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ロン・"バンブルフット"・サール Sons Of Apollo 「これでオーディエンスから女性がまた2人いなくなった」(笑)

間もなく Sons Of Apollo が初のツアーに出ます。バンドのリハーサルの様子が日々SNSで伝えられワクワクしますね。さて、今年に入ってロン・"バンブルフット"・サールがメディアのインタビューに応えましたので、一部を和訳して編集してみました。
 
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Sons Of Apollo には優れたキャリアのミュージシャンが集っていますが、それが上手く機能しているということですか?
 
そうだね、Sons Of Apollo では間違いなく、同じようなタイプの人間が同じ考えを持っているよ。上手くいっている。どんな人間関係においても、そういうバランスが必要なんだ。もし誰かがその相手よりも愛が大きかったとしたら、それは上手くいかないんだ。
 
ジェフもデレクも他の皆も同じで、このバンドに100%注力している、心から全てをね。だから上手くいくんだよ。気付いたのだけど、そういう風であればバンドに雇われた助っ人よりもずっと力が出せるんだ。
 
僕が過去に助っ人の状況に置かれたときに苦労したのはそのせいなんだと思う。僕自身は決してそのつもりはなかった。僕はいつもバンドガイだったし、ソロでも Art Of Anarchy でも Sons Of Apollo でもそうだ。僕はそういう人間だし、そうやってきた。
 
もし雇用関係のようなものだけだったら、少しの間ならできるだろうけれど、ある程度したら、僕はもっと貢献したいと思うし、それができないのならとても辛いよ。ただ雇われとしての距離を取って、パートナーシップ的なものがないだなんて。
 
ミュージシャン同士の関係で、このジャムセッションがこれ以上のものになるという感覚はいつ分かるのですか?
 
かなり早く分かるものだよ、即座にと言ってもいい。一緒に演奏を始めるとすぐに心地よさを感じて、相手の心を読み、同時に同じ感覚、同じ言葉を話すような感覚を得るようになる。同じことを予感し、お互いの心を読み、本能的に相手が何をするのかが分かるんだ。多くの場合、ただそれが起こるんだ。結構あることだよ。
 
Psychotic Symphony はあなたにとってどんな位置づけですか?20年後に振り返ってキャリアハイライトとなるでしょうか?
 
そう思うよ。不思議だよ、僕が思ったこととは違った。Art Of Anarchy がラジオで掛かるような耳ざわりの良いロックであるのに対して、Sons Of Apollo はクラシックなプログレッシブ・ハードロックだ。
 
Sons Of Apollo はミュージシャン向けの音楽だと思っていたら、何だか爆発した感じさ。女性が近づいてきてプログレッシブ・ロックバンドがいかに好きかを言いに来るだなんて、この世界は何かがおかしくなったみたいだ。女性は逆の方向に行くものだろう?(笑)
 
だからスタジオでジョークにしてたんだよ。奇妙な変拍子上でクレイジーなパートを思い付かなくちゃならない、そこで僕が「これでオーディエンスから女性がまた2人いなくなった」なんて言ってたのさ。(笑)
 
Sons Of Apollo については結果に驚いたのでしょうか?
 
10日でアルバムを作って出すんだ、ミュージシャン仲間やファンが楽しんでくれるだろう、それだけだと思っていたんだ。ところがアルバムが独り歩きを始めたんだ。そして2018年、僕らは1年中ツアーに出るし、2ndアルバムに向けてのアイデアを書きため始めた。そういうものさ、何が起こるかは分からないものなんだ。
 
ファンからのいい反応というのは、あなたを突き動かす原動力なのでしょうか?
 
間違いなくそうだね。僕はいつだってミュージシャンを辞めてしまいたくなるし、ミュージックビジネスも嫌いだから、人生で別のことをしたいと思うんだ。でもそうすると、誰かから僕の音楽に救われたとメッセージが届く。そして僕はこの仕事をしている理由に改めて気づく、直ぐに忘れてしまうけれど、その為にこの仕事をしているのさ。
 
あなたはクリエイティブである為に、プロジェクトの合間に仕事を離れ、リフレッシュする必要があるタイプですか?
 
そう思うよ。僕には人生を生き、経験する時間が必要なんだ。新しく語る物語があると感じると仕事に戻れるんだ。毎日一日中スタジオに座っていて毎日音楽を作り出せるかは分からないな。もしかしたら上手くいくのかも知れないけれど。
 
誰かとコラボレーションすることでフレッシュな創造性が得られるものですか?
 
それは大きいね。コラボレーションはとても重要だ。僕が持っているアイデアというのは限りがあるけれど、誰かと共作することで、お互いに相手の持っていないものがある。一緒にやることで結果はそれぞれの能力よりも大きなものが出来るんだ。
 
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ここで別のインタビューでマイクがライブについて話していましたので、ほんの一節をどうぞ。
 
Sons Of Apollo はまだアルバム1枚リリースしたところですので、ライブのセットでは Dream Theater の曲もやるのでしょうか?
 
最初のツアーではそうせざるを得ないな。俺は The Winery Dogs と Flying Colors で既にファーストアルバムのツアーを経験しているが、セットリストを埋めるためには他の曲をやらなくちゃならない。
 
それは Sons Of Apollo でも同じだ。俺はもうセットリストを書き上げてメンバーに送ったよ。沢山のクールなサプライズがあるから、皆がとても喜ぶと思う。多分セカンドアルバムを出してからはバンドの曲だけでライブができるだろう。
 
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彼らの初ライブのセットリストがどんなものになるのか、アルバムの曲がどのようにプレイされるのか、楽しみで仕方ありません。
 
実は私、1週間後に Sons Of Apollo の陸上初ライブを見に行く予定でしたが、諸事情の為、断腸の思いで北米旅行をキャンセルしました。ああ、彼らのライブ見たかった。(大泣)
日本ツアーも必ずあるはずですので、それを待ちたいと思います。
 
 
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