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ジョエル・ホークストラ 参加プロジェクト Echobats 1stシングルリリース!

7月3日、トニー・ハーネル(TNT)、ジョエル・ホークストラ(Whitesnake, TSO)、ジェームズ・ロメンゾ(White Lion, Megadeth)、マット・スター(Mr.Big, Black Swan)、エリック・リーヴィー(Night Ranger)が参加する Echobats がシングル "Save Me From Loving You" をリリースしました。

 

予告の告知段階で、70年代ロック、クラシックロックのタグが付いていたのでクラシックなオールド感の楽曲を予想はしていましたが、ここまでポップ路線とは予想していなかったので、新鮮でした。サビのメロディが自然と口をついて出て一緒に歌ってしまうようなキャッチーさも良いです。

参加者の顔ぶれを見ると、多数のバンドに顔を出している人が多くて、いかにもプロジェクトという感じがします。集まった経緯など詳しい話を聞いてみたい。"Save Me From Loving You" がトニーとジョエルの共作ということなので、トニーからジョエルに話が行ったのでしょうか。

マット・スターはレブ・ビーチの参加した Black Swan にも参加していましたね。彼は現役白蛇ギタリスト2人とプロジェクト活動している訳ですね。エリックはジョエルが呼んだのでしょうね。Night Ranger で仲良さそうだったし。

マットとジョエルのそれぞれ2人の元気なお子さんがこのビデオではMVPだったのでは。(笑)ジョエルが子供たちをネットの世界に登場させるのは恐らく初めて。仕事とプライベートを分けたい人なんだろうなと思っていましたが、今回は特別だったのかな。

ジョエルが弾いているギターが Silvertone 1449 (多分リイシューモデル)というのも意外。オリジナルは60年代にシアーズのカタログで売られていた、ビギナー向けのギターのようですが、60/70年代の曲のヴァイブを再現するのに良かったのでしょうか。(ちなみにこのギターは『リミットレス』というアメリカドラマの第1話に登場します。薬の力でギターが上手くなった主人公の手元を差し替えたのがジョエルなのですw)

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ミックスとマスターを担当したのが、ジョエルの Joel Hoekstra's 13 "Dying To Live" を手掛け、現在はデヴィッド・カヴァーデイルの下で Whitesnake の作品を幅広く手掛けているクリス・コリアーです。ジョエルから声が掛かったのかもですね。リリースは Mercia Records から。今後EPが出るのか、アルバムが出るのか分かりませんが、まずはシングルで反響を確かめてからということでしょうか。

「このビデオは家に籠っている俺たちがただ身の回りのもので録った。俺は英国にいて近所に電話ボックスがあって、他の皆は米国にいた。全くの即興で楽しんだよ。曲とメロディは60/70年代ぽくて、俺の撮影もその感じでやった」トニー・ハーネル海外メディア記事より)

なるほど、電話ボックスはそういうことだったのか。(笑)ジョエルも家の近くのセントラル・パークで一部撮影していますね。

トニーとジョエルの共演は2017年のMORCで観ました。その年はTNTのボーカルとしてトニーが参加していたにも関わらず、ロニー・ル・テクロが病気との理由でバンドが乗船できず、トニーが急遽友人のロン・"バンブルフット"・サールを連れてきて、ロンさんとのアコースティック・ライブをやっていました。その後トニーはTNTを脱退しています。(TNTの出入り多過ぎw)

以下のビデオは2017年のMORCでのトニーとジョエルの共演です。

 

 

最後にジョエルの今後のソロ活動について。

Joel Hoekstra's 13 のセカンドアルバムリリースは年内から来年ごろ

ミックスに入っているようですので、間もなく完成。レーベルは未定。
ミュージシャンは前作同様、ヴィニー・アピス、トニー・フランクリン、ラッセル・アレン、デレク・シュレニアンでジェフ・スコット・ソートがバッキング・ボーカルのみで参加

このプロジェクトのミュージシャンをツアーに集めるのは難しいので、別のミュージシャンになるかも知れませんが、ジョエルが自分のプロジェクトで短いツアーをやりたいという話(2020年2月)をしていましたので、いつか実現するといいな。

その他ジョエルの活動については過去記事で。

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