以前はバッキングトラックの発売に後ろ向きだったジョー・サトリアーニですが、『Surfing With The Alien deluxversion』に続き、3枚のアルバムのバッキングトラックを11月にリリースすると発表しました。『Is There Love In Space?』『Black Swans and Wormhole Wizards』『Shapeshifting』を収録しています。
リミックスはサッチのキャリアを通しての盟友ジョン・カニベルチで、音源はサッチのシグネチャーJS型のUSBに収められるようです。詳細と購入はこちらで。
更に楽しみなことに、スティーブ・ヴァイ、フィル・コリン、サミー・ヘイガー、バンブルフット、フィル・キャンベル(Motörhead)、ラリ・バシリオ、アリッサ・デイ、ジョシュア・デ・ラ・ヴィクトリアがこのバッキングトラックを使っての演奏ビデオを公開してくれるようです。
現在のところ、ヴァイ先生とフィル・コリンの動画が公開されています。
ヴァイ先生の "Teardrops" はもうさすがの素晴らしさ!サッチ曲をヴァイ・ワールドに変換して美しい音楽で魅了してくれました。バッキングトラックの上でジャムするだなどというカジュアルなものでは全くなく、5トラックを入れての美しいハーモニーに感激です。
また、撮影場所のヴァイ先生自宅スタジオの背景には、誕生日にサッチから贈られたJSギターが背景に掛けられています。2人の友情が感じられてぐっときました。↓
ヴァイ先生がサッチにもらったギターの話は↓の過去記事でどうぞ。
フィル・コリンは "Nineteen Eighty" をプレイ。冒頭で「簡単なやつ送ってよ」とサッチに頼んでこの曲になったと話していますが、1980年のロックをイメージした痛快なこの曲のイメージがフィルに合っていて良いのではないかと思います。
フィルのギターがプラグインされていないのを指摘している書き込みを見かけますが、ギターと映像を別撮りするのなんて良くあることなので、別にいいじゃないかと思います。それより、前半でリードギターのパートを弾かずにコード弾いてるところで、そっち弾くんだ?と驚きました。後半になってやっとガツンとオリジナル・ソロを弾いてくれてほっとしました。普段ボーカル入りバンドの音楽をプレイしている人だけに原曲を大切にして、見せ所を心得た箇所で個性を加えるプレイということなのかな。
追記(9/25)
ロン・”バンブルフット”・サールが演奏した "Gnaahh" の動画が公開されました!
サッチの紹介文には「彼は完璧にユニークで、彼の歌も作曲もギタープレイも他の誰とも違う。彼のプレイした “Gnaahh” はクレイジーだ。私がプレイしたワーミー・ペダルのパートをそれなしで彼がどうキメているのか見てくれ」とあります。確かに、ロンさんが指ぬき技を使ってあのサウンドを創っている様子はオリジナリティとクリエイティビティの塊で、短い動画内で見せたロンさんの音楽センスに感嘆せずにはいられません!
インスタグラム上では、ヴァイ先生も「さすがロンだ。トンデモ素晴らしい!」と惜しみない賛辞をおくっていました。
ロンさん、最高にクールでユニークでクレイジーです!
今後公開される動画も楽しみです。