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ジョエル・ホークストラ ライブ@ MORC2017 豪華ゲスト多数のアコースティックセット

MORCで恒例となっているジョエル・ホークストラのアコースティック・ライブを見てきました。出航翌日の午前10時半、プールステージは青空で日差しが降り注いでいて気持ちよい。それにしてもジョエルは自分のライブだというのに Whitesnake のジャージ姿なんだけど。せめてTシャツにしておこうよ。(汗)

今年もライブの始まりはジョエルのアコースティック・アルバム"13 Acoustic Songs" から。パソコンからのバッキング音源にアコースティック演奏を重ねる方式です。バッキングを使う演奏が好きな訳じゃないけど、パーカッション他全ての演奏をここでやるのは無理だからね、とジョエルがステージから話していました。

最初に登場したゲストは SOTO のベーシストであり、TSOの同僚でもある デヴィッド・Zです。今年のTSOではプレイできなかったけれど2人とも好きな曲、と始まったのは去年もここでプレイしていた曲。タイトルはその場で命名していました。デヴィッドのベースソロも聞けて心地よい小曲。

次からはドラムとベースのバンドが入りました、Y&Tの2人です。ドラムのマイク・ヴァンダーヒュールさんは例年どおりですが、ベースは新加入のアーロン・レイさん。去年はここにブラッド・ラングさん(2016年4月にY&Tを脱退)がまだいたなぁ、と少々感慨深い。"The Wind Cries Mary" はジョエルのボーカルでした。まぁ、シンガーの声ではないわね。このレンジの音域だとメタル声にならなくて済みます(笑)

「次の曲はアコースティックでプレイするにはとてもチャレンジングな曲だよ。素晴らしいシンガー、レイチェル・ローリンを呼ぼう。彼女は朝の10時から来てくれたかな」

ジョエルの呼びかけで登場したのは若くて美しい女性シンガー。実はこの後に登場するトニー・ハーネルさんの彼女でTNTのツアーのオープニングを務めているそうです。そして始まった曲は "Immigrant Song"! わぉ、これは難しそう。レイチェルさんは冒頭から超クールなシャウトを聞かせてくれます。かっこいい! 

次のゲストは今回ジョエルとアコースティックのデュオを組んで乗船しているブランドン・ギブス。私は前夜に彼らのステージを見ていましたがそこでもハイライトになっているPoison のカバーです。ブランドンはいい声をしている。

「僕の好きなシンガーを呼ぼう。僕は子供の頃彼の歌を聞いていたんだ、TNTの偉大なトニー・ハーネル!」

登場したトニー・ハーネルさんはTシャツ短パン姿。リラックスした様子で話し始めました。

「やぁ皆。俺は皆に説明しなくちゃいけないな。ロニーが病気で来れなくて、それでTNTがここにいないんだ。でも幸運なことに友人の Bumblefoot が来てくれた。彼と今夜アコースティックライブをやるから来てくれ。他にもさっき登場した美しいレイチェルや特別ゲストを呼ぶつもりだ」

おお、そういうことだったんだ!Bumblefoot も乗船しているとジョエルから聞いていたけれど、トニーさんの助っ人だったんだ。しかしTNT見たかった人はがっかりだろうなぁ。

「世界で最も高い音を出す男、ネイサン・ジェームスを呼ぼう。ネイサンはちょっと二日酔いバージョンだけど」

登場したネイサンはちょっとそんな感じではありましたが、歌い始めるととんでもない、ロック界屈指のノドを朝から披露。"Fool For Your Loving" はちょっとスローに演奏したアコースティック版がなかなかに似合う曲。ジョエルのアコギギターソロもいい。

「去年も出てくれたけど、僕の大好きなシンガー、Queensryche からトッド・ラ・トーレ!」

今年もトッドさん登場です。実は私、去年ここでトッドさんの生歌聴いて素晴らしい歌唱に感動して Queensryche のアルバムも聞き始めました。今年もここでトッドさん聞けてうれしい。

次のゲストは The Answer のコーマック・ニーソンでした。The Answer は Whitesnake のオープニングを務めていたので仲良くなったのかも。初めて聞いたけれど個性的でいい声のシンガー。

今年のジョエルのアコースティック・ライブはゲスト満載で楽しいステージとなりました。ちょとだけ心残りなのは期待していたブラッド・ギルズとのアコギデュオが聞けなかったことと、キップウィンガーのゲスト出演がなかったこと。でも楽しいライブだったから今年も満腹です。

ちなみにジョエルは今年も自腹でブラッディ・メアリー(カクテル)をピッチャーで買ってライブの後にファンへ注いでいました。(私も頂きました、ピリ辛カクテルです)その上、今年はピックとアルバム "Dying To Live" を配っていました。

「他のアーティストはそこ(ステージ横の物販ブース)でTシャツやCDを売ってるけど、僕だけだよ無料で配ってるのは!だから6日の Joel Hoekstra's 13 のライブには絶対に来てよ!」

とライブの宣伝に余念がありません。初ライブだもんね、集客が気になるだろうな。でも、集客もライブも成功して良かった!

2/3 セットリスト at Pool Stage 10:30am

01. Great Minds
02. 3 Trees
03. Twigs
04. Northlight
05. Christmas In February (f/ David Z)
06. The Wind Cries Mary (Jimi Hendrix cover)
07. Immigrant Song (Led Zeppelin cover f/ Rachel Lorin)
08. Every Rose Has Its Thorn (Poison cover f/ Brandon Gibbs)
09. Maybe I'm Amazed (Paul McCartney cover f/ Tony Harnell)
10. Fool For Your Loving (Whitesnake cover f/ Nathan James)
11. Love Ain't No Stranger (Whitesnake cover f/ Todd La Torre)
12. Here I Go Again (Whitesnake cover f/ Cormac Neeson)