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TOTO ライブ@ 名古屋国際会議場センチュリーホール 2023.07.14

ルークが「4年ぶりだ!」と言うとおり、2019年2月以来のTOTO来日公演です。私は前回は行っていないので、2016年3月以来のTOTOライブとなりました。

コロナ禍明けのライブということもあるのか、チケットのお値段も随分と上がっており、来日ラッシュの今年はパスという声もちらほら見かけました。そういう気持ちもわかるのですが、個人的には行って良かったライブでした。何しろ名古屋まで来てくれるし、彼らのライブは曲が良いし、一流のミュージシャンシップが楽しめることは確約されていますから。

ライブで観る度にバンドメンバーが入れ替わっているTOTO。今回はドミニク“エグゼヴィア”タプリン(key)、スティーヴ・マッジオラ(key)、ジョン・ピアース(b)、ロバート“スパット”シーライト(dr)、(ウォーレン・ハム(sax,etc)は健康上の理由により不参加)が加入し、スティーヴ・ルカサーとジョセフ・ウィリアムスが率います。

ライブを見送った人から「ルークとジョセフしかいない」という声も聞きました。まあ、それもわかる気がします。でもアーティストの皆さんも歳をとりますので、極東まで来てツアーするのは大変。

私はコアなファンではないので、来てくれたら有難し、くらいの気持ちで新生TOTOを見てきました。"Falling in Between" ツアー時もルークとキンボール以外はサポートだったこともあるし、ルークが元気にギター弾いてTOTOの楽曲をやってくれたらそれで良いです。

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「コンバンハ、ナゴヤ~!」

で始まったライブはジョセフの衰えないクリーンで伸びのあるボーカルで "Orphan" から。前回見たときよりは痩せたかも、良かった。年齢と共に声が衰えるシンガーは多いけど、がっかりさせないジョセフに感謝。

ルークが弾いているのは塗装無し、シンプルな木目が落ち着いた感じの Music Man シグネチャー。久しぶりに聴くけど、いい音してるわ~。SNSとかで見てたけど、髪型は同じで白髪になったルークというのも見慣れるまでは衝撃でした。

3曲目で "Hold the Line" ときたので、「もう?早!」と驚きましたが、ここで会場は一気にヒートアップ!ルークのギターに合わせてリフをエアギターで一緒に演奏すると気分最高。ジョセフはハイトーンもまだ出るね~。Gソロになると、ステージ中央のルークの手元に観客が釘付け、動画撮る人多数。やっぱりいつまでもルークはギターヒーローだよね。

"Falling in Between" のギターもロックしててかっこいいなぁ。ライブを通して、ルークが使っていたのは、最初の木目ボディとマットブラック、パープル、木目を活かしたグレー&縁パープルのギター4本のように見えました。

「4年振りだ。戻れて嬉しいよ、楽しもう!次の曲は観客の美しい日本女性に捧げよう、あらゆる年齢のね」

毎度この曲はそんなルークのMCだなぁ。ルークが「フェイクビールだ」って飲んでたけど、ルークって断酒してるんだね。

今回の会場のサウンドはなかなか良かったです。楽器ごとのバランスも程よく、一番のお目当てのギターサウンドもグッド。ただ自分の中では2014年の名古屋市公会堂PA席付近で聴いたときが生涯最高のライブサウンドでした。

ルークが Key のドミニクを紹介して、彼によってファンキーなアレンジが施されたという "Gorgy Porgy" に。続く "Pamela" も通常よりファンキーでオシャレになっていた感じ。間奏パートがオシャレなジャムに進んでいくのもさすがTOTO。"Kingdom of Desire" と名曲続きで観客は益々熱くなります。

今回のメンバーは Key の2人も相当歌えるので、ボーカルを交互にとったり、コーラスも厚い。以前は男女の専業コーラスが入っていたりしたけど、楽器奏者でこれだけ歌えるメンバーが入ったのは良かったね。

「次の曲は俺にとって多くの理由で特別なものだ。2人の大切なブラザーと一緒に創った最後のアルバムから、この曲を彼らに捧げる。そして(ライターであり、友人である)ダニー・コーチマーにも」

ルークのMCで始まったのは "Kingdom of Desire" !続く "Waiting for Your Love" も "I'll Supply the Love" も終盤の楽器演奏パートがカッコイイんだよねぇ。

ルークがマイクをとってメンバー紹介。

「まずはこの若者から、一緒にやって5年になる、31歳か、ワォ!彼がやってるバンド、Ghost-Note は必見のバンドだよ。ドミニク・エグゼヴィア!

俺の後ろに立っているのは、今日ニューアルバムが発売された才能豊かなスティーヴ・マッジオラ、彼のような戦力を迎えられて嬉しい。

そしてこっちの彼と俺は生まれる前からの知り合いだ。同じ通りで育ち、俺たちの母親は同じ時期に妊婦だった。10歳になる前から俺たちは友達で一緒にプレイした。彼は高校のバンド Still Life って TOTO の前身バンドでもプレイした。彼は優れたセッション・ミュージシャンで、Huey Lewis & The News で30年近くプレイしている。ジョン・ピアーズ!

彼は紹介不要の凄腕ミュージシャンだ。ジャスティン・ティンバーレイクスヌープ・ドッグとのプレイでも有名だ。要チェックバンド Ghost-Note のメンバーでもある。ロバート“スパット”シーライト!

もう1人、子供の頃からの友人。彼が14歳で俺は16歳だったかな、永遠に一緒にやってるな。(笑)俺が出会った中で最も才能ある人物の1人。愛してるよ。皆が知らない秘密を教えよう。映画『ライオン・キング』は知ってるな?彼はシンバの声をやったんだよ。そしてこれを歌った!ジョセフ・ウィリアムス!」

("Hakuna Matata" のさわりを歌うジョセフ)

次はジョセフが

「彼を紹介出来て光栄だ。彼はもう46年もこのポジションを守ってる。俺の腹違いの兄、スティーヴ・ルカサー!」

その後はファンの愛する曲が続き、拍手や合唱がこだまする今日一番の盛り上がりへ突き進みました。

久しぶりに歌って踊って、楽しかった!良い音楽は人を幸せにするね。元気な限り、また来日してください。

 

本日のセットリスト

01. Orphan
02. Afraid of Love
03. Hold the Line
04. Falling in Between
05. I'll Be Over You
06. key solo
07. White Sister
08. Gorgy Porgy
09. Pamela
10. Kingdom of Desire
11. drum solo
12. Waiting for Your Love
13. I'll Supply the Love
14. Home of the Brave
15. Rosanna
16. Africa
encore
17. With a Little Help from My Friends (The Beatles cover)

 

 

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