繰り返す!これは聞こえるよ!ビリーとリッチーの演奏掛け合いも強烈。マイクがドラムセットを破壊しそうでしたが、その前にメンバーが肩を組んでオーディエンスに挨拶。ライブ終了となりました。

リッチーのギターとボーカル、きちんと聞きたかった・・・ それが心残りです。

本日のセットリスト

01. Oblivion
02. Captain Love
03. We Are One
04. Hot Streak
05. How Long
06. Time Machine
07. Empire
08. Fire
09. Think It Over
10. drum solo
11. The Other Side
12. bass solo
13. Ghost Town
14. I'm No Angel
15. Elevate
encore
16. Regret
17. Desire