1/11(現地時間)ロスにある Lucky Strike でライブが行われ、スティーブ・ヴァイが登場しました。15年の11月にデイヴ・リー・ロス バンドのオリジナルメンバーによるライブがショウ直前にシャットダウンされた、あの会場です。(そのエピソードはこちら)
水曜夜に行われる無料のショウですが、今回のホスト役はヌーノ・ベッティンコートで、彼がゲストミュージシャンを呼んで行われたのです。1/6に投稿されたインスタグラムでヌーノがこう書いています。(一部和訳)
このライブは見逃せないぜ、たっぷりのゲストにサプライズも用意した。これは全然もう絶対に言いたくないんだけどさ、あのレジェンド、スティーブ・ヴァイも来るんだ、最高だぜ。彼は俺のアイドルなんだから、これを黙ってるなんて出来ないな。もうこれだけしか言えない、リッチー・コッツェンも来るなんて言えない、しまった、言っちまった!
豪華ゲストが集まる中、今回は無事に最後までライブが行われたようです。このライブは通常、リハーサル無し、会場の機材を使うというカジュアルなライブなのですが、ヴァイ先生はしっかりシグネチャーのLegacyアンプ持参、ギターテクのトーマスを帯同してきたようです。
トリに登場したヴァイ先生は11月のあの日演奏するハズだった "Yankee Rose" を演奏!ヴァイ先生を紹介するヌーノがとても誇らしげで、その興奮が伝わってきます。その上、ヌーノはベースプレイヤーがいるにも関わらず、俺が弾くとベースを弾いています!直前に「俺がベース弾いてもいい?」とヴァイ先生に声を掛けています(笑)
次にリッチー・コッツェン、トム・モレロ、スチュ・ハムを加えたメンツで始まったのは "Voodoo Child" ここではスチュハムがベース参加の為、ヌーノがマイクを握っています。
面白いのはギターソロまわしで、ヴァイ先生→リッチー→トム ときたところで弾きまくったトムが歯で弾き始め、ギターの裏面をオーディエンスに見せるところ。裏面に貼った白いダクトテープの上に大きく "NOT MY PRESIDENT" と書いてあります!丁度その日に記者会見で品位のない発言をしたトランプ氏への批判なのでしょうね。それを見たヴァイ先生が大ウケしている表情も見逃せません!
見どころ2つ目。ギターソロをまわしているところで、ヴァイ先生お得意の二人羽織ワザを逆にヌーノが仕掛けています!ヴァイ先生に二人羽織を仕掛けられる人なんて、ビリー・シーンとヌーノだけじゃない?(笑) ヴァイ先生も、もの凄く楽しそうで、ヌーノを可愛がっていることが容易に想像できます。この二人羽織ワザは昨年末に全米放送されたオバマ大統領のライブイベントでヴァイ先生が披露し全米規模で話題になっているハズ。
見どころ3つ目。ギターソロの後にスチュ・ハムのベースソロがあるのですが、そこに合いの手を入れるヴァイ先生。さっきまでのギターソロまわしとは違う、スチュ・ハムとヴァイ先生の世界に。この2人のライブ共演もかなり久しぶりなのでは。
こうして終わった豪華ライブ。最後のカーテンコールで、ドラム前に立て掛けたリッチーのギターをヴァイ先生がシールドを抜いて、ギターラックに掛けてあげてるシーンも最後にがっつりハグし合うヌーノとヴァイ先生も好きだなぁ。
ヴァイ先生とヌーノの共演を生で見たい。リッチーも一緒に日本へ来てくれないかな。G3?Generation Axe か?