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Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

The Winery Dogs リッチー色強し

ついに発売になったTHE WINERY DOGSのファースト・アルバム。最初からこんなに期待の高かったバンドって久しぶりです。

バンドはオフィシャル・サイトも開設し、"We Are One" のフリー・ダウンロード配信も始めており、アルバムの海外リリースに向けてプロモ活動もギアが入ってきた感じです。

アルバムを聴いて、リッチー・コッツェンのソロアルバムの路線上にある音楽だと感じました。リッチーのソロアルバムって素晴らしいでしょう、それを数倍パワーアップさせた音楽。

ビリーのベースがMR. BIGよりも大きく響いている(音デカイ)のですが、これがグルーブ感をグングン上げています。ドラムの存在感も大きいので、ギターが前に出たバンド音楽とは違う。ギターはちっとも出しゃばらないのですが、リッチーらしく、ロック~ブルース~フュージョンを行き来して、弾くときは凄いの聞かせてくれます。そしてもちろん、リッチーのヴォーカルがいいです。本当に声がいいし、歌が上手い。

一方で、このファースト・アルバムは3人で集まって、その場のケミストリーでどんどん作ったものの様なので、こういう出来なんだなぁと、ある種納得。
どの曲もいいのだけど、アルバム全体としての構成に単調さを感じる、とびきり光るサプライズがない、という辛口コメントも言いたくなる。プロデューサーは3人でやったようなのですが、3人に客観的な意見やガイダンスを出せるプロデューサーを次作ではお願いしたらどうでしょう。(予算の制約があるでしょうが)そうすればMR. BIGの"What If.."みたいな傑作が生まれてくるかも。

7月のライブではビリーとリッチーのユニゾンとか、3人のすごいジャムを聞かせてくれそうなのでワクワクです。3人それぞれのソロ・タイムもあるんだろうね、(そんなバンドあるのか?)アルバムには収録されなかったけど、カバー曲は何かやってくれるのでしょうか。うー楽しみだ。

それともう一つ。最新のバンド写真によると、リッチーが短髪にしてヒゲをきれいに剃っている模様。どうしたんだリッチー?!どんな心境の変化?これまでひたすらイイ男を髪とヒゲで隠し続けたリッチーだけど、ついに美男な自分との折り合いもついたのかしら?ライブでの楽しみがもう一つ増えました♪