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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

Night Ranger ライブ@ Diamond Hall Nagoya 2017.10.05 35周年の秘訣はやめないこと!

2014年以来3年ぶりとなる Night Ranger 来日公演に参加してきました。2月のMORCで彼らの2ステージを見ていたので行くか迷ったのですが、日本公演ではレア曲もやってくれるかな。

早々にソールドアウトになっていた前回と同じ会場はステージ上手にドラムセットを横置きすると両サイドのビッグなスピーカーも相まって、幅が手狭でケリケリさん、ジャック、ブラッドの並びは幾分タイト。私はブラッド前の見やすい席でラッキーでした。

オープニングはニューアルバム Don't Let Up からの "Somehow Someway" 。イントロからブラッドが顔芸いっぱいでポーズを見せながら弾いてくれます。ジャックは相変わらず元気いっぱいで声も出てる。ジャックおじさんにしては珍しくメタル度の高いバックプリントのベストを着ていて意外でした。メタル度高いファッションのケリケリさんの影響かしら。

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サビで気持ちよくシングアロング、ギターソロではブラッドおじさんのアーム使いを見て、ハモリツインギターを聞くと、これぞ Night Ranger だなと。安心の楽しさで高品質。

"Four In The Morning" "Sing Me Away" とお馴染みの曲が続き、オーディエンスは気持ちよくシングアロング。ケリーさんの歌唱は力強く、手術からの復帰でもお元気そうで何より。でも照明の具合か少し顔色が青白く見えるのが弱心配でした。

"Rumors In The Air" のイントロを弾くブラッドですが、あのサウンドはどうやっているのか、ボリュームノブとかにも触っている様子がないのだけど・・・。トレードマークの赤い改造ストラトはワイヤレスシステム内臓だからシールド挿すところがなく赤いランプが光っている。ジャックのベースは Atomic Guitar のもので意外に薄く小さい。 Atomic は以前もアルバムジャケットデザインのベース等作ってジャックとジョエルが使っていましたね。ケリケリさんはゴールドトップのLPで、ギターチームは全員がギター1本で通していました。(アコースティック除く)

「俺たちがここに初めて来たのは1983年だ。そのとき来てた人は手を挙げて!その時に生きてた人は?じゃあ、その時にまだ生まれてなかった人は?」

ほぼ前回と同じ質問をするジャック、そして嬉しそうにまた誇らしく毎回手を挙げるロングファンの方達。素晴らしい。

「ツアー日程をもらってこうして見るだろ(北米都市の名前を挙げる)、そして日本が出てくると俺たちはこんな風さ」 とジャック

「アヤヤヤヤヤヤ!」

ブラッドのまるで新喜劇リアクションで笑わせてもらいました。

新しくて古い曲、ずっとプレイしていない曲を特別にやろうと言って始まったのは "Night Ranger" でした。この曲は前回も今年もプレイしてると思うんだけど、まぁいっか。この曲の最後にやるラウドなジャムからのスピードアップパートは楽しい。

「焼酎を飲み過ぎちゃったなぁ、ショウの前に焼酎を飲んじゃダメだ!」

「ジャックは飲み方を知らないんだよ、俺は分かってるけどね」

再びブラッドとジャックのコント(笑)。

"High Enough" ではケリケリさんがアコースティックに持ち替えます。バンドのコーラスワークもサビでのオーディエンス合唱も素晴らしい。

「この曲は俺の大好きな曲なんだ。ジャック、ありがとう」

というブラッドの心からの賛辞に驚き照れる様子のジャックが

「わぉ、もう一度言ってくれる?」 

「お前、カワイイねぇ」 と返すブラッド。(おじさん達、コントの脚本作ってる?笑)

「35周年か、俺とブラッドとケリーはもう40年一緒なんだ」 とジャック。

「Rubiconさ、California Jam 2 は1978年3月18日だった。俺の人生で最大のロックンロール記念日だ。Aerosmith、Heartもいた、そしてRubicon!」

と感慨深そうにブラッドが語り始めると

「そうさ(笑)、俺たちビッグになる、成功するって言ってたのにダメだったな。そして Night Ranger を始めたんだ。そして35年経ってもニューアルバムだ!やめちゃダメってことさ!ずっと続けるんだ!」

とジャックが熱く語り、オーディエンスと Don't Let Up を復唱。元気が出るわ~~。

「ここに来る時は俺たち沢山の曲を準備してくるんだ。だって君達が別の会場にも来ることを知ってるからね、だから毎晩違う曲をやりたいんだ。大阪、東京の2公演でも違う曲をやるよ」

そしてアコギのイントロで始まったのは "Forever All Over Again" 。確かにこれはたまにやる曲。ここからはバラードタイムで3曲しっとりと。

特徴的なあのイントロが始まると今夜のライブもいよいよ架橋に入ってきたと分かります。"Don't Tell Me You Love Me" きました!ブラッド、ジャック、ケリケリさんがステージを右へ左へと駆け回り、オーディエンスを煽り、バンドはハジけます。このおじさん達はとにかく笑顔でオーディエンスを楽しませると共に、自分たちも楽しんでやっているのだろうなぁ。

ギターソロに続いてブリッジ部に挿入されたのはお馴染みともなった "Highway Star"。次の挿入は何かなと思っていたら "This Boy Needs To Rock" を少々。

アンコールは不動の2曲。大合唱の "Sister Christian" に続いて締めのあの曲では前回の来日時と違い、ケリケリさんがギターソロで8フィンガーをこなしていました。元々8フィンガー使いだったジョエルと違って、ピッキングスタイルのギタリストであるケリケリさんがやるのは大変だったのではないかなぁ。オーディエンスから拍手も起こっていました。このバンドで長くやるってことだよね。

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95分程のショウは前回よりも短くなっていますが、相変わらず楽しい時間をすごせました。欲を言えば新譜からは "Day And Night" を聞きたかった。Don't Let Up 、おじさん達はお元気でバンドを続けてまた来てください。

本日のセットリスト

01. Somehow Someway
02. Four In The Morning
03. Sing Me Away
04. Rumors In The Air
05. Sentimental Street
06. Growing Up In California
07. The Secret Of My Sucess
08. Night Ranger
09. High Enough (Damn Yankees cover)
10. Truth
11. Forever All Over Again
12. Goodbye
13. When You Close Your Eyes
14. Don't Tell Me You Love Me
encore
15. Sister Christian
16. (You Can Still) Rock In America