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スティーブ・ヴァイ 長年の右腕、デイヴ・ウェイナーのバンド卒業

ヴァイ・バンドで23年に渡り、ギターを担当してきたデイヴ・ウェイナーがバンドを去ることが発表されました。

『Live at the Astoria』ではまだ20歳少々だった若きデイヴ(この頃のデイヴはツアー・スタッフでもありました。先生のクリーニングを取りに行ったりの雑用係)がこんなに長くヴァイ・バンドで先生を支え続けてくれたことに感謝しつつ、今後の活躍を祈ります。

SNSに投稿されたビデオでは、デイヴの後任となるミュージシャンが発表されました。今年の欧州ツアーからスタッフとして参加している、ダンテ・フェルシエロです。若い彼は、弁護士を辞めて夢だったギターの道に飛び込んだミュージシャンで、デイヴの運営しているギターコミュニティでギター講師をしていた人物のようです。

デイヴの卒業を公表したビデオの会話をまとめました。

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SV:やあ、皆。スティーブ・ヴァイだ。

DW:デイヴだ。

SV:皆に発表がある。

DW:僕がここでプレイして23年になる。生きる伝説、スティーブとプレイできたことは光栄で身に余る幸運だった。僕の感謝は計り知れない。

けれど、これも人生というもので、23年間共にプレイしてきた後に、自分の新たな冒険の道を選択することになった。

これを一緒にビデオで公表しているのは、インターネットの時代だから、色々な憶測が飛び交わないよう、事実を伝えるためだ。

SV:デイヴは素晴らしい戦力だったよ。完全に熟練したミュージシャンであり、この恵まれた23年間を計り知ることはできない。素晴らしく楽しいときを過ごしたし、様々なことを経験した。大量の音符をプレイし、多くのショウでプレイした。

彼の決断を全く理解している。誰かが自らの道が分岐して進むときだと感じたとき、私はそれを尊重する。創造性と才能に富み、自らの音楽を続けるのだから。

DW:ああ、音楽やギターを止める訳じゃない。ただ人生でそういう地点にきたというだけだ。

SV:しかも彼は思慮深いことに、自分の後任もみつけていた。来なさい!

DW:ダンテ!イタリア人のいい奴だ。経緯は省略して要点を言うと、ダンテは堅実なプレイヤーであり、性格も堅実だ。それ以上に、彼はこのヴァイ・キャンプに適任だと思う。

SV:ダンテは欧州ツアーから参加している。スタッフの仕事をしつつ、時にはステージに立ってプレイもしている。彼のプレイを注意深く聴いてみて、彼はこの素晴らしい仕事をこなせる熟練したプレイヤーだと思った。それに彼はキーボードも弾いているね。彼は楽しい人柄で、デイヴ同様に美しいエネルギーに溢れ、前向きで面白い。

これは保証できる、私と彼がステージで共にプレイするところは見るだろうが、私が裸でシャワーを浴びてるところを見ることはないよ。

一同:(笑)

(訳者注:内輪ネタのようですが、良く分かりませんw ダンテがシャワーしてるところに誰かが居合わせた笑いネタがあるのでしょうか?)

SV:ダンテ、あれを見せてやってくれ!

DF:(腕の力こぶを見せる)

一同:(笑)

DW:来年は彼らがツアーに出て、世界中でプレイするよ。

SV:親愛なるデイヴ、君の不在はとても悲しいよ。君はいつでも大歓迎だからね、覚えておいてくれ。君が思うよりもずっと愛している。

DW:ありがとう。愛という言葉は僕らの長年の関係を表すには断片に過ぎないけれど、素晴らしい年月だったよ。(オーディエンスの皆へ)来年は彼らのツアーを楽しみにしてくれ。またいつか会おう。

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デイヴ、長年お疲れ様でした!

先生の大規模ツアーが今回で最後ということなら、自ずとヴァイ・バンドの各自が自分の道をみつけて進まなくてはなりませんから、デイヴの決断は少し早めだっただけかも。日本でデイヴのプレイを観たのは2014年、ビルボード・ライブでのショウが最後でしたね。

下の写真は2016年のMORC。私がデイヴを観たのはこれが最後になりました。