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2010年代を代表するギタリスト発表 The Guitarists of the decade

米国の老舗ギター雑誌 Guitar World が2020年1月号で The Guitarists of the Decade を発表しました。これはネットの一般投票結果およそ5万票に30人のギター通評論家の意見を加味し、結果20人が選ばれたというものです。

選択のポイントとしては、技術力、次世代への影響力、ギター社会へのインパクト、成功のレベル、楽器の可能性追求などがあるよう。最新号ではマーク、トシン、ニタ及び全員バージョンを雑誌の表紙にしており、印刷発行版ではそれぞれの表紙を収集することができます。

今週はこの「2010年代を代表するギタリスト」の結果を見ながら、思うがままに書いてみました。

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2010年代を代表するギタリスト by Guitar World

01. Mark Tremonti (Alter Bridge, Creed)
02. Tosin Abasi (Animals As Leaders)
03. Gary Clark Jr.
04. Nita Strauss (Alice Cooper)
05. John Petrtucci (Dream Theater)
06. Joe Bonamassa
07. Guthrie Govan (Aristocrats)
08. Polyphia (Tim Henson & Scott LePage)
09. Mateus Asato
10. John Mayer
11. Jason Richardson
12. St. Vincent
13. Synyster Gates (Avenged Sevenfold)
14. Kiko Loureiro (Megadeth)
15. Misha Mansoor (Periphery)
16. Derek Trucks (Tedeschi Trucks Band)
17. Joe Satriani
18. Eric Gales
19. Trey Anastasio (Phish)
20. Steve Vai

存じ上げない方も何人かいるのですが、リストをざっと見て「お!」と思ったことを以下箇条書きで。

・女性ギタリストが2名!ニタも St. Vincent もGW誌の表紙を飾った数少ない女性ギタリストの1人です。ニタちゃんは今回初めて単独で表紙を飾ります。(前回はアリス・クーパーと一緒でした)

Polyphia のティムとスコットは2人一緒に選出!

マテウス・アサトはアルバムを出していないにも関わらずの選出で、ギター界での注目の高さに驚きます。今年は彼のライブを観れて良かった!

・次世代ギタリストの選出が多い中、ベテラン勢のジョン・ペトルーシやサッチ、ヴァイ先生も健闘。

・ブルース勢もブルース・キングのJBをはじめ健闘。エリック・ゲイルズはここでもキテます。

Ibanez シグネチャーのギタリスト5人!exも含めると7人だから凄いワ。

・ジョン・ペトルーシのシグネチャー・ギターはレス・ポールの次に最も売れているシグネチャー・モデルなのだそうだけど、(Forbes からの引用というのも凄い)意外でした。その記録はJEM、すなわちヴァイ先生だと思っていたから。

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表紙にも選ばれたトシン・アバシ(Tosin Abasi)がインスタに喜びのコメントを出していましたね。以下コメント和訳:

言いたいことが沢山あって、どこから始めればいいかわからないな…
世界にはあまりにも優れた才能を持つギタリストがいて、自分のプレイが凄いって思えないことがあるんだ。それでも究極のところ、子供の頃から僕のヒーロー達を眺めてきたギター雑誌の表紙を飾ることは僕にとって大きな到達点だ。

正に数日前にはそのヒーロー達とステージを共にして(Generation Axe 2019年アジアツアー)僕は自分でデザインしたギターをプレイした。この8弦ギターを使ったインストゥルメンタルプログレッシブ・メタル音楽というのは10年前には異端児だった。それが今ではこうした拡大音域楽器というのはすっかり一般的になった。現代のギタープレイがこの時代精神を共有しているところは嬉しいね。現代のプレイヤーが持つ創造力、器用さ、多様性には興奮するし、この楽器の未来を感じて刺激を受ける。そして僕が果たした役割を嬉しく思う。
Guitar World誌、ありがとう。そして僕のしていることを好んでくれる皆にもお礼を。

 

 
 
 
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