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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

The Brian Setzer Orchestra ライブ@ 名古屋センチュリーホール 02.08.2018 Rock This Town!

ブライアン・セッツァーは一度見てみたいと思っていたアーティストでした。超代表曲しか知りませんが、楽しそうなビッグバンドでのロックンロールショウを見に行ってきました。

会場に着いて見渡すと様子が HR/HM とは少し違います。黒いバンドTシャツではなく、見かけたのはリーゼントでファッションもキメた方々。おお、さすがブライアンのファンだとこれが正装になる訳ね。キャパ3,000人の会場って大きすぎない?という心配は全くの杞憂で1階席は9割方埋まっていました。名古屋でこれって素晴らしい。

ほぼ定刻にバンドが位置につきます。ステージ上手から揃いの緑色のジャケットを着たトロンボーン隊が4人、サックス隊が5人、トランペット隊が4人。中央にヒョウ柄のピアノ、後ろにドラムスとウッドベースとコーラスのお姉さん2人で総勢14名。

そして登場したブライアンは背中に刺繍入りの黒いジャケットにヒョウ柄のシャツと黒いパンツ。オレンジの Gretsch が似合います。もちろん金髪はリーゼント。オシャレなおじさんだ。そして何よりも歌が上手い。ギターをいかにも楽しそうに弾いていて、要所要所で上手さがにじみ出るという感じ。

管楽器隊は振り付けも揃えてあるんだね。女性コーラスは真っ赤なドレス。これだけのバンドを連れてのツアーは大変でしょうに、25周年て凄いなぁ。

こういう音楽をライブで聞くのは初めてだけど、楽しくて自然に身体が動いてリズムをとってしまう。"Hoodoo Voodoo Doll" はハイスピードでノリノリ、管楽器隊の華やかさが曲をスケールアップ。そしてブライアンの歌とギターソロがたまりません。ギターが上手くてマジで歌える希少なアーティストはここにもいた!

"Stray Cat Strut" は何度もギターを練習した曲。コード弾きのパートもソロも難しい曲ではないけれど、歌心があってセンスがあって茶目っ気も感じる好きな曲です。これをブライアンは若い頃にサクっと書いたんだろうなぁ。素晴らしい才能。この曲は弾くと楽しくノリノリになれる♪本家の生演奏を聞けて嬉しい!思い切りエアギターしちゃった。

"Jump, Jive an'Wail" は実に楽しい!管楽器隊もバンドもとにかく楽しそうで、踊りだしたくなる曲。"Sexy Sexy" ではこれでもかと見事な管楽器隊ソロも聞かせてくれました。

管楽器隊とコーラスが一旦退いて、バンドのみとなったステージではウッドベースとドラムキットが左右に降りてきました。ドラムキットは小ぶりのセットでスタンディングでプレイするセッティング。おー、Stray Cats 方式ね、これが見れるんだ。

"Rockabilly Boogie" ロカビリーのトーチを掲げ続ける現役ミュージシャンとしてブライアンにはいつまでも元気に活動して頂きたい。

「次は何をやろうかなぁ、よし、ジェリー・リー・ルイス!」 と始まった "Great Balls of Fire" は有名すぎて知っている曲だけど、これをライブで聞ける日がくるとは。タイムトラベルした気分で楽しい。

"Rock This Town" 生で聞けた!オーディエンスの盛り上がりが頂点にきた頃、ドラムに乗るブライアンとウッドベースを立てたまま登るベースの方の妙技を目撃。これってきっとお約束なんだね。カメラポーズもキメてくれてる。(笑)

Bso_2
後方席のため、これが精いっぱいの写真でしたw

黒いシャツに鮮やかなグリーンのジャケットへと衣装を着替えたブライアン、オーディエンスにジャケットに施された艶やかなシルバーの刺繍を見せ、ジャケットの色と合わせたグリーンボディの Gretsch を自慢。そのオシャレさ、茶目っ気が素敵です。これがあるから管楽器の皆さんは事前に黒いジャケットに着替えてきてる訳だ、きっと。

アンコールでインスト組曲が聞けるとは思いませんでした。ブライアンの横に譜面台が登場したのはそういう訳ね。選曲の幅広さが面白い。締めは陽気に "Gettin' in the Mood" でした。

実に楽しく、普段と違うジャンルの音楽を楽しむことができた夜でした。こんなライブもたまにはいいね。もう少し音が大きくてもいいんだけどなぁ。座ってカクテル片手に見れたらもっと幸せ。

本日のセットリスト (Setlist参照。多分こんな感じ)

01. Pennsylvania 6-5000 (Glenn Miller and His Orchestra cover)
02. Hoodoo Voodoo Doll
03. This Cat's On A Hot Tin Roof
04. Stray Cat Strut (Stray Cats cover)
05. Runaway Boys (Stray Cats cover)
06. Gene & Eddie (Stray Cats cover)
07. Sleepwalk
08. The Dirty Boogie
09. Jump, Jive an'Wail (Louis Prima cover)
10. Rumble in Brighton (Stray Cats cover)
11. Sexy Sexy
12. Wichita Lineman (Jimmy Webb cover)
13. Runnun' Down A Dream (Tom Petty cover)
14. Rockabilly Boogie
15. Great Balls of Fire (Jerry Lee Lewis cover)
16. Fishnet Stockings (Stray Cats cover)
17. Rock This Town (Stray Cats cover)
encore
18. The Nutcracker Suite (Bram Tchaikovsky cover)
19. Gettin' in the Mood