あれは2015年11月25日、オーディエンスの期待で熱気に包まれたボーリング場の一角にあるステージに David Lee Roth Band オリジナルメンバーが登場する直前、ライブ会場は地元消防局によって閉鎖され、ライブは幻のものとなりました。（詳細過去記事はこちら）
デイヴ本人が飛び入り予定だったことが伝わると、ますますビッグなニュースとなって報道され、別の機会でのリユニオンが待望されつつも時は過ぎました。もうあれは二度と実現しないのかと誰もが思い始めた頃…2019年1月20日に Ultimate Jam Night から1月26日に行う Ultimate Namm Night の参加アーティスト一覧が発表されました。
多数のアーティスト名の中にはスティーブ・ヴァイ、ビリー・シーン、グレッグ・ビゾネット、ブレット・タグルの名前が！これは、もしや？という期待高まる中、1月25日にジェフ・スコット・ソートがこの４人のバンドで歌うことをSNSにポストしたことで、Eat 'Em And Smile リユニオンの実現は決定的になりました。
もう１つ残る期待は、デイヴが登場するかどうか。2015年当時もボーカルはマイケル・スター（ラルフ・サインズ）という発表で、当日はデイヴがサプライズ登場する演出だったので、これは期待してしまう。更に、主催者からはチケット配布先の詳細や、チケットが残り少なく、スポンサーや招待客でなければ入場できない旨の注意喚起と当日入場できると期待して会場のヒルトンに来ないようにアナウンスされていたので、これは前回の失敗を繰り返さないよう厳重警戒しているのでは、と思われました。
1月26日夜（日本時間 27日）そして遂にその時が！司会者の紹介により登場した David Lee Roth Band オリジナルメンバーたちとジェフ。デイヴは来てないの？それともこの後で出てくる？ライブストリーミング中継の画面に釘付けです。
そして始まったのは Queen の "Tie Your Mother Down"。え？33年ぶりのリユニオンでカバー曲？ジェフもヴァイ先生も Queen の大ファンだし、選曲はいいと思うけど、なぜ？わかった、ジェフが１曲歌って、それからデイヴが出てくるの？そんな疑問の中、ギターソロではヴァイ節が炸裂！
２曲目に定番の "Shyboy" がそのまま始まったのを見て私は「そうか、デイヴは来なかったんだ」と、やっと諦めました。"Shyboy" 終盤にはジャムパートが加えられており、ヴァイ先生とビリーの名物弾き倒し大会に興奮するも、ストリーミング映像ではステージ前に立つ２人のダンサーで肝心のミュージシャンが観難いのなんの。（涙）
パフォーマンスはあっさりと２曲で終わってしまい、ずっと待っていたファンにはあっという間でした。このイベントでの感触を元にいつかリユニオン・ツアーをやって欲しい。２年前のGeneration Axe ミーグリ時にヴァイ先生には「そんなことは起こらない」と一蹴されたけれど、まだ諦めきれない！
