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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

ジョー・サトリアーニ ライブ@ Legacy台北 2017.02.12 台湾で Crowd Chant 熱唱の夢叶う!

ジョー・サトリアーニ台北公演に行ってきました。サッチの日本公演に熱烈ラブコールし続けやっと実現というのに、国内にいないという自分に涙したのですが、日本を皮切りにスタートしたアジアツアーを台湾でキャッチできました!

チケットはネットで購入済みでしたが、発券は現地のファミリーマートで。台北市街には沢山ファミマがあり、ファミポートは簡単に見つかったのですが、画面は中国語オンリーで意味不明。なんとなく適当に操作したら発券できました!

会場は公園の中にある古いライブハウス。何かの施設をそのまま再利用しているとかで、年季の入った建物です。スタンディング席なのですが、前方のA席と後方のB席に価格差があって、Aのチケットを持っていないと前方には行けません。

私はVIP+Aチケットを買っていたので、優先入場して最前列のサッチ前を確保できました。嬉しい、台湾まで来た甲斐もあるというものです。

照明が暗転すると背景のスクリーンにアニメーションが映し出され、登場したバンドは "Shockwave Supernova" でライブをスタートさせました。サンバを思わせる印象的なリフの新曲は好きな曲。しかし、このリフをそんなハイポジの低音弦で軽々と弾いちゃうのよね、さすがです。

開演前にサッチのギターを見ていたのですが、アジアツアーに持ってきたのは4本のようで、オリジナル・アートの白2本と、オリジナル・アートの黒1本、オレンジ1本(Unstooable Momentum 時のカラーだと思います)でした。

"Flying In A Blue Dream" から "Ice 9" と代表曲が続いたところでメンバー紹介して、更に "Crystal Planet" へと休みなく続きます。マルコ、ブライアン、ケネリーと超実力派を揃えたバンド演奏も必見なのだけれど、サッチのプレイに見とれてしまって十分に全体を見る暇がない!

「91年頃だったかな、本で笑顔のイラストを見て思ったんだ。まぁ、私も(このギターに書いたイラストみたいなのではなくて)もっと笑顔のイラストを書けばいいのだけど(笑)、とにかく笑顔って素晴らしいと思うんだ、皆にハローって言っているみたいで。

世界中の私のファンとの友情を祝福して曲を書いた。この曲はベースを使ってほんの3分程で書いたんだけど、その後最適のレコーディング方法を模索して3年ほどかかった曲。今日ここにいる皆に捧げたい。"Friends"」

この曲が始まればきっとステージから見たら笑顔の海が広がっていたのではないでしょうか。次に始まったのは "If I Could Fly" 。く~、いい曲が続く。これをライブで聞けたのは嬉しい。

「シュレッドが続いたから、たまにはラブソングにしよう。昆虫と動物が恋に堕ちるっていう曲さ。おかしな話だけど、人生ってそんなものじゃないかな。自分が何であっても、恋に堕ちた相手が誰であっても。"Butterfly And Zebra" 」

サッチはステージ中央に進んで弾き始めました。プリセットしたエフェクトのみでこの繊細なラブソングをなんと一音ずつ美しく演奏してくれることか!

オレンジ色のJSに持ち替えたサッチがプレイし始めたのは "Summer Song" きた~、これは大好きな曲!飛び跳ねずにはいられない!さっきから思っていたけど、サッチって指板の上から下まで実に滑らかに全体を使ってプレイするんだよね、しかも殆ど手元見ないし。

バンドが退いて、マルコのドラムソロが始まりました。ここまでずっと堅実なプレイだったので、ここでマルコ本来のクレイジーなプレイが爆発するかとワクワク。テクニックを見せ付けつつもエンターテイメントな要素たっぷりで楽しませてくれました。

キーボードソロに続いたのは "Luminous Flesh Giants" ライブで演奏されるのはレアな曲。そして待ってました、"Always With You, Always With Me" 。ステージ中央で弾き始めたサッチの紡ぎだす音ときたら!美しいメロディーに心が洗われます。

ベースソロに続いたバンドのジャムでは、Deep Purle, Led Zeppelin, Ozzy, AC/DC等の耳慣れたフレーズを挟んでくれて、オーディエンスもノリノリです!

そして一番のお楽しみだった "Crowd Chant"!これを歌うために台湾へ来たのだ!サッチのギターに合わせてオーディエンス全員で大合唱のこの高揚感と一体感がたまりません!

"Satch Boogie" で一旦退いたバンドが戻って始まったのは "Big Bad Moon" 。サッチの歌聞けるのは嬉しいね。そして残すのはツアータイトルのあの曲だけとなりました。あれを聞かなければ帰れません。"Surfing With The Alien" サッチの速弾きとアーミングを堪能して、大興奮のうちに大団円を迎えました。あー楽しかった!

本日のセットリスト

01. Shockwave Supernova
02. Flying In A Blue Dream
03. Ice 9
04. Crystal Planet
05. On Peregrine Wings
06. Friends
07. If I Could Fly
08. Butterfly And Zebra
09. Cataclymic
10. Summer Song
11. drum solo
12. Crazy Joey
13. keyboard solo
14. Luminous Flesh Giants
15. Always With You, Always With Me
16. God Is Crying
17. Crowd Chant
18. Satch Boogie
encore
19. Big Bad Moon
20. Surfing With The Alien

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サッチとミーグリ!

VIPチケットに含まれていたものは

・サッチとのミーグリ(サイン、写真含む)
ラミネート
・ツアーマーチャン
・Tour of Joe's Guitar World

だったのですが、最後のTour of Joe's Guitar Worldに期待していたんです。ギターテクの方とかが機材の説明してくれるとか。実際には小グループでステージに上がって機材の写真撮っていいよというだけでした。

スティーブ・ヴァイのEVOに参加しているとその濃密な中身に慣れてしまうので、サッチのこれにはちょっと落胆しました。参加者全員一緒でいいので、説明タイムと質問タイムが欲しかったです。

ツアーマーチャンはダダリオの弦でした。パッケージは Shockwave Supernova のデザイン。この弦は使うか悩むなぁ。でも使うかもw

そしてお楽しみのサッチとのミーグリ。私は一番バッターだったので、1人につき、どれぐらい時間があるのか分からず、とり合えず許される限り話してみました。

Satchtaipei

サインは念願どおり、サッチ自伝本 "Strange Beautiful Music" に。2015年の7/24にNYで Shockwave Supernova リリースイベントで会った話(詳細はこちらの記事で)をすると、「あれは楽しいイベントだったね」とサッチも記憶をたどってくれました。

ただあの時はあなたの時間が十分とれなくて残念だったと言うと、「それは違うよ。私はあのイベントでコントロール権がなかったんだ」とサッチがとても真摯な顔つきで言うので、ちょっと驚きました。そうか、そうだったのね。

あの日はスタートが30分以上遅れるわ、ミーグリ付きのチケット持ってるのに、ミーグリは時間の都合で出来ませんと言われるわで少々苦い思い出があるのですが、あれは主催者の問題だったのか!サッチごめん、疑ってたよ。

もっともっとお話したかったのですが、時間切れ。写真撮影してお別れしました。

台湾のファン

ライブ開始前に隣り合わせた台湾のファン何人かとお話したのですが、皆さんカタコトの英語で沢山話してくれました。いい人ばかり。1月のガンズライブを見に日本へ行った人が多くて驚きました。彼ら、自国へ来ないアーティストは結構日本へ見に行くようでした。そっか、私たちは欧米のフェスに羨ましがっていたりするけど、音楽ファンにとって日本はとても恵まれているんだね。ありがたいと思わなくては。